デイライト
久しぶりに鑑賞。海底トンネル崩落事故が起こり、トンネルの中に残された人たちとスタローンが必死こいて脱出を試みるパニックムービー。ネタバレあり。
―1996年公開 米 115分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:海底トンネルの大事故に遭遇した人々と、彼らの救出に向かった元救助隊員の決死のサバイバルを描いたパニック・アクション超大作。監督は「ドラゴンハート」のロブ・コーエンで、エグゼクティヴ・プロデューサーのラファエラ・デ・ラウレンティス、撮影のデイヴィッド・エグビー、音楽のランディ・エデルマン、美術のベンジャミン・フェルナンデス、編集のピーター・アマンドソン、衣裳のトーマス・キャスターライン、特殊効果・メカニカル効果のキット・ウェストはコーエンの前作に続いて参加。脚本は「エルム街の悪夢5ザ・ドリーム・チャイルド」のレスリー・ボーム。製作は「戦火の勇気」のジョン・デイヴィスとジョゼフ・M・シンガー、デイヴィッド・T・フレンドリーの共同。視覚効果監修は「キャスパー」のスコット・ファーラーとジョー・レッテリがつとめ、彼らの所属するILMが担当。主題歌はブルース・ロバーツとドナ・サマーのデュエットによる『Whenever There is Love』。主演は「暗殺者」のシルヴェスター・スタローン。共演は「ヒート」のエイミー・ブレネマン、「ライジング・サン」のスタン・ショウ、「カリートの道」のヴィーゴ・モーテンセン、「ウッディ・アレンの重罪と軽罪」のクレア・ブルーム、「クルーレス」のダン・ヘダヤ、そして「ロッキー5」にも出演したスタローンの実子、セイジ・スタローンほか。(KINENOTE)
あらすじ:アメリカ最大の都市、NYのマンハッタン島とニュージャージーを結ぶ海底トンネル。夕刻のラッシュアワー時に逃走中の暴走車が起こした事故がトンネル内の車に次々と飛び火し、危険な産業廃棄物を運搬中の車も巻き込まれて大爆発が発生。トンネルの出口は塞がれ、数百人の人々が中に閉じ込められた。紅蓮の炎は人々を焼き尽くし、有毒なガスと煙がトンネル内に充満する。逆巻くハドソン川の下、もろくなったトンネルは急速に崩落を始め、生存者たちの生命は風前の灯火だった。すぐさまEMS(緊急医療班)が出動するが事態は悪化する一方で、内部の酸素はあと3時間しかもたない。偶然、現場付近に居合わせたタクシー運転手で元EMSのチーフだった男、キキット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)は、交通局司令室のバセット(バリー・ニューマン)、かつての同僚で現在はEMSの副隊長のフランク(ダン・ヘダヤ)を説得し、事故現場へ危険も顧みずに飛び込む。以下略。(KINENOTE)
監督:ロブ・コーエン
出演:シルベスター・スタローン/エイミー・ブレネマン/スタン・ショウ/ヴィゴ・モーテンセン
ネタバレ感想
トンネルという狭い場所で起きた災害から、いかに脱出するかに焦点を当てた佳作であり、さまざまな選択を迫られつつも他のメンバーを導こうとするスタローンの姿は、『ポセイドンアドベンチャー』の牧師に通ずる部分があるなぁと感じた。
一番ハラハラさせられたのは、スタローンがトンネル内に身を投じるために、巨大な通風孔をひとつずつ潜り抜けて奥に進んでいくシーン。あんなん怖くて嫌だ。
ラスト、どう考えてもイイ仲になるだろうと予想できるヒロインとスタローンはトンネルから決死の脱出を試みる。それがなんと、爆薬でトンネルの壁を破壊し、その勢いで海上まで浮上しようという、わかるようでよくわからん作戦だ。で、見事作戦成功(笑)。
なら、最初からそれやっとけよ。今までのジタバタは何だったのかと思わずにはいられない。もしかしたら、かなり生還率が低い作戦だったが、望外の幸運で、奇跡が起こったってことなんだろうか。
と、腐しているけども、このブログでよく紹介している規模だけでっかくて中身はショボすぎる糞ディザスターパニックの面々と比較すれば、この作品は圧倒的に面白い。…映画としては。前述の糞ディザムービーの面々は、最初から映画としての面白みを期待しないで観ているので、ある意味ではジャンルが違うんだけど(笑)。
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