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映画『ワイルド・シティ 迷城』ネタバレ感想 つまらないよ、リンゴ・ラム(泣)

ワイルドシティ
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ワイルド・シティ

ショーン・ユーとか久しぶりに観たなぁ。最近は全然出演作に触れる機会がなかった。なんか、顔が変わった気がする。老けたようには見えないんだけど。ルイス・クーは本当にいろんな作品に出てるね。彼にも別に思い入れはないんだが、香港映画好きだし、2017年に公開された新作ってことで、ろくにパッケージも見ずにレンタルして鑑賞。そしたら、とてもつまらない作品でした(笑)。ネタバレあり

―2017年公開 香港 102分―

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解説とあらすじ・予告・スタッフとキャスト

解説:香港アクションの巨匠リンゴ・ラムが、ルイス・クー、ショーン・ユーと組んで贈るノンストップ・アクション。バーを経営するマンが、店で泥酔していた女を一晩泊めたところ、翌日、何者かがその女を車で連れ去る。マンは弟のチュンと共に追跡するが……。カーアクションから肉弾戦まで、ふんだんに盛り込んだ。共演は「タイガー・マウンテン 雪原の死闘」のトン・リーヤー、「GF*BF」のジョセフ・チャン。(KINENOTE)

あらすじ:バーを経営する元警察官のマン (ルイス・クー)は、店で泥酔した見知らぬ女(トン・リーヤー)を放っておけず、義母と弟のチュン (ショーン・ユー)が住むアパートに一晩泊める。ところがその翌日、女が何者かによって車で連れ去られてしまう。必死に追跡するマン兄弟との間で起こる大乱闘。その隙に姿を消す女。やがて、大金の入ったスーツケースを回収するため、女は再びマンたちに連絡を入れてきた。どうやらそれは、大陸の裏社会の金らしいのだが……。(KINENOTE)

(未体験ゾーンの映画たち)

監督・脚本:リンゴ・ラム
出演:ルイス・クー/ショーン・ユー/サイモン・ヤム

リンゴ・ラム監督はつまらない

バーを経営する元警官のマン(ルイス・クー)は、店で閉店間際まで飲み、泥酔していた女の身を案じて、世話になっているオバサンと弟分の家に彼女を連れていく。この女、なんだか訳ありで誰かから逃げているらしい。

彼女が何で逃げているかというと、何かの組織に渡るはずだった賄賂を盗んだから。てなわけで、マンと弟分のチュン(ショーン・ユー)は彼女を守るために騒動に巻き込まれることに…。

てのが大体のあらすじ。つまらんかったなぁ。もちろん個人的な感想なんだけど、リンゴ・ラムて名前は売れているけど、楽しかった~と思った作品を観た覚えがない。昔はジャッキー・チェンとかジャンクロード・ヴァン・ダムとかの主演作を撮ってたはず。あ、あとはタランティーノが元ネタにしたという『友は風の彼方に』があった。これは名作と呼ばれている彼の代表作。個人的には同時期につくられたジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』のほうが好き。

映画『友は風の彼方に』ネタバレなし感想 レザボアドッグスに影響を与えた一作
タランティーノの『レザボア・ドッグス』に影響を与えたと言われる、リンゴ・ラム監督の代表作の一つ。久しぶりに観たら古臭い感は否めないが、まぁそれは仕方ない。語らずとも通じ合う、男の友情が描かれている。ネタバレなし。 ―1991年公開 香 105分ー

拝金主義をディスりたかった?

何でこんなにつまんないんだろうか。マンは拝金主義的な世の中に嫌気がさしているようだ。それは冒頭とラストを見るとわかる。ではそれが作品全体に活かされているのかというと、そうでもない。一番敵対することになる、大陸から来た殺し屋集団みたいな奴らは最終的に自分たちの意地のために依頼を全うしようとするわけだし、マン達も最終的には金のために動いていない。

金で動いているのは、殺し屋たちの雇い主とか。そう考えてみるとこの作品は、汗を流して必死で駆け回っている奴らは金のために何かをしているんじゃないと言いたいのか。血がつながってなくても、同じ釜の飯を食った人間たちとの絆が大切なんだと言いたいのかもしれない。

それならそれで別にいいんだけども、仮にそれが言いたいにしては、描いている内容そのものにそのテーマを際立たせるような何かが欠落しているように思える。何がって言われたら答えられないんだけども、そう思う。

派手さも華やかさもない

では、そういう内容の映画でないとしたら、何を見せたかったんだろうか。偶然助け合うことになった男女3人組のつかず離れずの淡い友情と絆みたいな関係せいか、マンのように金に踊らされず、親父を手本に不器用でも信念を貫こうとした男の話か(作品が進むにつれて貫けなくなっているのは、香港映画ではよくあることだw)、マンとチョンの絆だったのか。

それとも、カーチェイスや肉弾戦、あとはラストに申し訳程度にある銃撃戦を見せたかった? それにしちゃあ、目新しいシーンもない。香港アクションでおなじみのシーンで面白がらせたないなら、もうちょっと工夫が必要ではないか。どんな工夫かと言われたら、もちろんわからないが(笑)。

肉弾戦見せたいなら、ルイス・クーが主役じゃダメだわな。せめて、『インビジブル・ターゲット』ではなかなかすごい格闘演技を見せていた、ショーン・ユーを主役にするべきだったのではないか。

主役の三人は貧乏だからなのか、ずっと着ている服がダサいから華やかさがない。マンは一応、バー経営をしているくらいなんだから、金はありそうなんだけどなぁ。序盤はキチッとした格好しててなかなかエレガントなのに…。別に豪華な服を着ていればいいってもんじゃないけど、主演3人の魅力が引き出されていないように感じた。ついでに言うと、サイモン・ヤムをわざわざあの役に使う意味もなかったような(笑)。

ラストまでどうでもいい内容

てなことで最後のほう、拉致されたオバサンを救うためのトランクを使ったトリックが何だかよくわからないし、そのトリックで女の身代わりに撃たれたのが誰だったのかもわからないし、別にわからなくてもどうでもいいやと思ってしまうくらい、どうでもいい内容だった。これは、香港映画の過去作品の面白い要素を詰め込んだ結果、つまらなくなってしまった映画だと思います。

2017年公開で面白い香港映画と言えば、もちろんこの2つ↓

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