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映画 ギシリャに消えた嘘 ネタバレ感想 ヴィゴモーテンセンは悪役面

ギリシャに消えた嘘
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ギリシャに消えた嘘

この作品の原作者は、アラン・ドロン主演の『太陽がいっぱい』の原作も手がけた人らしい。物語の主な舞台は1960年代のギリシア。ついこないだ(2018年8月)行ってきた国なので、なかなか親近感を持って鑑賞できた。内容を楽しめたわけではないけど。ネタバレあり。

―2015年公開 英=仏=米 96分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:パトリシア・ハイスミスの小説『殺意の迷宮』を映画化したサスペンス。過って殺人を犯し、逃避行を繰り広げる夫婦とその知り合いの青年が辿る運命を描く。出演は「危険なメソッド」のヴィゴ・モーテンセン、「メランコリア」のキルステン・ダンスト。「ドライヴ」などで脚本家として活躍してきたホセイン・アミニが初監督に挑戦。(KINENOTE)

あらすじ:1962年。ギリシャのアテネでツアーガイドをしているアメリカ人青年ライダル・キーナー(オスカー・アイザック)は、パルテノン神殿を訪れた際、優雅な装いのアメリカ人夫婦、チェスター・マクファーランド(ヴィゴ・モーテンセン)と若く美しいその妻コレット(キルステン・ダンスト)と知り合う。コレットの依頼でガイドを引き受けたライダルは、夫妻と夕食を共にして、楽しいひと時を過ごす。その夜、夫妻の元へ1人の探偵が訪ねてくる。実はチェスターは、ニューヨークで裏社会の連中を相手に投資詐欺を働き、大金を奪って逃亡中だったのだ。揉み合いの最中、誤って探偵を殺害してしまったチェスターは、偶然ホテルにいたライダルに嘘をつき、協力を要請。やむなくライダルは偽造パスポートの制作を知人に依頼し、後日、クレタ島で受け取る段取りを整える。アテネを脱出し、船とバスを乗り継いでクレタ島に向かう途中で身の上話を語り合う3人。しかし、親しげにコレットと接するライダルに嫉妬の炎を燃やしたチェスターは、次第に酒を飲んで粗暴な言動を繰り返すようになってゆく。一方、ラジオのニュースでチェスターが探偵を殺害した事実を知ったライダルは、正当防衛が認められるからと自首を勧めるが、相手にされない。逃亡を助けて共犯者となったライダルも、既に後戻りできない。そんな2人の男の微妙な緊張関係は、チェスターとコレットの夫婦仲にも深い溝を生じさせてゆく。遂に夫婦を殺人容疑で指名手配した警察が大規模な捜査を開始。そのプレッシャーに耐えかねたコレットは、衝動的にバスを降りてしまう。港を目指して、荒涼とした大地を歩き続ける3人。ところが夜、雨宿りのため立ち寄ったクノッソスの遺跡で、コレットに悲劇が降りかかる。やがて厳重な警察の包囲網を潜り抜け、トルコのイスタンブールへ辿り着いた彼らを待ち受けていたのは、思いもよらぬ残酷な運命だった……。(KINENOTE)

監督・脚本:ホセイン・アミニ
原作:パトリシア・ハイスミス:(「殺意の迷宮」 (創元推理文庫))
出演:ヴィゴ・モーテンセン/キルスティン・ダンスト/オスカー・アイザック

ネタバレ感想

ヴィゴ・モーテンセンって、俺の中ではチンピラとか世捨て人とか暴力人間とか腹に一物抱えている感じの曲者を演じている印象が強い。悪者面だ。で、本作でも富豪なのかと思わせておいて、投資詐欺を行っている詐欺師(笑)。

その詐欺師が、観光ガイドをしながら、知り合った観光客を相手にケチな金額を搾取して小遣い稼ぎをしている若い詐欺師に奥さんを取られちゃいそうになる話--というのが大筋だろうか。

結構評価の高い作品みたいだけど、別に楽しめなかった。俺がキルスティン・ダンストに魅力を感じられないからだろうか。彼女の演じる人妻=コレットをライダルは憎からず思っていたようだけど、最初にカモにしていた女性のほうが、よっぽど美人だったけどなぁ(笑)。

ライダルは親父と確執があったのか何なのか、反発しているうちに当の父が亡くなっちまって、いろいろ葛藤がありそうだったけども、チェスターたちと関わることで、何かが変わったのだろうか。よくわからない。

ラスト、チェスターはライダルに罪がないような証言をしてこの世を去る。だからこそ、邦題は『ギリシャに消えた嘘』なのかな? でも、彼が死んだのってイスタンブールだったよな。だから、ラストの言が嘘なのではなく、ギリシャの地でチェスターがライダルに放った数々の言葉の中にあった嘘が消えたということ??? なんだかよくわからん。けどまぁ、いいか。

撮影場所(たぶん)について余談

チェスターがライダルから監視されているように感じた、序盤のあのカフェ。こないだ旅行したときにビール飲んだ店にめちゃくちゃ似てた。たぶんあの場所で撮影したんだろうなと思う。

サーバーじゃなくて普通に瓶からグラスに注いでるのに、生ビールみたいな感じでおいしく飲めた。あれはスタッフのおじさんの腕がいいからであろうと感心したのでよく覚えている。気さくでいいオッサンであった――という余談でこの感想を終える。

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