ピラニア
1978年作品のリメイク版。みどころは、遊泳客がいるゾーンにピラニアの大群が襲ってきて、パニック状態が描かれるシーン。これが、なかなかグロ面白い。ネタバレあり。
―2010年製作 米 90分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:湖に現れた凶暴なピラニアの恐怖を、3Dで描くパニック映画。3Dの飛び出し効果を駆使したショック・シーンの連続で、血みどろの惨劇を映像化した。監督は、「ミラーズ」のアレクサンドル・アジャ。出演は、「インビジブル」のエリザベス・シュー、「ミッション:インポッシブル」シリーズのヴィング・レイムス。(KINENOTE)
あらすじ:毎年恒例の春フェスタが開催されているアリゾナ・ビクトリア湖。大学生たちによる“ウェット・Tシャツ・コンテスト”が開催され、若い男女が浮かれ騒いでいる。高校生のジェイク(スティーヴン・R・マックイーン)は、保安官の母ジュリー(エリザベス・シュー)の代わりに妹たちの面倒を見ることになっていた。しかし、町を訪れていたポルノ監督デリックにロケハンのバイトを頼まれ、興味本位から引き受ける。母親にばれないように妹たちに口止めし、ジェイクは片思いの相手ケリーとともに、湖の絶景スポットで、ポルノ女優ダニーとクリスタルによる絶景ショーを楽しむ。一方、前日に地震のあった湖では、地質調査員のノバクたちが湖の下に巨大な太古の地底湖の存在を発見する。地震でできた湖底の割れ目から調査員が地底湖に潜るが、何千匹もの凶暴な魚に食い殺される。案内役を務めていたジュリーは、魚に詳しいグッドマンから、それがピラニアの祖先だと聞かされる。地底湖で共食いをしながら生き延びたピラニアたちは、獲物を求めて浮上する。保安官たちはフェスタのメイン会場で退避を呼び掛けるが、イベントに興奮する群衆は聞く耳を持たない。やがてピラニアの大群が押し寄せ、湖はたちまち血の色に染まる。そのころ、ジェイクやケリーたちの乗ったクルーザーも座礁し、ピラニアの猛威が迫っていた。(KINENOTE)
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:エリザベス・シュー/アダム・スコット/ジェリー・オコンネル/クリストファー・ロイド/リチャード・ドレイファス/イーライ・ロス
ネタバレ感想
ピラニア襲撃パニックがすごい
みどころは冒頭で書いたとおり、中盤以降の遊泳客がパニックに陥るピラニア襲撃シーンだ。パリピぶった若者どもが、保安官たちの忠告も聞かずにはしゃぎまわっていたら血みどろの惨劇に巻き込まれることに。逆入れ食い状態とでも言えるような、ピラニア軍団が人間たちを襲う描写が、延々と描かれる。はっきり言って、面白いです。
時間にしてどのくらいだろう。10分くらいあるのかな。まぁともかく、容赦なしにみんな食われて、下半身がなくなったり、頭から食われて頭蓋骨見えちゃっている人もいたり、すごい。
グロシーンが嫌いな人にはあまり歓迎されるシーンではないだろうが、ピラニアから逃げ惑う人たちの阿鼻叫喚の中で、2次災害的なことも起きちゃってて、モーターボートのスクリューに巻き込まれて死んじゃう人とか、イベント会場が崩壊して飛んできた機材というか紐?みたいなのに体真っ二つにされちゃう人とかまで出てきて、悪いとは思いつつ、笑えちゃう。
ちなみに、このくらいに「人がゴミのように」死んでいく作品と言えば、『ゴーストシップ』の最初のほうの惨劇シーンを思い出した。あれもすげぇグロかったよなぁ…。
笑えるシーンも多い
笑えると言えば、こんなウジャウジャいるピラニア相手に、保安官が必死で交戦してるところ。スタンガンみたいな銃をつかったり、ショットガンぶっぱなしたり、あまり効果的ではなさそうに見えるけども、そうしたくなっちゃう気持ちはわからぬでもない。ある黒人保安官はモーターボートのスクリューで応戦。食われながらも最後まで戦う姿には拍手をおくりたくなった(笑)。
その他、AV監督の死にざまも悲惨すぎて笑える。あいつのチンコはピラニアの好みではなかったようだ(笑)。こいつは死なないんだろうなーという主要人物はだいたい死なないんだけども、それ以外の容赦ない死にっぷりが、なかなかよろしいであります。
キャストも豪華
てなことで、キャストもなかなか豪華で、リチャードドレイファスやクリストファーロイド、エリザベスシューとか懐かしの役者が出ているし、チョイ役にイーライロスがいるし、黒人保安官とかAV監督もいろいろな作品で見かけたことのある顔だった。美女がいっぱい出てくるのもよろしい。個人的に一番よかったのは、金髪じゃないほうのAV女優の人。エロいし美人すぎ。
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