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映画 2バッドガイズ ネタバレ感想

2バットガイズ
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2バッドガイズ

道場経営に困窮した格闘家のフレンチ(スコット・アドキンス)が、裏社会で借金取り立てをしているトミーに雇われて、同僚のスー(ルイス・マンディロア)とともにジタバタするバディムービー。コメディっぽい展開が続いたかと思いきや、終盤は唐突にシリアスになっていくところに驚く。ダメな部分もあるが、そこそこ楽しめる作品です。ネタバレあり。

―2018年製作 米 96分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:スタントマンとしても活躍するスコット・アドキンス主演によるハードアクション。フレンチは経営する赤字が続くジムの運営費の補填のため、組織のトミーの下で借金取りとして働き始める。相棒のスーと共に、体を張って容赦のない回収を続けるが…。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:ジェシー・V・ジョンソン 脚本:スチュ・スモール 出演:スコット・アドキンス/ルイス・マンディロア/ウラジミール・クリッチ
(kinenote)

あらすじ:フレンチ(スコット・アドキンス)はジムを経営しているが赤字が続いていた。運営費の補填の為に、組織のトミーの元で手伝いをすることに。一緒に働くパートナーのスー(ルイス・マンディロア)とタッグを組み、借金取りとして働き始める。組織から借りたまま返済しない若者や、返済せずに豪遊している富裕層など回収先は様々。取り立てが増すごとに体を張り、フレンチ達にも負傷が増えていく。とある回収先の親子に対して、フレンチ達は今までにない行動に出るのだったがーー。(amazon)

監督:ジェシー・V・ジョンソン
出演:スコット・アドキンス/ルイス・マンディロア/ウラジミール・クリッチ/マイケル・パレ

ネタバレ感想

ほどよい強さなスコットアドキンス

ネットフリックスで見つけて鑑賞。スコットアドキンスのアクション作品ってたくさんあって、その中の何作かは俺も鑑賞している。彼の主演作って何気に楽しめるのが多いんだよね。2度、3度見たいとは思わないけども(笑)。

で、今作もそんな彼が得意の格闘術を披露してくれるんだけども、俺がこれまで観てきた彼の作品の中では、彼がだいぶ苦戦するシーンが多くて、そこがけっこう新鮮だったかな。冒頭では道場破りみたいなんを一蹴してて、ものすごく強いんだろうなぁと思わせてくれる。

くれるんだけども、スーとタッグを組んで借金取り立てをする仕事では、取り立て先ごとに現れる用心棒みたいな奴らにけっこう苦戦してるからね。まぁでも、その辺がコメディ的な面白味になっているので、彼が強すぎないところが、この作品の良さでもあるんだけど。

フレンチのキャラがよくわからん

相棒役のルイス・マンディロア扮するスーもけっこういいキャラをしていて、元俳優でボクシングも強い。幼い娘を亡くしたことで離婚して、その後、取立人というヤサグれた仕事をしているという背景の持ち主。で、この人のこうした背景が、ラストの展開に利いてくるんだな。

それに対して、フレンチというキャラはよくわからない。彼も過去の体験で何らかの傷を抱えてるみたいなのはわかる。でも、イラクへ戦争に行ったってこと以外は説明されなくて、説明されないんなら、軍人だった設定なんていらんのではないか。

あと、女性やカタギっぽい人間には暴力をふるいたくないというキャラなのも中途半端な正義野郎って感じでなんかね。そんなに嫌なら、金のためとはいえ、最初から取り立て屋の仕事なんか引き受けるなよと思わなくもない。むしろ、用心棒でもやったほうがよかったんではないか。

――などという文句はあるものの、取り立て先で暴力をふるって脅しをかけるか、雇い主の捜している人物を追っていく先々で暴力をふるっているだけのストーリーなのに、二人のバディ感がよく、なかなか楽しめるのである。

ラストの展開で、雰囲気が一変

であるのに、これまでステゴロでやってきた暴力シーンがラストになると、なぜか銃撃戦になっちゃうんだよな。しかも、この銃撃アクションにあまり迫力がないのが悲しい。さらに、話が唐突にシリアスになっていく。フレンチとスーが雇い主を裏切っちゃうその展開に強引さを感じたが、そこはまぁいいとしても、なんで最後だけあんなテイストにしちゃったんだろうか。

だって、スーとフレンチは雇い主を裏切って助けるべき人物たちを助けたのはいいけども、死んじゃうからね。あれにはちょっと驚いた。なぜかというに、終盤までは80年代~90年代くらいのB級コメディバディームービーっぽかったから。その辺に面白味を感じていた俺としては、あのラストの展開には少し醒めちゃったな。

謎の家畜描写

でまぁ、よく考えてみると、この作品は最初のほうから、エピソードの合間合間に、家畜として飼われてる牛の映像が何度も入り込んでくるんだよね。これ、何を意味してるんだろうかと疑問だったんだが、ラストでそれの意味が明かされる。

スーとフレンチに逃がされた父娘がご飯にステーキを食べてるシーンで、娘が「ステーキにされた牛は幸せに生きられたのか」みたいなんを父に問う。それに対して父は、「幸せだったんじゃないか」とか言いつつ、最後はつまらないギャグで話を終える。

たぶん作り手は、牛たちを主人公二人になぞらえて何かを言いたかったんだろうなと思うんだけど、単なる皮肉にしか感じられないし、俺には何が伝えたかったのか意味がわかんなくて、あんな終わりにするんだったら、最初から最後までドタバタコメディ的にしてラストもハッピーエンドにすりゃよかったのにと思っちゃって、そこが不満だったなぁ。途中までがよかっただけに。

なんと、続編があるらしい

ところが、この作品。これで終わりかと思ったら続編があるらしい。ということは、2人が生きてたってことかいね? まさか各々の双子の登場!? とかはないと思うので、生き延びたという設定なんだろうなぁ。でも、生き残っちゃってたとしたら、まさに今作のラストが何だったのか意味わからんのだけどな。とは言え、気になるから続編も探して鑑賞します(笑)。※2022年6月28日鑑賞。続編記事は下記にリンクあります。

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コロムビアミュージックエンタテインメント
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