ルール
細部に突っ込みどころ満載ではあるが、最後まで楽しめるホラー作品。一応犯人の動機もはっきりはしているので、消化不良感はなく楽しめる。ネタバレあり。
―2000年公開 米 99分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:アメリカに流布する都市伝説そのままに起こる連続殺人に巻き込まれた大学生男女の恐怖を描いた学園スリラー。監督は本作がデビューとなる新鋭ジェイミー・ブランクス。脚本は新鋭シルヴィオ・ホルタ。撮影は『裏切りのKISS』(V)のジェームズ・クレッサンティス。音楽は「ワンダー・ボーイズ」のクリストファー・ヤング。出演は「ファイト・クラブ」のジャレッド・レト、「陽のあたる教室」のアリシア・ウィット、「ハード・キャンディ」のレベッカ・ゲイハート、「ゴールデン・ボーイ」のジョシュア・ジャクソン、「ウィシュマスター」のロバート・イングランド他。(KINENOTE)
あらすじ:ニューイングランド州の伝統あるペンドルトン・カレッジ。都市伝説を講議する民俗学のウェクスラー教授(ロバート・イングランド)の授業を受けるナタリー(アリシア・ウィット)と親友のブレンダ(レベッカ・ゲイハート)の周囲で、都市伝説そのままの連続殺人が巻き起こる。ドライブの最中バックシートに潜む何者かに惨殺されたミッシェル(ナタリー・グレッグソン・ワグナー)を皮切りに、車の屋根の上で首を吊られて死んだディモン(ジョシュア・ジャクソン)。ナタリーは学生新聞の記者をつとめるポール(ジャレッド・レト)の強引な取材を受けるうち、やがてブレンダにも打ち明けていない事実を告白。ナタリーはかつて友人との夜のハイウェイをドライブ中、対向車にライトを浴びせて事故を起こした過去があり、その友人こそ最初の犠牲者ミッシェルだったのだ。やがてルームメイトの少女トッシュも殺されるに及んで、ポールとナタリーは犯人をつきとめるべく行動を開始。その後開かれたパーティーの夜、学内の人気DJのサーシャ(タラ・リード)、疑惑を持たれていたウェクスラーも殺された。ナタリーはついに姿を現した意外な犯人と対面。犯人はブレンダだった。実は彼女はかつてナタリーが起こ(KINENOTE 原文ママ)
監督:ジェイミー・ブランクス
出演:ジャレッド・レト/アリシア・ウィット
ネタバレ感想
『スクリーム』や『ラストサマー』のような雰囲気のある、都市伝説に絡めた学園ホラー。両作品の少し後に製作されたようで、その陰に隠れてか、存在を知らなかった作品。けっこう続編がつくられているので、それなりに人気のシリーズだったんだろうか。
真犯人が判明したときは、なるほどそういうことかと、動機も鮮明ではあったので納得した。でも、細部の至るところに突っ込みたい部分はある。
例えば、冒頭、主人公と友人がおまじないみたいのを5回唱えたあとに聞こえてくる人の声。あれなんなん? あと、そもそもの噂の元になっている教授がかかわった事件が何だったのかよくわからない。さらに、主人公と同部屋の女の子は自殺と警察に判断されてたが、首絞められてたんだから、どう考えても他殺の証拠残っちゃうと思うんですが。どんだけ警察無能なんだよ。ついでに、冒頭のガソリンスタンドの惨劇、後ろに誰か乗っているなら直接そういえばいいと思うんだけどねぇ。まぁ、そんなところ突っ込んでも仕方ないんだけど(笑)
てなわけで、ほかにも粗をさがしたら幾らでも出てきちゃう内容だけども、この手のホラー作品としてはそれなりに楽しめる出来であるのは確か。特に、物語中に散見される、いきなり人が現れるドッキリシーンは、それなりの効果がある。俺はドッキリした(笑)。
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