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映画 ひとよ ネタバレ感想 ラストに至るカーチェイスが…

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ひとよ

―2019年公開 日 122分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:桑原裕子が作・演出を手がけた劇団KAKUTAの2011年初演の同名舞台を「凪待ち」の白石和彌監督が映画化。こはるは三兄妹の子どもたちの幸せを守るために愛する夫を殺害。それから15年後、あの日以来時間が止まってしまった一家の元にこはるが帰ってくるが……。東京でフリーライターとして働く次男・雄二を「サムライマラソン」の佐藤健が、夫婦関係に思い悩む長男・大樹を「彼岸島 デラックス」の鈴木亮平が、事件によって美容師になる夢を諦めた妹・園子を「勝手にふるえてろ」の松岡茉優が、母親・こはるを2010年に紫綬褒章を受章した田中裕子が演じる。(KINENOTE)

あらすじ:土砂降りの雨が降る夜、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は最愛の子どもたち三兄妹の幸せのため、愛した夫を手にかけた。そして子どもたちに15年後の再会を誓い、姿を消した。その日から家族の運命は一変し、長男・大樹(鈴木亮平)、次男・雄二(佐藤健)、長女・園子(松岡茉優)の三兄妹は心の傷を隠し持ったまま大人になった。事件の夜にそれぞれが想い願った未来とは違う人生を歩む三兄妹。そんな時間が止まってしまった一家のもとに、こはるが帰ってくる。(KINENOTE)

監督:白石和彌
原作:桑原裕子
出演:佐藤健/鈴木亮平/松岡茉優/田中裕子/音尾琢真/筒井真理子/浅利陽介/韓英恵/MEGUMI/大悟(千鳥)/佐々木蔵之介 堂下道生

ネタバレ感想

白石和彌監督作ってことで鑑賞。俺は同監督の作品だと『悪人』『日本で一番悪い奴ら』『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』を鑑賞している。で、『彼女がその名~』以外の作品は結構楽しめた。

ので、今作もそれなりに期待していたんだけど、俺が彼の作品で面白いと思ったのって、全部、バイオレンスというか、暴力描写とかのある犯罪映画に違いものばかりだ。で、今作は殺人が絡んでいるとはいえ、ヒューマンドラマ。てなことで、作品の好みの違いではあるので、作り手のせいじゃないんだけど、結果として何か残念な作品だったというのが率直な感想。途中までの展開は悪くないなと思ってたし、楽しんでて、この家族がどのような形で結末を迎えるのか気になっていた。

いたんだが、あれはダメだと思うなぁ…。

あれというのは、佐々木蔵之介が演じてた元ヤクザが、主人公たちの母親を車に乗せて、無理心中(?)図ろうとして、それを主人公たちが追ってカーチェイスになるくだりのことだ。あれ、3人がタクシーで追う必要あまりないような気が。というか、追うのは別にいいとしても、警察には連絡するでしょ。次男が「そんなことしてる場合かよ!」と言って以降、誰も警察を呼ぼうとしない。スマホ持ってないのかよ。

あんな暴走しながら追わなくても、警察に連絡すればすぐ見つけてもらえると思うんだよな。だって、佐々木蔵之介は、営業車両使ってるんだから。しかも、自分が担当している。車両特定できるんだから、警察に通報すればすぐに何とかなるだろ。違うかね?

もちろん、あの展開が必要だったのはわかる。というか、あのシーンがないと、どうにも結末がつかないからこそ、無理してでもああいう展開にしたんだろうなと思う。でもなぁ。なんか無理やり感が強くて…。

佐々木と次男が疑似親子みたくなって己の心境を吐露しあうところとか、あれも必要なんだろうなと思うものの、なんかね。

というか、この作品って群像劇のように見せかけて、けっきょくは成長しているというか、何かのわだかまりを解消できてるのって、次男しかいない。佐々木はそのために必要な人物だから、ちょっとだけ自分の息子との交流が語られるからまだいいものの、タクシー会社の事務のおばさんが、認知症のばあさんを亡くすエピソードとか、物語にさほど効果を発揮していないような気がする。

長男の離婚騒ぎも、結局は解決せず終いかよと、なんとも肩透かし。しかも、松岡茉優演じる、長女は、いろいろトラウマありつつも、メチャクチャええ娘やんけ。彼女、成長描くまでもなく、一番しっかりしている。長男と次男が情けなすぎ。

その辺は、女親に対する娘と息子の心境の違いだから仕方ないのかもだけど、大勢の人間を描くわりには、結局は次男だけの話だったみたいな結末の付き方で、なんだか物足りない。

個人的にそれでも良かったなと思うのは、食卓に出てくるオニギリやおかずが、大した料理でもないのに、おいしそうに見えるところ。食事がおいしそうに見える映画は、いい。それだけでも価値がある(単なる俺の好み)。あとは、母親を演じた田中裕子と、長女の松岡茉優の演技がよかったかなと。

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『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』などの白石和彌監督のノワール作品。なかなか満足できました。ところどころにナレーションが入るところなんて、『仁義なき戦い』みたい。舞台も広島だし、昭和の雰囲気もよく出ているなと思った。調べてみたら、原作者が『仁義なき戦いの』の大ファンなようで、だからこそ、こうした作品になるのもうなずける(原作は未読だけど)。ネタバレあり。
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