エイリアンVS.プレデター
『プレデター2』のラストで、プレデターたちの狩りの対象が、あのエイリアンにも及んでいたことが判明する、そのことがきっかけになって実現したのかはわからんが、タイトルまんまの本作。舞台は南極の地下深くにある遺跡で、そこに人間も絡んでの三つ巴の戦闘というかジタバタが繰り広げられる。ネタバレあり。
―2004年公開 米 100分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:2大モンスターが対決するSFホラー・アクション。監督・脚本は「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン。撮影も「バイオハザード」のデイヴィッド・ジョンソン。音楽は「デイ・アフター・トゥモロー」のハラルド・クローサー。美術は「バイオハザード」のリチャード・ブリッジランド。編集も「バイオハザード」のアレクサンダー・バーナー。衣裳は「バリスティック」のマガーリ・ギダッシ。出演は「タイムリミット」のサナ・レイサン、「トスカーナの休日」のラウル・ボヴァ、「クイック&デッド」のランス・ヘンリクセン、「80デイズ」のユエン・ブレムナーほか。(KINENOTE)
あらすじ:2004年。癌により死期が迫っている億万長者の実業家ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は、環境問題専門家で女性冒険家のレックス(サナ・レイサン)をガイド役にした国際チームで、南極の地下深くから放出されている謎の熱源の調査を敢行する。すると地下600メートルで、各文明が交じり合った巨大ピラミッドを発見した。彼らはピラミッドの内部に様々な部屋を見つけ、数千年前から地球外文明の影響を受けてきたことを確信する。その時、突如部屋の壁が動き、閉じた空間の迷路によって調査メンバーは分断されてしまう。やがて、クイーン・エイリアンの産卵により生まれた無数のエイリアンと、母船から地球に降下した3体のプレデターとの壮絶な死闘が開始され、調査メンバーたちはそれに巻き込まれる形で、一人また一人と次々命を落としていく。ウェイランドや考古学者のセバスチャン(ラウル・ボヴァ)も殺され、いよいよ生き残りはレックスだけ。彼女はプレデターと共闘するようになり、大量繁殖したエイリアンたちを殺害していく。やがて、特大のエイリアンとの戦いでプレデターは倒されるが、そのエイリアンも海に沈んだ。まもなくプレデターの仲間たちが現われ、遺体を運んで宇宙へと去ってゆく。しかし母船の中で、その遺体の中からエイリアンが産まれてしまうのだった。(KINENOTE)
監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:サナ・レイサン/ラウル・ボヴァ/ランス・ヘンリクセン
ネタバレ感想
適当なあらすじ
登場するウェイランド社の社長は『エイリアン2』でビショップを演じた役者さん。エイリアンシリーズのビショップの系譜と関連があるのはよくわからん。わからんが、それなりに常識人として本作では描かれる。
ウェイランド社は南極の氷の下に、世界の文明に散らばる古代文明の遺跡の礎となったと思われる遺跡の存在を知り、各分野のエキスパートを雇い、その遺跡調査に向かう。しかしその遺跡は、神=プレデターたちが人類に技術を与えた当時の文明世界のものだった。プレデターたちは地球人を生贄にして、エイリアンたちをその地で育てる。なぜかというに、プレデターの成人の儀式として、エイリアンと戦わせる地に地球のその場を選んだからだ。
で、100年に一度、プレデターたちはその南極の遺跡に3人の成人前の輩を送り込み、遺跡をバトルフィールドとして作動させると、眠っていたエイリアンたちが繁殖を始め、プレデターたちとの戦闘を繰り広げる場と化すのである。
今作では、そうと知らずに同じ時期に遺跡調査にきてしまった地球人たちがその戦闘に関わることになるわけだ。そして、いったいどうなってしまうのかという物語。
タイトル負けしちゃっているような
一言でいうと、普通の映画です。そんなに面白くはない。タイトルだけなら、プレデター、エイリアンの両シリーズのファンは当然鑑賞したくなるとは思うが。両作を知らん人からしてみたら、何だかよくわからん作品なんかもしれない。
なんだかよくわからんキャラが戦っている作品として鑑賞して、知らない人でもそれなりに楽しめたんなら良作だと思うんだけど、どうなんだろう。俺は両シリーズを知ってて見たうえで、やっぱり普通だなという感想しか抱けない。
設定とかはそれなりに説得力があるんだけどね。
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