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映画 軍中楽園 ネタバレ感想 娼館を管理する831部隊

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軍中楽園

兵役で軍隊に入ったルオはエリート部隊に配属されたが、カナヅチだったことが判明し、831部隊に配属される。その部隊の仕事は、軍中にある娼館=軍中楽園を管理するものだった。さまざまな事情で娼館で働いている女性と、そこに通う兵士たちの人間模様をルオの視点から描いた作品。ネタバレあり。

―2018年公開 台 133分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「モンガに散る」のニウ・チェンザーが監督、第51回金馬奨で最優秀助演男優賞および最優秀助演女優賞を獲得した歴史劇。1969年、中国と台湾の緊張が続く中、台湾青年兵バオタイは攻防の最前線の島にある軍中楽園と呼ばれる娼館を管理することになる。「モンガに散る」で監督と組んだイーサン・ルアン、「ゴッド・オブ・ウォー」のレジーナ・ワン、「孔子の教え」のチェン・ジェンビンらが出演、1990年前後まで40年にわたり実在した娼館を舞台に、運命に翻弄される男女を演じた。第10回大阪アジアン映画祭にて日本初上映。(KINENOTE)

あらすじ:中国と台湾の緊張が続く1969年。台湾青年兵ルオ・バオタイは、大陸沿岸からわずかしか離れておらず砲弾が降り注ぐ最前線の島のエリート部隊に配属される。しかし泳げないことがわかり、軍中楽園と呼ばれる娼館・特約茶室を管理する831部隊に回されることに。ここには、様々な事情を抱える女性たちがいた。小悪魔のように男たちに愛を囁くアジャオとの未来を夢見る大陸出身の老兵ラオジャン。過酷な現実に打ちのめされ、空虚な愛に逃げる若き兵士ホワシン。バオタイはどこか影のある女ニーニーと奇妙な友情を育んでいく。純潔を誓った婚約者から別れの手紙が届いたバオタイの悲しみを受け止めたのは、ニーニーだった。バオタイはやがてニーニーに惹かれていくが、彼女は許されざる罪を背負っていた……。(KINENOTE)

監督・脚本:ニウ・チェンザー
出演:イーサン・ルアン/レジーナ・ワン/チェン・ジェンビン/チェン・イーハン

ネタバレ感想

ルオの視点で描かれるのは、隊内でイジメられている兵隊が娼婦を連れて脱走を図る顛末と、妻子のない上官が性悪な娼婦と結婚しようとするものの、女の性根を知ってしまったことで怒りに任せて彼女を殺害してしまうまでの顛末。そして、自分自身が親しくなった娼婦、ニーニーと結ばれながらも、別れを迎えることになるまでの出来事だ。

ルオには将来の結婚を約束した女性がいて、彼女と結ばれる日までは純潔を保つことを決めて兵役についた。だから、娼婦たちと親しくなっても性交はしない。しかしある日、一方的に彼女から別れを突き付けられたルオは、暗い過去を持つニーニーと少しずつ打ち解けて関係を近づけていく。そして、その関係の中でルオは彼女が昔、夫を殺した罪を持つことを知る。刑務所に送られていた彼女は、刑期を短縮するために志願して娼館にやってきたのだ。彼女の目的は、一刻も早く元夫との間に生まれた息子に会いに行くことだったのである。

てなことで、中心となるのはルオとニーニーの関係で、先に紹介した脱走兵とか上官の話は、中台の緊張関係を背景にした、当歴史の犠牲者紹介みたいな感じか。

この映画を製作したニウ・チェンザ―監督は、台中の緊張関係により時代に翻弄されて生きた父の姿を見て、父と同時代に生きた人たちの歴史を埋もれさせたくないがために、この作品を撮ったらしい。そういう意味ではなかなか悲惨な境遇の中で生きた人たちの話であるのはわかるし、実在した娼館で起きた出来事であるというのもうならされるんだけど、なんか物足りない感じがあった。

なぜかというに、大陸の共産党の砲撃が届く距離の最前線であるのに、砲撃が定期的に襲う以外に、戦争的な緊張を感じる描写がないからではないか。登場人物たちも、砲撃がくる時間を知っているようで、砲弾が襲ってきてもさほど動揺してない。実際の歴史でもあの地はそうだったのかもしれないけども、この作品はどこかほのぼのした感じがするのである。

てなことで、『モンガに散る』のニウ・チェンザ―監督作ということで期待したんだけども、そこまでの面白味を感じることはできなかった。

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