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映画 P2 ネタバレ感想 実話が基のストーカーグロサスペンス

P2
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P2

―2008年公開 米 97分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:実話を基に、地下駐車場で起こるストーキングの恐怖を描く。「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャが製作・共同脚本を務め、MTVやCM監督のフランク・カルフーンが長編映画監督デビューを果たした。出演は、TV『エイリアス』のレイチェル・ニコルズ、「アメリカン・ビューティー」のウェス・ベントレー。(KINENOTE)

あらすじ:クリスマス・イヴのニューヨーク。高層ビルのオフィスで、アンジェラ(レイチェル・ニコルズ)は1人で残業をしていた。仕事を終えた彼女は家族の待つディナーに行くため、地下2階駐車場に停めてある車に乗り込む。しかし車のエンジンがかからない。そこに駐車場の警備員トム(ウェス・ベントレー)が現れる。彼は車の修理を試みるが、うまくいかない。その後、トムはアンジェラをディナーに誘う。しかし彼女は礼を言って去り、ビルの1階に戻りタクシーを呼ぶ。しばらくしてタクシーが到着するが、出入口がロックされていて、アンジェラは外に出ることができない。仕方なく彼女は地下駐車場に戻る。しかし駐車場のライトが落ち、完全な暗闇に包まれる。携帯電話の電波も届かず途方に暮れた瞬間、何者かが彼女に麻酔薬を嗅がせる。アンジェラが目を醒ますと、彼女は白いドレスに着替えさせられ、見知らぬ部屋にいた。目の前にはクリスマスの食事が用意されたテーブルがあり、その向こうにはサンタの格好をしたトムと1匹の獰猛なシェパードがいた。アンジェラの足には鎖がはめられており、彼女は警備員室に監禁されていることに気づく。トムは日々、ビル内の監視カメラで彼女を盗撮していた。彼はあるVHSを再生する。アンジェラがエレベーター内で、上司のハーパー部長(サイモン・レーノルズ)に抱きつかれている映像だった。トムはアンジェラを車の助手席に乗せ、地下4階駐車場に連れて行く。そこには口にテープを巻かれ、椅子に縛り付けられたハーパーがいた。セクハラの罰として、トムはハーパーをいたぶり、車で轢き殺す。ハーパーの拷問に夢中になっているトムの隙をついて、アンジェラは逃げ出す。しかしトムは執拗に追いかける。アンジェラは地下1階までたどり着き携帯電話で警察に連絡するが、通話は途中で切れ、電話をシャッターの外に落としてしまう。アンジェラは追い詰められ、エレベーター内に立てこもる。するとトムは消火栓を開け、エレベーター内に放水を始めるのだった……。(KINENOTE)

監督・脚本:フランク・カルフン
出演:レイチェル・ニコルズ/ウェス・ベントレー

ネタバレ感想

超適当なネタバレあらすじ

クリスマスに残業をして遅くなっていたアンジェラが、オフィスから出ようとしたら車が故障していた。そしたら、ビルの警備員のトーマスがやってきて、直してくれるっていうんだけど、直らないからタクシー呼ぶことにしたら玄関のカギがしまってて、駐車場に戻ったらトーマスに薬をかがされてダウン。

起きたら鎖でつながれて、トーマスによるディナーショーが始まる。こいつ、変態サイコ野郎で、アンジェラのことを好いていたみたい。であるから、ビルの監視カメラで彼女のことをストーキングしていて、この犯行に及んだのである。理由はラストでわかるけども、寂しいから。孤独だから。

てなことで、無理やりアンジェラと交流を図ろうとするトムだが、アンジェラは帰りたがってるので、話は平行線。トムは切り札のプレゼントをアンジェラに提供。それはアンジェラに対してセクハラ騒ぎを起こした上司とのやりとりの一部始終で、トムはその上司をこらしめてやりたいらしく、彼をとらえて駐車場に放置していたのだ。

こいつに復讐しろと強要されるアンジェラだが、それを拒否したら、トムは激昂して上司をしばき倒し、血まみれの彼を車でもって壁に何度もぶつけて、圧殺してまうのだ。これがグロい。

さらにその後、なんとか逃げようとするアンジェラを執拗に追い回し、もう一人の警備員カールも犠牲にし、さらには愛犬をけしかけて嫌がらせしようとしたら、アンジェラはこれを返り討ち。愛犬を殺されたトムは今度は車に乗ったアンジェラとチキンレースを欠航。しかし、この時点のアンジェラはすでにブチ切れまくってて、チキンなトムはチキンレースに敗退。

いろいろあって、アンジェラに片目をくりぬかれ、さらには車のハンドルに手錠をかけられて勝負あり。アンジェラはトムを置き去りにしようと思ったんだけども、侮蔑の言葉を吐かれて堪忍袋の緒が切れて、トムを焼き殺してビルの外へ出ていくのだった。めでたしめでたし。

というのが、メチャクチャ適当すぎるネタバレあらすじ。

ウェスベントレーの目がヤバい。

2000年代の作品。ぜんぜん存在を知らなかったのを、レンタルで見つけて鑑賞。ストーカー警備員を演じたウェス・ベントレーって『アメリカンビューティー』に出てた人だよね。なんとなく、ジェイクギレンホールに似てて、今作のストーカー役もけっこうはまってた。ジェイクもそうだけど、この人も目が特徴的で、こういう役のとき、すごいヤバい奴感が出てくるんだよな。

てなことで、そんなヴェントレーがストーカー役を演じた今作は、上司殺しのシーンがけっこうグロくて、なかなか。トムはモテないし、友だちもいないようで、アンジェラと友だちになりつつ、自分のものにしたいと思っていたようだ。

んで、こいつ。これまでなぜ犯罪を犯さなかったのかと思っちゃうくらいに、アンジェラに対する言動がヤバい。なんとこれ、実話を基にした内容ってことだから、こういう危ない奴って世の中にたくさんいるんだねぇ。

友だちがいなかったりってのは気の毒だが、こんなことできる根性があるなら、普通にコミュニケーション取る努力したほうがいいと思うんだけど、それができないからこういう人間になっちゃうんだろう。

彼の趣味は読書で、作中で読んでいるとアンジェラに話してきかせるのが、ヘミングウェイの『日はまた昇る』。俺も読んだことあって、けっこうおもしろい作品。トムはこの作品の主人公であるジェイクが、自分の好きな女の不貞を許してやれる男だ――というところを評価している。

確かに作中のジェイクはそんな男だったような気がするが、もう少し紳士的なというか、ハードボイルドチックな性格の持ち主だったような覚えがする。トムは自分をジェイクのような男だと言いたいようだが、とてもじゃないが、同じではないですな(笑)。

てなことで、短くまとまってるので最後まで見られるけども、話自体はほとんど駐車場で繰り広げられるだけなんで、退屈に思っちゃう人もいるかもね。

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