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映画 ごっこ ネタバレ感想 漫画原作の疑似親子の物語

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ごっこ

―2018年公開 日 114分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:早世の鬼才・小路啓之による伝説的漫画を原作に、「ユリゴコロ」の熊澤尚人監督、お笑いタレントの千原ジュニア主演で映画化。大阪の寂れた帽子店で仲睦まじく暮らす城宮と5歳になるヨヨ子。だが実はこの二人、他人に知られてはいけない秘密を抱えた親子だった。共演は「羊の木」の優香、「もんちゃん」の平尾菜々花、「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」のちすん、「暗黒女子」の清水富美加、「ライアの祈り」の秋野太作、「新宿スワンII」の中野英雄、「孤狼の血」の石橋蓮司。脚本は熊澤尚人と「凶悪」の高橋泉。撮影を「帝一の國」「ユリゴコロ」の今村圭佑、音楽を「八日目の蝉」「孤狼の血」の安川午朗が務める。(KINENOTE)

あらすじ:大阪の寂れた帽子店。40歳目前の城宮(千原ジュニア)は引きこもりながらも、5歳になる娘ヨヨ子(平尾菜々花)と仲睦まじく暮らしていた。だが実はこの二人、他人に知られてはいけない秘密を抱えた親子であった。ある日、十数年ぶりに城宮が実家に戻ったことを知った幼馴染で警察官のマチは、突如現れたヨヨ子に疑いの目を向ける。やがて、ごっこ生活のような不安定な二人のその日暮らしは突然、衝撃の事実によって崩壊してしまうのだった……。(KINENOTE)

監督:熊澤尚人
原作:小路啓之:(『ごっこ』(集英社刊))
出演:千原ジュニア/優香/平尾菜々花/ちすん/清水富美加/秋野太作/中野英雄/石橋蓮司

ネタバレ感想

漫画原作を映画化した作品らしい。原作がどんなもんか全く知らないので、どこまで忠実なのか、それとも大幅改変しているのかもわからぬ。

『ごっこ』というタイトルは、親子ごっこ、父親ごっこ、娘ごっこ、家族ごっこをしている千原演じる城宮とヨヨ子の関係を示しているのだと思われる。二人はお互いに秘密を抱えながらというか、過去のことを忘れたことにして関係性を築き、親子っぽい関係になっていく。特に城宮はヨヨ子を育てるうちに、自身に欠けていたものを埋めていき、大人の男になっていく様が描かれている。

個人的に思ったんは、この城宮の人物設定だ。ニートでフィギアが趣味で、どうやって生活してたんかわからんけども、仕事を辞めてからも一人で生きてきた孤独な男ーーという出だしで始まるものの、物語が進むにつれ、彼にはそれなりの社交性と人に対する積極性があることが分かってくる。

つまり、他人とのコミュニケーションを恐れているというわけではなさそうだ。さらに、ニートで切れやすいと言えば、衝動的な暴力をしてしまいそうなイメージがあるものだが、城宮のキレ方はどちらかというと、チンピラのそれだ。幼馴染のマチ(優香)からも「子どもの頃からキレやすかった」と評されているが、それも喧嘩っ早い性質であることを指しているセリフだと思われた。

要するに、何で城宮がニートなのかよくわからんのである。単に働くのが面倒だからーーということだろうか。まぁ確かに、俺もニートだったことがあるので、何でお前はニートだったのだと聞かれたら、いろいろな理由が浮かぶけども、自分でもなぜだったかはわからん。たぶん、社会に出て働くのが嫌だしそれを恐れていたんだと思われるが、だとしたら、城宮と大して変わらん。さまざまな要因があったんだろう。とか考えると、城宮のニート設定はあれでよかったのかもなぁ。ニートはこういうもんだ――と自分もニートだったくせにニートの定義を腐している自分は反省が必要だ(笑)。

と、無駄話をしてしまった。まぁいずれにせよ、年金の不正受給だの、幼児虐待だの、母子家庭の困窮だの、いろいろと社会的な問題をもはらんでいるように思えるストーリーなんだけども、けっきょくは城宮とヨヨ子が血を越えて親子の絆を獲得したーーという部分のみがクローズアップされてて、それはそれでけっこうお涙頂戴されちゃうんだけど、なんか物足りない感じも残るのであった。

あと、千原ジュニアの顔芸がすごい(笑)。特に、ヨヨ子の実母の家に乗り込む最初のシーン。あんときの顔はマジでやばい。顔面崩壊しちゃってるもん。演技がうまいかは知らん。ついでに、優香が演じてたマチが、最後のほうで罪を犯した城宮を「一緒に逃げよう」と誘うけど、あれって城宮のこと好きだったってことだよね? だとすると、なんかある意味では不憫な女性でありましたな。でも、もうちょっと掘り下げがあってくれたほうが、よりキャラの魅力が増したと思う。全体的にもったいない作品であった。

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