スポンサーリンク

映画 サンズオブザデッド ネタバレ感想 薬中女の成長を描いたゾンビ作品

サンズオブザデッド
スポンサーリンク

サンズ・オブ・ザ・デッド

人間がゾンビ化した土地から逃れるために恋人と国外脱出を図った女性が、道中で恋人を殺したゾンビにストーカーされるうちに母親として成長していくことになる珍作。ネタバレあり。

―2015年制作 米 92分―

スポンサーリンク

解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ゾンビが蔓延した終末世界を描くサバイバルホラー。ゾンビの脅威にさらされた町から脱出するため、モリーは恋人のニックと共に飛行場へ向かっていた。しかし道中、ニックがゾンビに食い殺され、モリーはたったひとり砂漠に取り残されてしまう。(KINENOTE)

あらすじ:ゾンビが蔓延した終末世界――。ゾンビの脅威にさらされた町から脱出するため、モリーは恋人のニックとエアフィールドへ向かっていた。しかし道中、ニックが無残にもゾンビに食い尽くされ、モリーはたった一人、貪欲なゾンビと共に砂漠に取り残されてしまう。ゾンビの動きは鈍く、容易く逃れることに成功したモリーだったが、そのゾンビは眠ることもなく、ただひたすらモリーの後をつけ回す。砂漠での過酷な状況下、モリーの体力は消耗し切り、わずかな食糧も底をつき始め…。(KINENOTE)

監督:コリン・ミニハン
出演:ブリタニー・アレン

ネタバレ感想

なんともヘンテコなゾンビ作品。大量のゾンビが襲ってくる中でジタバタするような基本路線の話ではない。いろいろあって、主人公のモリ―は、恋人を殺したゾンビに砂漠の中を執拗に追いかけられるのである。

最初のうちはただ逃げるだけで、ともかく退屈。砂嵐に襲われて以降は、彼女以外の人間も出てき始めて、少し物語に違いが生まれ始める。最初に出会った人間は、刑務所を脱走してきた犯罪者で、こいつらにレイプされそうになるモリ―。その窮地を救ったのは、ストーカーゾンビのスモールディックだった。救ったというよりスモールは人間が食いたかっただけだが、それを境にモリ―は頻繁にスモールに話しかけるようになり、あろうことか、紐で岩に括りつけて動けなくしていたスモールを解放してまうのである。

さらには、軍隊が救ってくれると言ってるのに、スモールをかばって軍人を追い払う始末。これは冒頭からたびたび挿入されていた息子の描写でわかるように、彼女はスモールに情が移ったのか、ともかく母性のようなもんを感じ始めたらしく、あげくには、スモールに噛まれた指を詰めちゃうくらいの根性を発揮し出す。

そして、飛行場で待っていた仲間のもとにたどりつき、メキシコへおさらばするのかと思いきや、彼女は息子を育ててくれている姉の家にかけつけ、息子を救出する作戦を決行するのである。

いろいろあって、見事息子を救出したモリ―は、冒頭のアバズレ薬中バカ女ではなく、一人の母親へと成長してラストを迎える。

その後、モリ―と息子がどうなったかはわからんところで、物語はおしまい。

ゾンビに情が湧いてきて、主人公の成長につなげていく展開にはなかなか驚いたし、ツッコミたい部分はそんなにない作品だが、内容がさして面白くないというところが残念な珍作であった。

映画 ゾンビの中心で、愛をさけぶ ネタバレ感想 ラブロマンスなラスト
ゾンビパニックものではなく、ゾンビ世界で生きる夫婦が、壊れた絆を取り戻していくラブロマンス作品。まぁラストはそうなるよなって感じの内容です。ネタバレあり。 ―2019年公開 丁=瑞 95分―
映画『アローン・イン・ザ・ゼット』ネタバレ感想 異色のゾンビスリラー
これは何とも不思議な、異色のゾンビスリラーである。ただそれは、褒め言葉ではない(笑)。ネタバレあり ―2016年製作 米 98分―
映画『高慢と偏見とゾンビ』ネタバレ感想 何がしたいのかよくわからん
ホントにゾンビ映画って多彩だよなぁ。リンカーンがゾンビと戦うトンデモない作品があったかと思えば、本作は小説の古典的名作『高慢と偏見』がもとになっているらしい。原作は未読なんで比較はできないが、高慢と偏見に満ちた人たちの恋愛映画です。ネタバレあり。 ―2016年 米=英 108分―

コメント

タイトルとURLをコピーしました