ゾンビ・サファリパーク
ゾンビをハンティングするテーマパークとは笑える。だがしかし、物語中でハンティングされるのは当然人間たちです(笑)。ネタバレあり。
―2017年 英・西 90分―
解説とあらすじ
解説:「アウトポスト BLACK SUN」のスティーヴ・バーカー監督によるホラー。ゾンビを孤島に隔離して狩りを楽しむアトラクションが人気を集める近未来。メラニーと夫ルイスがゾンビ狩りをしていると、何者かがシステムに侵入し、ゾンビが島中に放たれる。出演は、「ファイナル・アワーズ」のジェシカ・デ・ゴウ、「ベルファスト71」のマーティン・マッキャン、「96時間 レクイエム」のダグレイ・スコット。未体験ゾーンの映画たち 2017で上映。(KINENOTE)
あらすじ:20億人が犠牲となった人類とゾンビの戦争から7年後、生き残ったゾンビを孤島に隔離して、ハンティングを楽しむ“リゾート”というアトラクションが高級な娯楽として人気を博していた。戦争で父を失ったトラウマを克服するためにリゾートを勧められたメラニー(ジェシカ・デ・ゴウ)は、夫のルイス(マーティン・マッキャン)を伴い参加する。しかし、何者かがリゾートのシステムに侵入し、ウィルスを仕掛ける。そのため、対ゾンビセキュリティが制御不能となり、ゾンビが島中に解き放たれる。しかもブリムストンプロトコルが発動され、自動的に島は5時間後に戦闘機で空爆されることに。その頃、何も知らないメラニーたちツアー客は、野外キャンプでゾンビ狩りに興じていた……。(KINENOTE)
予告・スタッフとキャスト
(ナタリー)
監督:スティーヴ・バーカー
出演:ジェシカ・デ・ゴウ/マーティン・マッキャン/ダグレイ・スコット
ミイラ取りがミイラになる話
設定に魅かれて鑑賞したものの、ハラハラもドキドキもせず、淡々と劇終を迎えた(笑)。なんか暗いところで主人公たちがジタバタしてるだけ。パークの広さもあんまよくわからんし、ハンティングを楽しむ描写もほとんどなく、セキュリティがダメになってゾンビが襲ってくる展開。スピーディではあるが、面白味は少ない。
主人公は過去のゾンビとの戦争でトラウマをかかえており、それを克服するためにゾンビ狩りに出るという、ショック療法みたいなもんか。旦那のススメだったようで渋々訪れたようだったが、この旦那がなかなかのクズ人間。頼りになるのは別のオッサンで、こいつは最後までかっこいい奴だった。しかし、何者だったのかよくわからない(笑)。
5時間後の空爆時、主人公の女性はダッシュして海に飛び込むわけだが、どう見ても爆風にさらされてるだろ、あれ(笑)。あの辺のチープな描写はなんとかならなかったのか。
というわけで、ゾンビ映画好きな人は観ると思うが、ハラハラドキドキ娯楽作品を楽しみたい人には、オススメはできないです。
↓ヘンテコゾンビ映画の記事
コメント