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映画 シャドーオブナイト ネタバレ感想 血みどろ 格闘グロアクション

シャドーオブナイト
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シャドー・オブ・ナイト

主人公は『ザ・レイド』で警察側の隊長を演じていた人。本作では中国マフィアのトライアドの6大海とかいう元幹部の一人ってことで、作中ではヒーロー側だけども社会的には悪人と言える役柄を演じている。本作のすごいのは、何と言っても容赦なしの血みどろ格闘アクションにある。グロ耐性ないとけっこうキツイかも。ネタバレあり。

―2018年製作 尼 120分―

あらすじ:ある日少女の命を見逃したため、組織から追われる身になった元トライアッドのエリート殺し屋。少女を守るため、残虐な闇社会を敵に回し、凄惨な闘いに身を投じる。(Netflix

監督・脚本:ティモ・ジャイアント
出演:ジョー・タスリム/イコ・ウワイス/アシャ・クニェリ・ベルムデス/ジュリー・エステル/サニー・パン

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ネタバレ感想

適当なあらすじ

香港を拠点とするトライアドは中国名で三合会。実在するマフィアだ。この作品の6大海てのは、ゴールデントライアングルで精製した麻薬を各地に送り出すための、密輸ルートを守る幹部の名称らしい。で、その6つのルートの中のどこだか忘れたけど、主人公のイトウ(日本人?)はどっかを守っていたようだ。

彼の担当地域の中で組織のブツを横流ししていた漁師がいて、見せしめのために村人ごと粛清したはいいけども、生き残った少女を殺すことができず、イトウは地元の友人たち(こいつらは地元で犯罪組織を運営している)を頼って逃亡を図るのである。つまり、組織を抜けたってことだと思われる。

そしたら、組織の追っ手がウジャウジャやってくるのだ。覚悟してたとはいえ、地元の友人たちと敵対している組織も動かして、ともかく大量に敵が襲ってくる。いったいどうなってしまうのかーーというのが適当なあらすじ。

日和見アリアン

個人的に一番面白かったのは、イトウやイコ・ウワイス扮するアリアンのアクションシーンよりも、彼らの地元の友人2名、ボビーともう一人(名前忘れた)の奮闘ぶりがかっこよかった。だから死んじまったのが残念。

ちなみに、イトウがそもそもトライアドに加入したのは、ボビーがドラッグ販売に手をつけたせいだったか、つけようとしてたかららしい。何でそれでイトウがトライアドに組織を移したのか、俺にはよくわからんかったけども、そのときに彼と行動を供にしたのが、アリアンだ。

彼はイトウに対して友情もあったんだろうが、どちらかというと、野望があったからトライアドに行くことを望んだようだ。で、彼も出世してイトウと同じく6大海の一人になる。さらに上も目指していたぽいけども、イトウが組織を抜けたことで、彼もイトウ抹殺に参加せざるを得なくなる。

ところが、一応友達だから彼らを助けたいような気もしてて、彼の行動が地元組織のアジトをトライアドに特定される原因にもなっている反面、イトウたちが匿っている少女を逃がすことにもなり、ともかく日和見野郎みたいになっちゃっているのが、アリアンである。

残酷グロ描写満載の血みどろ格闘アクション

まぁ結局このアリアンとイトウは血みどろの殺し合いをすることに。血みどろと言えば、本作は他の格闘アクションよりも残酷グロ描写が多く、ともかく血が飛び散るのは当たり前。内臓がドロりんちょしたり、頭がパックリ脳みそ飛び出たり(直接そういう描写があったかは忘れたが、それに近いグロさ)、血反吐や骨折どころの騒ぎじゃない格闘が繰り広げられる。武器もなんだか殺傷力高そうなの使う輩が多くて、ともかく痛そう。そこが本作の見所にもなっているので、血まみれ残酷描写苦手な人には、けっこうキツイかも。

じゃあ、俺はこの作品を楽しんだかというと、その血みどろぶりにはなかなか関心したけども、突っ込みどころありすぎな設定が気になったし、トライアドのボスや6大海が全員出てくるのかと期待させといて出てこないところとか、なんか物足りなさも感じた。

そういうのではなく、イトウや地元の友人と、敵対することになったアリアンとの反目具合や彼らの心の葛藤が描きたかったのかというわけでもなさそうだ。その辺の内容は結構薄い。だから結局、格闘シーンを楽しむしかないわけで、そこは確かに楽しかったので満足ではあるものの、やっぱり何かの物足りなさはある。

イトウがあんま強くないような

で、その物足りなさは何かと考えるに、イトウがあんまり強くないからではないかと思った。アクションとかすごいし、耐久力は超人的なんだけど、何か頼りないのである。彼を助けてくれる謎の女性が登場するんだけども、彼女にも負けちゃってるしね。

彼が頼りないから、ラストのアリアンとの戦いもなんか、興奮してこないなぁと思っちゃって、それまでの過程のほうがよかったなと思った。

その過程で描かれる面白いシーンが、前述した地元の友達の奮闘ぶりと、イトウよりも強い謎の女性の活躍である。この女性はなかなか美人であるし、強い。だが結局、何者だったんだろうか?? 説明されるシーンあった? だとしたら、俺が眠っていただけかもしれない。

まぁいずれにしても、この女性は強くてカッコいいし、美人だ(しつこい)。特に敵の6大海の3番目と5番目(確か)の2人を相手にして勝っちゃうところなんて、見所です。彼女の活躍を見ていて、俺が昔鑑賞していた頃の香港映画やアクション映画に登場していた、シンシア・ラスロックを思い出した。あとはミシェル・ヨーとか。

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脇役の活躍のほうが楽しめた

てなことで、主人公の役者さんとイコ・ウワイスに期待していたものの、楽しめたのは脇を固める人たちの活躍シーンだった。

この作品はネットフリックスで鑑賞できます。

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