ザ・バッド・ガイズ
いわくつきの4人組が警察組織に所属して、協力し合いながら護送中に脱走した凶悪犯らをとっ捕まえるためにジタバタする娯楽アクション。ネタバレあり。
―2021年公開 韓 115分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「悪人伝」のマ・ドンソクが主演した犯罪アクション。護送車が襲撃され多くの凶悪犯罪者が脱走。刑務所に収監中の服役囚たちを集めた極秘プロジェクト・特殊犯罪捜査課が始動し、“伝説の拳”と恐れられるウンチョルらを引き入れ、巨悪に立ち向かっていく。マ・ドンソクは、素手で強敵をなぎ倒すパク・ウンチョルを演じる。他、「ソニはご機嫌ななめ」のキム・サンジュン、「カンナさん大成功です!」のキム・アジュン、ドラマ『キル・イット ~巡り会うふたり~』のチャン・ギヨンらが出演。監督は、「鬼はさまよう」のソン・ヨンホ。(KINENOTE)
あらすじ:覆面をした武装集団が囚人たちを乗せた護送車を突如襲撃。多くの凶悪犯罪者たちが野に放たれ、行方をくらませてしまう。逃亡した凶悪犯たちを捕まえるため、警察の上層部は元警察官のオ・グタク(キム・サンジュン)に指令を出し、重大な罪により刑務所に収監中の服役囚たちを集めた極秘プロジェクト『特殊犯罪捜査課』を始動させる。オ・グタクは、以前も特殊犯罪捜査課に召集され拳一つでソウルを掌握し、“伝説の拳”と恐れられるパク・ウンチョル(マ・ドンソク)を仲間に引き入れることに。さらに、どこか信用できないが頭は切れる詐欺師のクァク・ノスン(キム・アジュン)、犯人逮捕の際に過失致死に問われた無鉄砲な元警察官のコ・ユソン(チャン・ギヨン)をメンバーに加え、最凶のチームを結成。減刑を条件に、時に協力し合い、時に衝突しながらも凶悪犯たちを追い詰めていく彼らだったが、事件の背後には国家を揺るがす陰謀と謎の組織の暗躍があった……。(KINENOTE)
監督:ソン・ヨンホ
出演:マ・ドンソク/キム・サンジュン /キム・アジュン/チャン・ギヨン
ネタバレ感想
マブリーなマドンソクの新作ということで鑑賞してきた。バイオレンス色もなかなか強いが、少しコメディよりな娯楽になっている感もある。ドンソクが主演する映画ってのは基本、彼がムキムキボディとボクシング経験を活かして敵をぶっ潰すという内容。そうでないコメディもあるけども、俺は彼が暴れるのが見たく主演作を鑑賞してるので、この作品もその期待には応えてくれている。
で、似たような作品は『犯罪都市』『無双の鉄拳』『守護教師』『悪人伝』などがあって、『犯罪都市』がもっとも面白い。なぜかというに、敵対する悪人にも魅力があるからだ。それに続くのが『悪人伝』かな。
今作はそれら2作と比較すると劣るが、ドンソク先生がラスボスとの戦いで最もダメージを負った作品と言う意味では、悪役だったあの日本ヤクザの親分がなかなか強かったのはよかったかな。まぁでも、彼はトゲのついたメリケンサックを使っていたので、かなりハンデがあるわけだが(笑)。
ともかく、伝説の拳と呼ばれた元ヤクザのドンソク先生があばれるシーンは見ごたえがあるだけど、4人組のうちの女性詐欺師と過失で犯罪者を殺しちゃった元刑事が、存在感はあるものの、ほとんどその特徴を生かすことなく劇終を迎えちゃうのはかなり物足りない感じ。
これだったら、最初からドンソク兄貴だけが暴れてる内容で十分だったように思わなくもない。しかしまぁ、マブリードンソク先生のこの路線の作品は今後もほとんど彼が暴れるだけの映画になるだろうから、『犯罪都市』を越える内容をつくるのはけっこう大変だろうなと思う。それでも見続けるんだけどね(笑)。
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