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映画 マリオネット私が殺された日 ネタバレ感想 ラストに衝撃はあるか

マリオネット
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マリオネット 私が殺された日

実話をもとにした物語と冒頭に紹介があったが、ほんとうだろうか。相変わらず韓国映画はこういうエグイ内容の作品を量産し続けて、中には傑作と思えるほど強烈なものもあるので、こうして見続けてしまうのであるーーという中ではさほどの衝撃はなかったかな。ネタバレあり。

―2019年公開 韓 102分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「アトリエの春、昼下がりの裸婦」のイ・ユヨン主演のミステリー。14年前、女子高生だったミナは同級生によって強姦され、その動画はネットにアップロードされた。ミナは名前を変え人生を取り戻しつつあったが、彼女を再び悪夢へと誘う一通のメールが届く。出演は、「王様の事件手帖」のキム・ヒウォン。未体験ゾーンの映画たち2019で上映。(KIENOTE)

あらすじ:14年前、女子高生だったミナ(イ・ユヨン)は同級生の男たちによって強姦され、その様子を撮影した動画がネットにアップロードされ韓国全土に衝撃を与えた。被害者をまるで魂のない人形のように扱うその非人道的な様子から“マリオネット事件”と呼ばれた惨劇は人々の記憶に深く刻まれ、犯人たちが逮捕されてもミナが当たり前の人生を歩むことはできなかった。ミナはソリンと名前を変え、別人として生きることを選んだ。トラウマと戦いながら夢だった教職に就き、愛する人との結婚も間近に控え、少しずつ人生を取り戻していた矢先、彼女を再び悪夢へと誘う一通のメールが届く……。(KINENOTE)

監督・脚本:イ・ハンウク
出演:イ・ユヨン/キム・ヒウォン/キム・ダミ/イ・ハクジュ

ネタバレ感想

衝撃はなかったとはいえ、やはり描かれている内容はエグイ。主人公はかなり悲惨である。韓国は少年少女の犯罪を裁く法がないのか、未成年が起こすそれらにけっこう酷い内容のものが多いらしい。日本もそんなに変わらん気がするが、それ以上であるというわけだから、その社会背景を踏まえてこうした作品が量産されるんだろうねぇ。

てなことでネタバレすると、この作品の黒幕は中学にもあがってないような子供なんである。彼が親のネット犯罪を見て、やり方を学んでいたらしい。それなりに金も稼いでいたようなので、なかなか頭のよい坊主だなと思われた。

で、このネタバレに至るまでにさまざまなサスペンス要素があるんだけども、正直なところ、あまり楽しめなかったなぁ。ラストも子供が黒幕だったことについても、特に衝撃もなく、なんか悲惨な話だなぁと思うだけで面白味が感じられなかった。何でかいろいろ考えたけど、よくわからなかった。

一方で、良いなと思えたのは、韓国映画でよく見かける顔の、キム・ヒウォンが良い味を出していたところだ、顔面崩壊寸前みたいな顔をしているけども、そこが彼のよさであって、何か憎たらしい嫌な奴を演じているイメージしかないけども、本作では、そこそこまともな元刑事役を演じてて、そこが俺にとっては新鮮で、よかった点だ。韓国映画は、脇役にこういう存在感がある俳優がたくさんいてすごいよね。

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