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映画 エンドオブキングダム ネタバレ感想 アメリカ万歳脳筋アクション

エンドオブキングダム
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エンド・オブ・キングダム

前作でテロリストからホワイトハウスを救ったシークレットサービスが、今度はロンドンを舞台にテロリスト連合軍と戦闘を繰り広げつつ米大統領を守る話。アメリカ人たちの傲慢な態度が鼻につく場面もあるけども、その辺はコメディと割り切れば楽しめる娯楽アクション作品。ネタバレあり。

―2016年公開 米=英=勃 99分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:テロとの壮絶な闘いを描いた「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編。謎の死を遂げたイギリス首相の葬儀に参列するため各国首脳がロンドンに集結。その直後、同時多発テロが勃発、アメリカ大統領とシークレットサービスは新たな闘いに挑んでいく。前作に続き、ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンが再結集。「白鯨との闘い」のシャーロット・ライリー、「ロボコップ(2014)」のジャッキー・アール・ヘイリーらが新キャストとして参加。監督は『セッベ』のババク・ナジャフィ。(KINENOTE)

あらすじ:ホワイトハウス陥落の悪夢から2年。アメリカ大統領ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)のもとに一本の電話が入る。それはイギリスの首相が不可解な死を遂げたという報せだった。各国首脳はロンドンで行われる葬儀のため集結。街は史上最高度の警護態勢が敷かれるが、突如首脳たちを狙った同時多発テロが勃発する。数々の歴史的建造物が崩壊し、犠牲者が増え続ける中、ベンジャミン・アッシャーとシークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、命からがら逃げ出すことに成功。この世界的危機を回避すべくテロリストに立ち向かっていく……。(KINENOTE)

監督:ババク・ナジャフィ
出演:ジェラルド・バトラー/アーロン・エッカート/モーガン・フリーマン/アンジェラ・バセット/ロバート・フォスター/メリッサ・レオ/ラダ・ミッチェル/シャーロット・ライリー

ネタバレ感想

娯楽アクションとして楽しめる

前作に引き続き楽しめるアクション作品。今回は英国首相の葬儀のため、各国の首脳がロンドンを訪れたタイミングを狙ってテロリストが襲撃してくる。どうやらこのテロリストは、いろいろな主義主張があるやつらの連合軍らしい。そのため兵士の数が多く、しかも、それぞれが訓練されたプロ。大聖堂やら橋が爆破されるなどロンドンの街は戦場のような状態になる。

先にネタバレすると、このテロリストのリーダーは数年前にアメリカ軍のドローン攻撃で拠点を攻撃されたために家族を失っている。そして怒りに燃えて西欧諸国への制裁を画策していたのだ。

ということで、実は英国首相が死んだのも病気ではなく、テロリストの暗殺だったことが判明する。しかもこいつらはイギリスのMI5の長官と通じていて、イギリスの情報は筒抜け。各国のお偉方が国葬に参加せざるを得ないような状況をつくっておいて、その当日にそいつらを皆殺しにしてまおうという、よく細部まで緻密に練られた計画的なテロを起こしたのである。

結果、国葬に参加した首脳のうち英国首相と米大統領以外はすべて犠牲になってしまう。テロリストの最終的な狙いは米大統領を捕らえ、こいつを拷問しながら首ちょんぱするまでの過程を世界にネット中継したろうという大胆なものであった。

というわけで、主人公のバニングは、群がってくるテロリストたちから大統領を守りきるために奮闘することになる。

冒頭にも書いたけど、バニングがテロリストを相手に大暴れする娯楽アクションであり、前作と同じく楽しめる。であるのだが、今作に対しては前作以上にいろいろ突っ込みたい部分もあるので、その辺のお話を。

アメリカ万歳展開が鼻につく場面も

まず、日本の首相の名前が「ツトム ナクシマ」。ナクシマ…? なかなか聞かない苗字だね。ナカシマとかナガシマじゃないの? で、このナクシマさんの運転手兼ボディーガードみたいな人が、すごく貧相(ごめん)。もう少し強そうに見える人を配役してほしかったなぁ。で、この首相は渋滞中の橋のうえで、橋ごと爆破されて死んでまったようだ。合掌。

そのほかにも、カナダの首相も国葬会場の手前で車ごと奥さん(たぶん)と一緒に爆殺。フランスの大統領は河に停泊してたクルーザーに乗ってて、接近してきた別の船にブッコまれてこれまた爆死。ほかにはどこの国の人が来てたんかわからんけども、生き残りは英国首相と米大統領のみになる。

それで、英国の国防司令室みたいなのは、なぜかアメリカの副大統領と連絡を取り始める。まぁそれはいいと思う。連携せなあかんからね。でも、連携というよりはなんかアメリカから指示を仰いでいるような展開になる。なんでだ?

同盟国であって属国ではないはずなのに、何でそんな下手に出るんだろうか。そもそも、英国首相は生き残ってたはずなのに、重症でも負ったのかなんなのかわからんけど、その後の物語にぜんぜん関わってこないのである。謎すぎ。

その後は、アメリカ人たちが偉そうな態度で事件を仕切る、アメリカ万歳展開になっていく。バニングも愛国者らしい振る舞いで、襲い来るテロリストたちを容赦なくぶち殺し続ける。そこはいいんだけども、なぜか英国のSASとかいう部隊に対しても偉そうに指示をする始末(笑)。

でまぁ、バニングの大活躍(大殺戮)によって、大統領は無事テロリストの襲撃から逃れることに成功する。内通者もMI6の凄腕美女に始末され、首謀者のアジトもつきとめて一件落着。米副大統領はドヤ顔で首謀者に連絡し、アメリカの力を見せつけてやるとでも言わんばかりに、またしてもドローン攻撃で首謀者を爆殺してしまうのであった。

オイオイオイ

こえぇ。…というか、テロの首謀者が言ってた「そもそもアメリカが始めた戦争」「お前らは貧しい国民を兵士として戦地に送り込み…」などのディスを全て耳が痛いからかスルーして、冒頭と同じくドローン爆撃で始末をつけようという脳筋展開はさすがに引くわ(笑)。

てなことで、テロに屈しないという姿勢はいいとして、もう少し謙虚になれや、と思わないでもないアメリカ万歳描写が鼻につく部分も。まぁでも、単なるアクション映画、さらにコメディとして観ればおもしろいので、この作品はこれでいいんだと思います。どうせなら、米大統領とバニングが行く先々でテロに巻き込まれる、脳筋バディムービーとしてどんどん続編つくればいいと思うよ(笑)。

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