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映画 未来戦記 ネタバレ感想 香港のSF作品 キャストが豪華なだけ

未来戦記
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未来戦記

近未来。環境汚染などでディストピア化した地球にエイリアンが現れてジタバタする香港のSF作品。キャストが豪華だけど、ぜんぜん面白くないです。ネタバレあり。

―2022年配信 香 112分―

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あらすじ・スタッフとキャスト

あらすじ:2055年、汚染と温暖化で荒廃した不毛の地球にエイリアン群「パンドラ」をもたらした隕石が墜落。市民を守るため香港軍は植物の遺伝子地図を手に「パンドラ」の破壊を試みるが失敗、陰謀が明らかになる。(Wikipedia)

あらすじ2:2055年。大型隕石が地球に落下した再出現し、数百万人の命を脅かす植物型生命体。だが皮肉にも、その生命体こそが、週末を迎えた世界で人類が生き延びる唯一の希望でもあった。(Netflix)]

監督:ン・ユェンファイ
出演:ルイス・クー/ラウ・チンワン/カリーナ・ラウ/フィリップ・キョン/ニック・チョン

ネタバレ感想

ネットフリックスで鑑賞。香港映画が好きだし、ラウチンワンが出てるってことで鑑賞した。主役を演じたルイス・クーはさすがに見飽きたのでどうでもいいが、ほかにもカリーナラウ、フィリップキョン、ニックチョンなど香港ではおなじみの役者が出てくるとこも良い。であるから観たんだけど、本当につまらない内容だったなぁ。

CGはそれなりに頑張っているようには見えるものの、話が全然面白くないし、アクションも別に目を引く部分がなくて、非常に残念な気持ち。香港映画はそれなりに好きなんだけど、過去にSF作品を観た記憶ってあんまりないなぁ。やっぱ、香港映画は香港の街並みが出てくるのが個人的見所の一つ。近未来が舞台のSFということもあって、そうしたシーンがないのも痛いね。

なんで話が面白くないかっていうと、ありがちな展開ばっかで予想を裏切られることがないってのが大きいかと。地球に現れたエイリアンが、大気汚染を浄化する役に立つっていう設定そのものはなかなか皮肉だなぁと思わせるんだけど、それくらい。

エイリアンの遺伝子を使って大気浄化作戦みたいな任務に主人公たちは着くわけだが、時間制限があって、任務失敗した場合は一帯を核で消滅させることになってる。

つまり、時間制限のある任務を完遂するってのが物語の大きな目的で、そこにいろいろのエピソードが入ってくるんだけど、既視感覚えるようなエピソードばっかりなのだ。例えば、ルイス・クーとラウチンワンの友情だとか、過去に確執があった仲間のフィリップキョンが加わってくるところとか、ルイス・クーは娘を亡くしたことを引きずってるんだが、それの代わりになるような少女を助ける役割を担うようになるところとか…。

そういう何かの作品で観たことがあるような話を入れるなら、せめてそれを楽しめるようにまとめてほしいんだけど、ただ、挿入してみました感にあふれてて、なんだか興ざめしちゃうんだよな。何でだろうか。そういえば、『ジュラシックパーク』や『スピード』のパクリ…というかオマージュみたいなシーンもあったけども、あれもなんだかねぇ…。

ついでに、ニックチョンは今作では悪者役。それはいいんだけど、彼が裏で主人公たちの任務を成功させないために妨害してることを知った主人公たちは、直接ニックチョンとコンタクトを取るわけだが、その前に直属の上司に報告しろや。現場から悪者を糾弾したせいで、強そうなロボット送り込まれて四苦八苦しちゃってるのが間抜けすぎ。当にキャストが豪華なのに、勿体ない。

パワードスーツ着てるラウチンワンってなんかカッコ悪いし、ルイス・クーは俺にとっては、いつ観ても、ルイス・クーでしかない。

こんなんだったら、『ガンヘッド』のほうが全然おもしろいぞ(笑)。

この作品はネットフリックスで鑑賞できます。

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