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映画 運び屋 ネタバレ感想 実話をもとにした犯罪ドラマ

運び屋
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運び屋

クリント・イーストウッドが久しぶりに主演も務めた監督作品。もう90歳くらいだと思うんだけど、背筋伸びてるし、すごいお爺ちゃんだなと思う。本当にしてるかわからんけども、セックスシーンもあるし(笑)。

―2019年公開 米 116分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「グラン・トリノ」以来、10年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を兼任した作品。90歳で孤独な生活を送る男アール・ストーンは、クルマの運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。だがそれは、メキシコの麻薬カルテルの運び屋だった。共演は「アリー/ スター誕生」のブラッドリー・クーパー、「30年後の同窓会」のローレンス・フィッシュバーン。(KINENOTE)

あらすじ:アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独に暮らす90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけた時、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたものの、それが実はメキシコの麻薬カルテルの“運び屋”だということを、彼は知らなかった……。(KINENOTE)

監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド/ブラッドリー・クーパー/ローレンス・フィッシュバーン/マイケル・ペーニャ/アンディ・ガルシア

ネタバレ感想

爺さんはなかなかユーモアがあるからか、若い女性にもてているところもすごい。ユーモアと言えば、物語冒頭の、園芸コンテスト? みたいので受賞の言葉を述べていたが、あれはアメリカンジョークなんだと思うが、俺には何がおもしろいのか、残念ながら理解できなかった(笑)。

てなことで、クリントイーストウッドの作品はある一定の水準は超えてくるので、今回も楽しめた。主人公のアールがやっていることは犯罪なんだけども、こんな感じに飄々と老後を過ごせたらいいなーとか思わせる陽気さがある。

ただ、本人は孤独を感じているようで、これまでの人生で蔑ろにしてきた家族に対する慚愧の念がある。そこを解消していくのがストーリーの肝。そして最終的に彼は、12年間口さえきいてもらえなかった娘と和解するものの、「時間だけは買えない」と心情を吐露するのだ。

娘と人生を共有できなかった、失われた12年間は戻ってこないのである。そんなん今さら気付いても遅いだろーーとか思うものの、きっと自分もそういうことを今現在してしまっているんだろうと思わせる良いシーンであった。

『グラントリノ』では、イーストウッドが自分の役者人生に一つの区切りをつけたような内容だったけども、本作はどうも、自分の人生に区切りをつけたような印象を感じる。というのも、実在の人物であった運び屋のおじいちゃんを、自分の実人生になぞらえて描いているからだ。

どうなぞらえているのかは、映画評論家の町山智浩氏が紹介してたし、そっちの解説のほうが面白いしわかりやすいので、そちらをどうぞ。

ちなみに俺は、最近の史実を題材にした作品もけっこう好きだけど、『許されざる者』『ミスティックリバー』『ミリオンダラーベイビー』『チェンジリング』が、この監督の作品の中では優れていると思うし、大好き。役者としてはやっぱ、『ダーティハリー』『アルカトラズの脱出』とかが渋いしカッコよかったよなぁ。

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