AVP2 エイリアンズVS.プレデター
前作のラストから続く物語。プレデターを宿主にして生まれた「プレデリアン」とか、証拠隠滅係のプレデター、「ザ・クリーナー」とか新しいキャラが出てくるのはいいんだけど、画面が暗すぎて何が起こっているのかようわからない残念作品。ネタバレあり。
―2007年公開 米 94分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:宇宙最強・最悪の生物エイリアンとプレデターの戦いを描く、SFバトル・アクション続編。監督はグレッグ・ストラウスとコリン・ストラウス。出演は『レスキュー・ミー ~NYの英雄たち』のスティーヴン・パスカル、『24 TWENTY-FOUR』のレイコ・エイルスワース、「マイアミ・バイス」のジョン・オーティスほか。(KINENOTE)
あらすじ:南極大陸の氷の下600メートルに巨大な建造物が眠っていた。そこはアステカ、エジプト、そしてカンボジア文明が混在して作られた巨大ピラミッドで、プレデター種族が100年周期で生きたまま凍らせたクイーンエイリアンに卵を産ませ、若いプレデターをエイリアンと戦わせることで、戦士としての訓練を受けさせていた“成長の儀式”の場所だった。ピラミッドでの死闘の末、宇宙船の中でプレデターの体内からチェストバスターが誕生。プレデターから飛び出たチェストバスター=ニュー・エイリアンは、宇宙船の中で“プレデリアン”へと成長し、プレデターを次々と殺戮していく。コントロール不能となった宇宙船はコロラドの森へ墜落し、“プレデリアン”をはじめ、宇宙船に潜んでいた無数のエイリアンたちが獲物を求め飛び出していった。一方、宇宙船の異変に気づいた、エイリアンを駆逐することを生業とするニュー・プレデター<ザ・クリーナー>が地球へと乗りこんでくる。そして史上最も恐ろしい2大モンスターがついに衝突。人類を巻き込みながら、壮絶かつ凄惨な戦いが次々と繰り広げられ、人類が最も恐れていた悪夢が現実となる……。(KINENOTE)
監督:コリン・ストラウス/グレッグ・ストラウス
出演:スティーヴン・パスカル/レイコ・エイルスワース/ジョン・オーティス/ジョニー・ルイス/アリエル・ゲイド
ネタバレ感想
画面暗すぎだろ
誰もが感じると思うんだけど、画面暗すぎだろ。何が起こっているのかよくわからんです。せっかくエイリアンにもプレデターにも新しいキャラを出したのに、やつらがどう活躍しているのか、さっぱり把握できない。
汚れ仕事をするクリーナー(笑)
プレデターのザ・クリーナーはいろんな武器を使いこなしているのは見て取れる。にしても、あんな大量のエイリアンたちに対して、一人で証拠隠滅にあたらなきゃならぬなんて、かなりブラックな仕事ですな(笑)。プレデターの社会に給料があるのかは知らんが、戦闘狂の種族の仕事としては、かなり汚れであるような気がした。
人間たちのキャラも掘り下げ浅すぎ
人間側のキャラの掘り下げも浅くて、たとえば主人公ぽい男は刑務所から出てきた奴らしいけど、何の罪で入ったのかわからんし、なぜあんなにリーダー的な役割を果たせるのか意味がわからん。だんなを殺された軍人の女性とか、初対面なのに、なんであの男をあそこまで信頼できたんだろうか。その軍人の女性も自分は軍人であると名乗らない。
名乗らないのにみんな彼女が軍人であることを察したのか、けっこう頼りにする。その辺の説明とかきちんとするべきだと思うんだよなぁ。ヒロインぽい人もなんだかよくわからんうちにあっさり死んじゃうし。
新作はないですよね
この作品、公開当時も不評だったんだろうね。3作目がつくられてないということは。プレデターシリーズは2010年の『プレデターズ』を最後に新作がないのが、ちょっと残念ではあるが、もう彼らを題材にして描くネタがないのかもしれないですな。
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