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映画 手紙は憶えている ネタバレ感想 なかなかに驚きのラスト

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手紙は憶えている

もっとヒューマンドラマ的な話かと思って鑑賞したら、サスペンスフルな内容であった。ラストは結構驚きの展開なので、どんでん返し的な作品とも言えそう。ネタバレあり。

―2016年公開 加=独 95分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:70年前、ナチスに家族を殺された年老いた男の復讐の旅を映し出すサスペンス。妻を亡くしたことさえ忘れるほど物忘れが進行している90歳のゼヴ。ある日、ゼヴと同じくアウシュヴィッツ収容所から生き延びた、体の不自由な友人マックスから1通の手紙を託される。監督は「白い沈黙」のアトム・エゴヤン。出演は「人生はビギナーズ」のクリストファー・プラマー、「リスボンに誘われて」のブルーノ・ガンツ、「ダ・ヴィンチ・コード」のユルゲン・プロホノフ、「きっと、ここが帰る場所」のハインツ・リーフェン、「エド・ウッド」のマーティン・ランドー。(KINENOTE)

あらすじ:最愛の妻ルースが死んだことさえ覚えていない程、物忘れが進行している90歳のゼヴ(クリストファー・プラマー)。ある日、彼は友人のマックス(マーティン・ランドー)から1通の手紙を託される。「覚えているか。ルース亡き後、誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい――」二人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、大切な家族をナチス兵士に殺されていた。そしてその兵士は身分を偽り、“ルディ・コランダー”という名で現在も生きているという。容疑者は4名。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴは単身で復讐を決意。託された手紙とかすかな記憶だけを頼りに旅立つが、彼を待ち受けていたのは人生を覆すほどの衝撃の真実だった……。(KINENOTE)

監督:アトム・エゴヤン
出演:クリストファー・プラマー/ブルーノ・ガンツ

ネタバレ感想

冒頭に書いたように、アウシュヴィッツで苦汁をなめさせられた、ユダヤ人のおじいちゃんのヒューマンドラマかと思ってたら、全然違った。いい意味で期待を裏切る内容で、楽しめた。

90歳のゼヴ爺さんは認知症になってて物忘れが激しい。奥さん死んだことも覚えてないくらいにだ。で、その爺さんが施設で一緒に暮らす友だちのマックスとある計画を立てる。それは、アウシュヴィッツで我々の家族を殺した、施設の管理職だった男に復讐しようということだ。

マックスは車いす生活なので動けない。ゼヴは物忘れが激しいけど、自力で移動ができる。そこで、マックスはゼヴがいつでも思い出せるように、計画の内容とその目的とゼヴが認知症であることを書いた手紙をゼヴに持たせるのだ。ゼヴはその手紙の内容に従って動けば、復讐相手にたどりつけるというわけ。

マックスは「アウシュヴィッツで我々の家族を殺したナチは、ルディ・コランダ―と名を変えている」と手紙に書いた。そして、調査の結果怪しいと思われるルディを4人に絞った。ゼヴはそいつらを訪ね、憎きナチ野郎だと判明した際には、そいつを射殺する任務を負ったのである。

てなことで、いきなりラストの結末に触れると、ゼヴ爺さんが復讐すべき相手は、自分だったという話。「犯人は俺でした」と気付いたゼヴ爺さんは、自らの銃で頭を打ち抜いてご臨終。気の毒だ。過去の過ちからは、どんなに年を経ても逃れられぬというーー。

俺は鑑賞時、マックスは何か怪しいなとは思っていた。だが、ゼヴがマックスの殺したい相手だということには全く気付けなかったなぁ。観ている最中に、どうしてマックスは4人のルディを探せたのかとか、どうしてあの順番でセヴをそれぞれのルディに訪問させたのか―ーなどが気になっていた。

どうしてルディを探せたのかはラストまで不明なんだけど、順番に訪問させたのは意図的だったのだろうと鑑賞後に思った。いきなり4人目のルディを訪問するよりは、他の訳ありの3人のルディに合わせることで、ゼヴを惑わせたり、無駄な怒りを触発させたり、悔恨の情を抱かせたりすることができたわけで、なかなか残酷な復讐劇を果たせている。

そう考えると、ゼヴが気の毒で、マックスが鬼畜に思える。こういう復讐が良いことだなんて思えないし、ゼヴの過去の罪もあがなうことなんてできないわけで、なんとも後味の悪い話ではあるけども、作品そのものはなかなか楽しめたかな。

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