ザ・プレデター
もう続編が出ることはないだろうとか他の作品の感想で述べていたけども、予想外にこうして続編が作られちゃってて、うれしくなって鑑賞した。vsエイリアンのシリーズはどうでもいいけど、やっぱり面白いシリーズだ。ネタバレあり。
―2018年公開 米 101分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:1987年制作のSFアクション映画「プレデター」続編。元特殊部隊員で現在は傭兵のクインがメキシコで手に入れた謎の装置を、息子ローリーが見つけて起動させてしまう。それは、好戦的な異星人プレデターを地球に呼び寄せるシグナルを発信する装置だった。監督は、「アイアンマン3」のシェーン・ブラック。出演は、「LOGAN/ローガン」のボイド・ホルブルック、「X-MEN: アポカリプス」のオリヴィア・マン、「ワンダー 君は太陽」のジェイコブ・トレンブレイ。(KINENOTE)
あらすじ:元特殊部隊員で現在は傭兵のクイン(ボイド・ホルブルック)の息子ローリー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、父がメキシコで手に入れた謎の装置を箱の中から見つける。ローリーは装置を起動させてしまうが、それは地球にプレデターを呼び寄せるシグナルを発信する装置だった。プレデターと接触したことで、クインは事実を隠匿しようとする政府の極秘機関に監禁されてしまう。彼は、ルーニーズと呼ばれるならず者の兵士たちと共に脱走し、危機が迫っている息子と人類を救おうとする。再び人類の前に姿を現したプレデターは、他の種のDNAを利用して遺伝子レベルでアップグレードしており、以前よりも強く、賢くなっていた。さらに、通常のプレデターをもはるかに上回る圧倒的なパワーを秘めた、“アルティメット・プレデター”までもが出現し、人類に襲いかかる……。(KINENOTE)
監督・脚本:シェーン・ブラック
出演:ボイド・ホルブルック/トレヴァンテ・ローズ/オリヴィア・マン/トーマス・ジェーン/キーガン=マイケル・キー/ジェイコブ・トレンブレイ
ネタバレ感想
今作はさほど大物俳優が出ていないので地味に感じるけども、主人公と共に戦うことになる軍人たちのチームがよい。そこに入ってくる女性の博士もインテリの割に銃器を使えるわ身体能力高いわで、アクションもなかなか魅せてくれる。
にしても、こうやって作品を続けていくと、敵キャラのプレデターがいつもと同じではいけないわけで、今作においては遺伝子操作みたいなことをされた新種のプレデターが登場して、こいつが滅茶苦茶強い。普通のプレデターでは勝負にならんくらいの強者なのだ。
だから、他の惑星に住む知的生命体を狩って遊ぶのが趣味の、旧作までのプレデターの影が薄いのが少し残念ではある。新種は新種でプレデターなんだけども、裏切り者扱いされるほうのプレデターはなんで人間を滅亡させないようにしようと思ったんだろうか。その辺はよくわからん。まぁ、細部を気にしても仕方のない作品であるんだけど。
で、新種プレデターは、ほっといても滅亡しそうな絶滅危惧種の人類の中から、自分たちにとって有益な遺伝子を持ってそうな人間は捕獲しといて、自分たちが地球を住処にすることを企んでいたらしい。
それを阻止するべく地球にやってきたのが最初のプレデターだったわけで、彼が地球人のために残してくれたのはなんと、プレデターキラーとかいう武器。人間が装備することができる、対プレデター用の兵器だ。武器であり鎧であり、複数のプレデターと同時に戦うことを想定してか、ともかくメチャクチャ重装備。とはいえ、身軽に動けそうなスリムさがあるので、カッコいい。俺も欲しいと思った。主人公が最後に「俺が使う」とドヤ顔してたのが少しウザかったが、まぁ彼にはその資格があるだろう(笑)。
だが、よくよく考えてみると、これまでのプレデターがあれを製作できるなら、新種たちはそれに匹敵する武器とかを作れると思うんだが、作り手のプレデターたちはその辺は予想しなかったんだろうか(笑)。
いずれにしても、最後は続編を匂わせる終わり方だった。もうこうなったら駄作になってもいいから、引き続きシリーズを続けてほしいなぁ。ということで、真面目にツッコミ始めたらきりがないくらいに変な部分がたくさんあるんだけども、まぁいいか、プレデターだし。と思えるくらいになかなか楽しめる作品だった。
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