グッバイ、リチャード!
―2020年公開 米 91分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:ジョニー・デップが余命半年の大学教授を演じたドラマ。美しい妻や娘と幸せな生活を送っていた大学教授のリチャードはある時、突然の余命宣告を受ける。さらに、妻から上司との不倫を告白された彼は、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心するが……。共演は「ゾンビランド:ダブルタップ」のゾーイ・ドゥイッチ、「ワンダーウーマン」のダニー・ヒューストン。(KINENOTE)
あらすじ:“余命180日です”。突然の余命宣告により、博学でエレガント、真面目な夫として、美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていた大学教授・リチャード(ジョニー・デップ)の人生は一変。追い討ちを掛けるように、妻に上司との不倫を告白され、それまでの平穏な日常が突然、予期せぬ展開を迎える。死を前に怖いものなしになったリチャードは、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心。あけすけな物言いをするようになり、授業中に酒やマリファナを楽しみ始める。ルールや立場に縛られない新しい生き方は、リチャードにこれまで感じたことのなかった喜びを与え、人の目を気にしないその型破りな言動は、次第に周囲に影響を与えてゆく。だが、リチャードの“終わりの日”は着実に近づいていた……。(KIENOTE)
監督・脚本:ウェイン・ロバーツ
出演:ジョニー・デップ
ネタバレ感想
ジョニーデップが主演してるってことでレンタルで鑑賞。最近、あんまり新作に出てないなって思ってたら、この作品は去年(2020年)やってたみたい。まぁでも、あらすじを観る感じ、内容はそれなりに想像ついちゃうよね。
それはよいとして、ジョニデはこういうヤサグれた感じの役に本当に合ってると思うし、かっこいい。今作での彼は英文学の教授だが、例えば世捨て人みたいな作家の役柄だった『シークレットウィンドウ』なんかは、内容は全然面白くないんだけど、彼を観てればなかなか楽しめるし、いかがわしい古書探偵を演じた『ナインスゲート』なんかも、内容はさほどでもないんだが、彼の一挙手一投足見ているだけで楽しめる不思議な作品だった。あとは、梅毒の貴族を演じた『リバティーン』は役柄も内容もよかったなぁ…。
俺はジョニーデップが好きで、一時期彼の作品をたくさん見ていた。その中で、今作のジョニデは俺の好む役柄に近い感じだったので、久しぶりに彼の出ている作品を楽しく観られた。彼の演じる教授はセリフにユーモアや皮肉があり、笑える。
話自体はありがちというか、死期を悟った人間がこれまでの生き方に疑問を持ち、残りの時間を有意義に過ごそうとする中で、家族や仕事や友人との関わり方を変えていく展開。そんで、そうやってるうちに自分自身にもあらたに学を得ることがあったり、家族との関係も変わったり、そして何より、人生の素晴らしさに改めて気付かされたりーーという。
この映画の表現してること自体はありふれてて目新しさもなんもないけども、時折こういうもんに触れておくと、自己の生活を顧みることにもつながるので、やっぱ見てよかったな。
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