ゴーストシップ
海難救助をしてお金を稼いでいるチームが、ある男の依頼で40年くらい前に消息を絶った豪華客船を探しに行くことに。船を見つけたはいいものの、無人の船内に乗り込んだ彼らは不可思議な体験をすることに――ネタバレあり。
―2003年公開 米 91分―
解説とあらすじ スタッフ・キャスト
解説:ジョエル・シルヴァーとロバート・ゼメキスが設立したホラー専門映画制作会社ダーク・キャッスル・エンタテインメントの、「TATARI」「13ゴースト」に続く第3弾。謎の豪華客船を舞台に海洋ファンタジック・ホラーが展開し、クラシカルな恐怖が雰囲気をかもし出す。(KINENOTE)
あらすじ:1962年5月21日。ラブラドル半島沖合いで突如として消息を絶ったアントニア・グラーザ号。不思議なことに避難信号はまったく発せられず、何の連絡もなしに消えたまま、現在に至るまで誰にもその姿を見られていない。それから40年、海難救助チーム“アークティック・ウォリアー”は、あるパイロットからベーリング海上空で見た、謎めいた漂流船の調査を依頼される。アラスカまでやってきた彼らは、長年行方不明だったアントニア・グラーザ号の残存を発見。さっそく船の中に足を踏み入れるが、そこには恐ろしい何かが潜んでいた……。(KINENOTE)
監督:スティーヴ・ベック
出演:ロン・エルダード/デズモンド・ハリントン/イサイア・ワシントン/ガブリエル・バーン/アレックス・ディミトリアデス/カール・アーバン/エミリー・ブラウニング
クライマックスは冒頭(笑)
冒頭はなかなかのグロシーンで始まるので、その後も幽霊船の中でこれでもかってくらい人がバタバタ残酷に死んで行くのかなと思いきや、そうでもなかった。もちろん人は死ぬんだけども、冒頭ほどのインパクトもなく淡々と、一人、また一人とクルーが犠牲になっていくのである。
要は、冒頭の惨劇以上のことは起こらない映画だ。久しぶりにガブリエル・バーンを見れたのでなかなか嬉しかったんだが、彼は最初こそ頼れる船長的な立ち居振る舞いだから主人公だと思って見ていたら、どんどん影が薄くなり、しょーもない死に方をして退場(笑)。
どうやら主役は唯一の女性クルーだったことがわかる。彼女はなかなか度胸もある頑張り屋さんなので好感が持てるものの、話は全然面白くない。
地味すぎる仕事をする黒幕(笑)
乗り込んだ船を幽霊船にした黒幕っぽいやつは、なんと、サタンの部下だそうです。なんだそれは。魂を回収して地獄に連れて行くのが仕事だとか。なんだそれは(笑)。ずいぶん面倒くさいブラックな仕事してますね、この黒幕。
魂たくさん回収したいなら、海上の船なんかよりも人間がたくさんいる地上の街を狙えばいいのに(笑)。幽霊船になったこの船は、惨劇が起こる前にある船を助けたことがきっかけで、金塊を運ぶことに。で、その金塊を取り戻しにきた犯罪者? みたいな奴らに乗り込まれて、冒頭の惨劇に至ることが途中でわかる。
で、あの金塊奪還チームは何者なんだろう? 人間なのか、サタンの使い魔たる黒幕の仲間だったのか。その辺はよくわからん。
ラストも予想通りの結末。黒幕は当然死んでいるわけもなく、また何かの船に金塊を積み込むシーンで幕を閉じる。なんであんな効率悪い仕事に戻るんだろうか。そんなトンマだから、君はずっと使い魔なんだよ(笑)。
あとさぁ、船に乗り込んだ船長が、「美しい船だ」的なセリフを言ってたけど、どこに美しさがあるんだよ、あのデカイだけの汚い船に(笑)。
ちなみに、この記事に対して「頭悪そうなレビュー」とコメントもらいました。ありがとうございます。でもね、”悪そう”じゃなくて、”悪い”んですよ。だから”頭悪そう”な記事ばっかりネットにさらせるんです。でも実は、”頭よさそう”に思われたいからやっているのかもしれないと思わされた。気付かせてくれてありがとう。精進します(笑)。
客船を舞台にした作品の記事はこちら↓
コメント
頭悪そうなレビューですね
生存者は、金塊といっしょに乗り込んできた悪魔ひとりだけだったんです。
豪華客船のひとたちはその金塊に目がくらんで(悪魔にそそのかされて)、あのような惨劇になってしまいました。
この記事はそれなりに閲覧数が多いので、いただいたコメント参考にしつつ、暇があったらまた鑑賞してみようと思います。ちゃさん、コメントありがとうございました。
あたま悪いって言われたの気にしててかわいい
率直な意見をもらうと気になっちゃうもんですね。記事をさらすことで自分の身になっていることもあるので、当面はこのスタンスで続けるつもりです。kongさん、コメントありがとうございました。
レビュー内容見ると確かにうっすら頭悪い感じしないでもないけど、でも性格は良さそうなので好きw
それはそうと、あの船を美しいと表現したのは、そこはやはりああいう仕事を専門にしている人の美的感覚からでしょうね。ボロボロの廃墟に退廃美を見出す人がいるように。金塊強奪者たちはもちろん人間でしょう。
やっぱ俺の文章て頭悪さ漂わせてるんですねぇ。客観的評価って自己評価より正しいもんなので、ちゃんと自覚しなきゃですね(笑)
でもこのブログにコメントくれる人はけっこう優しい人が多いので、世の中捨てたもんじゃないと思います。saeさん、映画の内容補足ふくめ、コメントありがとうございました!
たった今観ましたがほとんど同じ意見でした。私も頭悪いんでしょうかw
とにかくケイティが可愛かったですね( ^ω^ )
みーさん、大丈夫です! 指摘してくれた人たちは俺の文章に頭の悪さを感じているぽいですから(笑)。なので、作品に同じような印象持たれたとしても、頭悪いのは俺だけだと思いますよ! コメントありがとうございました!