ザ・レイド GOKUDO
前作で何とか生き残った主人公。潜入とはいえ、今度はムショ暮らしをするはめに。臭い飯をくいながら、あるマフィアの若頭に取り入り、組織に入り込もうと試みる。ネタバレあり。
―2014年公開 印尼 146分ー
解説:世界に衝撃を与えたインドネシア産アクション「ザ・レイド」の続編。壮絶な死闘から生き残った新人警官が、今回はマフィアと汚職警官、日本のヤクザの抗争に巻き込まれていく。前作に続き、監督はギャレス・エヴァンス、主演イコ・ウワイス。共演は「舟を編む」の松田龍平、「gift」の遠藤憲一、「KILLERS キラーズ」の北村一輝。(KINENOTE)
あらすじ:インドネシア・ジャカルタ。新人警官ラマ(イコ・ウワイス)は、最強武術“シラット”を駆使し、マフィアとの壮絶な死闘で生き残るが、警察組織の大規模な腐敗に直面していた。そんな中、政治経済を牛耳るインドネシア・マフィアの利権を後藤組組長(遠藤憲一)とその息子ケイイチ(松田龍平)、後藤の片腕リュウイチ(北村一輝)ら在インドネシアの日本ヤクザが虎視眈眈と狙っていた。マフィアの勢力を略奪しようと暗躍するヤクザたち。さらに汚職警官を交え三つ巴の抗争が勃発する中、ラマはそこに単身乗り込んでいく……。(KINENOTE)
監督・脚本:ギャレス・エバンス
出演/イコ・ウワイス/アリフィン・プトラ/オカ・アンタラ/ティオ・パクサデウォ/松田龍平/遠藤憲一/北村一輝/アレックス・アッバド
ネタバレ感想
適当なあらすじ
今作は、前作のラスト直後くらいな感じで物語が始まる。せっかく生き残ったラマ(主人公)の兄ちゃんは物語冒頭で、今回の黒幕となる組織につかまってて、撃ち殺されちゃう。前作は異常な耐久力で生き抜いた彼ではあったが、さすがに側頭部を至近距離からショットガンで打ち抜かれてはあの世に旅立つしかないだろう(直接死んだ描写はないけど)…あばよ。
で、ラマは警察内部の汚職を捜査してる上司に説得(強要)され、今度は潜入捜査官としてバンドン親分が率いるマフィア組織に潜入を命じられる。そのためにまずはムショに入り、バンドンの息子のウチョ(確か)の信頼を得るミッションを遂行することに。
で、いろいろあって、ウチョの信頼を勝ち得たのはいいけど、妻子ある身なのにもかかわらず2年間もムショで臭い飯を食い続けることに。…気の毒。
2年後、晴れてシャバに戻ったラマは、ウチョの仲介でバンドン親分との面会が叶い、彼の組織の一員となるのであった。で、その後いろいろあって、ラマが大暴れするストーリーである(適当すぎw)。
すごいんだけど、何か足りない気が
一作目と比べると、だいぶ物足りない感じがした。アクションは相変わらずすごいんだけども、攻守のバリエーションが少ない格闘術なのか、ちょっと飽きちゃったな。
格闘担当の敵役は、バットとトンカチ、ステゴロの3名。前回の敵とは異なる個性があって、その辺はなかなかよかった。けども、前作の敵の人が強すぎたせいか、ステゴロとのラストバトルも結構あっさり片付いてしまった感がある。やっぱり、すごいんだけど何かが物足りないような。前作の強者も別人役で出演してるんだけど、噛ませ犬みたいな感じですぐ退場しちゃうし。
日本の役者、セリフが聞こえない
ついでに、日本のヤクザは出す必要あったんだろうか。なくても話は成り立たせられたように思わんでもない。てゆうか、三人ともボソボソ喋ってて何いってるのか聞こえないんだよな。彼らのセリフにも字幕つけてほしいくらいだ。邦画でもよくあることだけど、なんで日本の役者のセリフってあんなに聞き取りづらいんだろうか。
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