アイランド・ゼロ
水産資源が豊富に獲れる孤島の漁村で、突如漁業が壊滅状態に。それどころか、電気も来なくなり、本土を行き来する定期船もやってこない。残された住民らがジタバタしていると、そこへ謎の生命体が襲ってくるモンスターパニック。ネタバレあり。
―2018年製作 米 101分―
解説・スタッフとキャスト
解説:フェリーとの連絡が途絶え、突然、世界から切り離されてしまったアメリカ・メイン州沖の漁村。電話もネットも使えなくなり、本土へ向かった船も戻ってこなくなる。海洋沖で何が起きているのか、島で何が起ころうとしているのか?隔絶された孤島を舞台に巻き起こるサスペンス・スリラー!(Amazon)
監督:ジョシュ・ジェリッツェン
出演:ライラ・ロビンズ/アダム・マクラフリン/テリー・リーヴス
ネタバレ感想
アマゾンプライムで見つけて鑑賞。なんとも謎めいた序盤の展開から、モンスター騒ぎが起こるまでが非常に淡々としていて地味だし内容も暗い。登場人物の描写もそれなりに詳細なんだけども、主人公だと思われる海洋学者サムの後妻が記者だという設定はあまり活きてないような。
ついでにサムは重要人物ではあるものの、モンスターの全容解明について、ほとんど自分の調査などが役立っていない(笑)。挙句の果てには、物語最終盤では生死がわからなくなるし、主人公の座を元軍人の女医さんに奪われている感すらあって気の毒。
モンスターがどんな生き物で、人間にとってどのような脅威があり、その存在を知った政府だか軍かはわからんが、軍事的に利用してやろうと陰謀を巡らせているという物語自体にはわかりづらさはなく、悪くもないとは思う。
しかし、最後に軍が島に降り立ってきたのはなぜなのか。作家を装い、軍から派遣されて島に来ていた男のパソコンデータによると、島民が全員死んでから軍は島にやってくると言ってたのに、全滅前にやってきたのはなぜか。派遣された男が死んじまってるので、連絡が取れなくなったからだろうと推測するのが妥当だとは思うが、その辺の終盤の終わらせ方が適当すぎてモヤモヤする。
さっきも触れたように、サムの生死は定かではないし、女医さんとサムの娘、老夫婦があの後どうなったのかわからないのも何か物足りない。
謎めいたモンスターは実にヘンテコな海洋生物で、なぜか陸上では1時間しか活動できないという設定を跡付けてしてきたり、ところどころに適当さも散見され、最後まで観られなくはないとはいえ、最後まで観る必要があったのかどうかを疑問視してしまうクオリティのヘンテコ作品でござった。
コメント
爆笑してしまいました。自分も最後まで観てしまった今、同じことを感じざるをえません。
こういう珍作映画は、みんなで腐してると楽しいもんですよね(笑)。コメントありがとうございました!
きっと続編があるだろうと思いネットで検索しましたが無い様です。ここから話が面白くなりそうだったのですが。胴体や腕がちぎれるのは何故なのが?引っ張られたら千切れる前に身体ごと持っていかれそうですが。
続きが見たいです。
なんだか謎めいてたので、その辺の秘密は気になりますが、続編はないんでしょうね…。