デス・アプリ 死へのカウントダウン
謎のアプリがインストールされたスマホの持ち主は、アプリを通じて死者の姿が見えるようになる。しかも、そのアプリを拡散しないとその持ち主は起動から24時間後に死んでしまうのだ。果たして主人公はこの死のアプリの呪いから逃れられるのか。なんか観たことあるような設定の糞つまらないイタリアホラー。ネタバレあり。
―2018年製作 伊 93分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:スマホアプリが拡散する「呪い」と「連鎖」を描くイタリアンホラー。携帯電話の中に覚えのないアプリを見つけたアージア。起動するとカメラ立ち上がり、そこにいるはずのない死者の姿が映し出された。さらに24時間の死のカウントダウンが開始され…。(KINENOTE)
あらすじ:誰も信じられなくなるー恐怖の【拡散】アプリ ある日、学生のアージアは携帯電話の中に身に覚えのないアプリを見つける。恐る恐るアプリを起動すると、そこには拡張現実ゲームのようにカメラが立ち上がる。そしてカメラに映し出されるのは、そこにいるはずのない死者の姿だった…。「死者の世界に接続する」アプリの機能には、タイマーが付いており24時間からカウントダウンが開始。制限時間を過ぎると自身の命を奪われてしまうことに気づく。24時間後に生き延びるためには、誰か他の人の携帯電話にこの呪いのアプリをダウンロードさせること。一体誰が何のために開発したアプリなのか。アージアは生き延びるために、この呪いの連鎖に強制参加することになるのだが…。(Amazon)
監督:アレッサンドロ・アントナチ
出演:キャロラ・クデモ/シモーネ・モレット/エリカ・ランドルフィ/アリス・ピアノ/ミコル・ダミアーノ
ネタバレ感想
アマゾンプライムで配信されたので鑑賞。もちろん、駄作覚悟、ぜんぜん期待しないで観たら、これがまた酷い。
呪いのアプリをスマホにインストールされちゃった持ち主は、それを24時間以内に誰かのスマホに拡散しなくちゃいけない。しかも、拡散したら死期が24時間延長されるだけで、要するに毎日その行為をしないと死んじまうという無理ゲーに巻き込まれてまうのだ。
自分の命を守るために誰かにその呪いを移さないといけないっていうのは『イットフォローズ』の設定を借りてきたんだろうね。それで面白ければいいんだけど、この作品は自己犠牲か、他人を犠牲にするのかというのが主人公のラストの選択にも影響してくるのに、その葛藤がうまく描けていないのか、全然心に残るものがない。
ネタバレすると、主人公はそれなりにまともな人間だったからか、死のアプリを拡散するのを止めて、飛び降り自殺しちゃうのだ。なかなか思い切った選択であり、そういうオチか! と思わせるラストではあったが、なんかその死体がずいぶんキレイでとても飛び降りしたとは思えない描写。チープなんだよね。
その他、呪いから逃れられずに犠牲になる人たちの死にざまも、詳細の描写がまったくないので、映像的なショッキングさが皆無なんである。
さらに言いたいのは、登場する役者さんたちがどいつもこいつも冴えないというか、画面映えしない人たちで、ダメだろこれは。
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