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映画 便座オブザデッド ネタバレ感想 トイレの個室でジタバタするゾンビ作品

便座オブザデッド
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便座・オブ・ザ・デッド

仕事でトイレに入ったらゾンビが暴れ出し、急いで個室に逃げこんだ修理工の男。トイレの中はゾンビでいっぱい。男はトイレから脱出できるのか!? バカバカしいシチュエーションで始まるゾンビコメディ。それなりに面白いです。ネタバレあり。

―2013年製作 英 84分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:トイレが惨劇の舞台に変わるゾンビコメディ。社内パーティーで盛り上がる会社の女子トイレにやって来た修理工の男。個室でこそこそしていると、酔った女子社員たちが現れ、相手の喉を噛みちぎる。そこへ次々とゾンビ化した社員がなだれ込み…。(KINENOTE)

あらすじ:ちぎれる指!飛び出す目玉!便器に流される内臓!いつもキレイにご利用いただきありがとうございます。クリスマスの夜、社内でパーティーが繰り広げられる中、修理工の男が女子トイレに入ってきた。工具箱にはなぜか大量の紙幣。こそこそしていると酔っ払った女子社員が二人入ってきた。あわてて個室に隠れる男。ドアの隙間からのぞいていると、突然相手の喉を噛みちぎる女!驚いていると、次々とゾンビ化した社員たちがトイレになだれ込んできた。個室に立て篭もる男に気づいたゾンビたちが扉に襲いかかる。修理工の男は人間のまま脱出することはできるのか!?(amazon)

監督:クリスチャン・ジェームズ
脚本:ダン・パルマー
出演:ダン・パルマー/アントニア・バーナス/タマリン・ペイン/マーク・ホールデン/サラ・ギンズ/マーカス・ケリー/クリス・R・ライト

ネタバレ感想

Amazonレンタル配信を100円で鑑賞。2013年の作品を安いとはいえ今さらレンタルで出したのは、それなりに掘り出し物的なゾンビ作品だからだろうか。最初っから期待なんてしてないけども、ゾンビ作品好きというか、バカ映画好きの人からはソコソコ評価されてるっぽかったので鑑賞してみたら、確かにそれなりに評価はできるかなという内容。最後までそこそこ楽しめるからね。

そもそも邦題からしてバカ映画感満載。しかしまぁ、こういうタイトルにしたくもなるわなぁと思わせる意味では、この邦題に関してはセンスがあると評価すべきか。映像としては非常にチープな感じが漂っていて、実際そうなんだろうなぁという低予算感。

とは言え、グロ描写などはそこそこ頑張ってて、気持ち悪くはある。特に、序盤のほうでトイレの個室内にまで侵入してくる女ゾンビは、非常にしつこい奴なので、その葬られ方もなかなかに派手(笑)。こいつがぐちゃぐちゃになる描写は結構キモかったなぁ。

いろいろ訳アリとはいえ、主人公が便所に閉じ込められちゃうという時点でシリアス系な内容を目指しているわけもなく、ツッコミどころ満載な展開が目白押しだ。であるから、そこを素直に楽しめるかどうかが、この作品の評価を変えるだろうね。

個人的にツボだったのは、女ゾンビのブラジャーと別のゾンビとの格闘で手に入れた数本の指を、パチンコの要領で利用してターゲットたるスイッチめがけて発射するシーンだ。もちろん、作戦は成功しないし成功しないが故にいろいろあるんだけども、そもそも指とブラジャーがあんな感じにパチンコになるわけねーだろ! と野暮なツッコミを入れたくなるバカ展開には拍手を送りたい。

しかもこのパチンコが意外にも攻撃力が高め。誤射してゾンビにあたったら、そのゾンビの目に突き刺さっちゃってるからね。そんなことあるわけねーだろ(笑)。他にも、助けに来てくれたジェフの口の中に入っちゃうシーンなんかも笑える。女子社員にモテる頼りになる男が颯爽と現れたのに、数十秒で颯爽と退場する羽目になるわけで、その展開は笑えてなかなかに見事であった。

さらにこの作品では、主人公である修理工が男として成長していく過程も一応描かれている。この男は友だちもいないし仕事もさして有能ではないし、ぼっち野郎らしいけども、別の個室に閉じこもってた女性と壁を隔てて交流をしていく中で、少しずつ成長していくんである。

女性は長いこと姿を現さないので、主人公のつくりあげたイマジナリーフレンドかなぁなんて思ってたんだけど、そうではなく、なぜ姿を見せないかについても、それなりの説得力のある説明が終盤のほうでなされるのだ。これまた、なるほどと思わせて、お見事であった。

しかも、この女性は主人公の支えになって彼の成長の助けになってくれるので、主人公にとっては一緒に脱出したい存在になっているのに、そういう安易なハッピーエンドにせず、むしろ彼女が亡き者となることで、脱出時の主人公が彼女と外に出ることをイメージしたイラストを残すシーンにグッと心を動かされてしまうのである。バカ映画なのに、なぜかそんな演出しちゃうところが憎い(笑)。

といろいろ見事さを愛でているが、当然ダメなところもあって、まずは冒頭のゾンビ騒ぎが始まるまで、主人公が仕事をしたいのかしたくないのか、一人トイレの中でダラダラ、ノラクラとしているシーンが非常にダルい。俺はあの冒頭で一瞬、観るのを止めようかと思ったくらいに、そのシーンが無駄に長く感じた。

さらに、主人公がいろいろあって、正面突破でトイレを脱出することになるシーン。トイレットペーパーグルグル巻きにするだけで噛まれないんなら、最初からそうしろよ。やけくそになったからってのはわかるけども、いくら何でもあれで脱出できちゃうのはいかがなもんか。

てなことで、ラストはせっかく便所を脱出したのに、今度は電話ボックスに閉じ込められて「トイレのほうが良かった」と主人公が嘆くシーンで笑わせて物語は終わる。

こうして感想を述べてみると、この手の作品の記事としては褒めている部分が多いことに我ながら驚きだが、逆に言えば、これまでに見てきた作品がこのレベルにすら達していないものばっかりだったという見方もできますな(笑)。

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