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映画『タイム・ワープ』ネタバレ感想 東西ドイツの時代が少し勉強できます(笑)

タイムワープ
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タイム・ワープ

時間移動の映画が好きなので鑑賞。主人公がタイムスリップするのは1984年のドイツ。そういえば、当時のドイツってまだ東西に分かれてたんだよなぁ。壁が崩壊する前の東ベルリンがどんな場所だったのかってのは伝わってきて、少しだけ勉強になった(笑)。

ー2009年製作 独 97分―

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解説・スタッフとキャスト

解説:過去と現在のドイツを舞台に展開されるSFサスペンス。25年前から続く連続猟奇殺人事件の犯人に妻を誘拐された刑事のマイクは、追跡中に強烈な光に包まれ84年の東ベルリンにタイムスリップしてしまう。運命を変えるため、彼は執拗に事件を追うが…。(KINENOTE)

監督:ヨルゴ・パパヴァッシリュー
出演:シュテファン・ルカ/ミナ・タンデル/ペトラ・クライネルト/ミヒャエル・グヴィスデク

感想

妻を誘拐した連続殺人犯を追っていた主人公が、地下鉄の線路上で偶然タイムスリップ。25年前に移動しちゃう。連続殺人犯は過去でもすでに殺人を犯していたので、過去で犯人を捕まえることで、未来の犯人が行ういくつかの殺人と、誘拐されている妻を救おうとする話。

内容はどうかというと、つまらなくはないです。だけど、おもしろくもない。突っ込みたくなっちゃうシーンがけっこうあるので、その辺をスルーできないと最後まで観られないかも。

ネタバレ

で、ネタバレすると、犯人は過去世界の少佐の息子である。現在では建築局かなんかで役人をしているヤツ。彼は過去、西側の思想や生活にあこがれたり、壁を越えて逃げようとしたりしてる東側の人間を摘発する粛清野郎。頭がイッちゃってるので、現在に続くまで東側の人間としての思想を持っていて、西っぽいやつらを捕らえては殺し続けていたのだ! …たぶん。

にしても、東西統一されて社会主義じゃなくなったんだから、ドイツ人はみんな西っぽい考え方の人間しかいない。なのに、犯人は25年間で6人しか殺害してないって考えると、数としてはそんな多くないよな。実は優しいのかも、こいつ(笑)。もしかしたら、俺の理解が間違っているのかもなぁ。

まぁでも、正直その辺の細部がわからんくても、それなりに観られちゃう内容だからどうでもいいと言えばどうでもいい。

そもそもこの映画、時間移動系の内容ではあるものの、細かい矛盾点とか疑問点を言い出したら、物語として成り立たない類の作品なんである。たとえば、主人公はなぜタイムスリップできちゃったというかしちゃったのかはようわからん。

そして、何で25年前に移動したのに、現在と同じ名前の刑事として過去に仕事があるのが意味不明なんである。同姓同名、しかも警官だった男の体に乗り移った? と考えるのが適当そうだが、そんなことあり得ないだろ。ともかくその辺の説明は一切なし。ある意味では一番の謎である。

他にも変なところいっぱいあるけど、突っ込み続ける気にはならないし、ほめるところもないという、中途半端な普通の映画でした。

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