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映画 レイヤーケーキ ネタバレ感想 ダニエルクレイグは有能か

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レイヤー・ケーキ

目立たぬように裏家業で稼いでた男が、懐があたたまりつつあったので引退を考える。しかし、足を洗うのは容易ではなく、彼はある選択を迫られることになる。その結末やいかに。ネタバレあり。

―2006年公開 英 105分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:スタイリッシュな映像と凝りに凝ったストーリーがスリリングに重なり合うクライム・ムービー。主演は「007/カジノ・ロワイヤル」で6代目ジェームズ・ボンド役に抜擢されたダニエル・クレイグ。監督は伝説的なヒット作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」の製作をつとめたマシュー・ヴォーンで、この作品が初監督作品となる。(KINENOTE)

あらすじ:不動産賃貸業という表の顔を持つ麻薬ディーラーの名も無き男、XXXX(ダニエル・クレイグ)。彼はこの世界から引退する決意をしていた。そんな彼の元にボスのジミー(ケネス・クラナム)から、その右腕のジーン(コルム・ミーニイ)を介して最後の仕事が舞い込む。その仕事とは、裏社会の大御所エディの麻薬中毒の娘を探し出す事と、信頼のおけない男デュークが手に入れた大量のエクスタシーを売りさばく事だった。簡単なはずのこの仕事がXXXXを次第に窮地に追い込んでいく。中々見つからないエディの娘。そしてエクスタシーは、指名手配中のセルビア人スラヴォからデュークが盗んだわけありのブツだったのだ。スラヴォが差し向けた殺し屋に追われるXXXX。クラブで知り合った女タミーとホテルで過ごしていたXXXXが何者かに襲われる。屋上に連れて行かれた彼の前に現れたのはエディだった。そしてエディの口から明かされる真実。全てはXXXXの財産を奪い取り、彼を刑務所に送り込むためにジミーが仕組んだ罠だったのだ。事の真相を悟ったXXXXはジミーを暗殺した後、事態の収拾を始める。果たしてXXXXは無事にこの世界から足を洗えるのか……。(KINENOTE)

監督:マシュー・ボーン
出演:ダニエル・クレイグ/シエナ・ミラー/トム・ハーディ

ネタバレ感想

内容を全く忘れていたけど、前回鑑賞時はけっこう楽しんだ覚えがあったので2度目の鑑賞。犯罪組織がいくつか出てくるし登場人物も多めなので、その辺がある程度は頭の中で整理できていないと、何が起こっているのかよくわからなくなっちゃうかも。初めて観る人は、その辺を注意したほうが良いと思います。

そういえば、この作品の主人公って名前がないんだよね。最後までぜんぜん気付かなかった。何で名前がないのだろうか。あえて名付けなかった理由は何なのか、その辺の作り手の意図は、あまり本作の内容からは読み取れなかった。

で、この主人公って、なかなかのやり手ということになっているけど、あんまりそんな感じでもない。だって、余裕こいて引退するつもりだったくせして、ボスの命令を断りきれず、無理やり仕事任されちゃう。逆らえないくらい弱い立場なんだから、呼び出されたときに何であんな余裕綽々だったのかよくわからん。

で、任された仕事についてはそれなりに頑張ってこなしていくんだけども、なかなか解決に至らない。これは、ボスがそういうふうに仕組んでいたことが後にわかるので仕方ないんだけども、そもそも、ボスに完全にはめられちゃっているわけで、またしても俺の中で、こいつのやり手ポイントが下がってまったのである。

ボスにはめられてたことが判明して以降も、殺し屋との駆け引きでは相手に出し抜かれちゃってるし、なんか有能さが感じられないままにラストを迎えてしまった。

最終的に主人公は、ボスの友人だった男に、レイヤーケーキというものについて教えられ、足をあらうどころかその世界にいったんは首を突っ込むことにする。元ボスのシマをそのままそっくりいただいちゃうとか、そんな都合のいいことができるのかどうかは不問にしても、この選択はよいなと思った。

なぜなら、一度ボスになっておけば、自分の意志で足が洗えるからだ。雇われではないから、脅されることがなく、自分の自由に行く末を選択できる。だから彼は、組織を引き継いですぐに、引退を決意して組織を去るのである。

ところが最後の最後、彼は襲撃を受けて瀕死に。ここでもまた、彼のやり手ポイントは大幅に減少する。なぜなら、襲撃者に襲われることを、微塵も想定していないからだ。彼に襲われる心当たりはありすぎるくらいにあるはずなのに、そこを警戒できずに、撃たれちゃうところが、彼の無能っぷりを際立たせるラストになってしまっている。

要するにこの主人公、計画とかを考える能力はあるんだろうけど、そこに介在してくる他人のことをあまり理解できてないのである。想像力がないのである。だからあのラストも納得ができて、でもこの映画が何を示したかったのかはあんまりよくわからない。

主人公の信条はけっこういい。目立たないように、そして欲をかきすぎずに、ほどほどで足を洗おうとする考えは好感が持てる。身を滅ぼすリスクが減るからだ。俺は犯罪を組織でやるべきではないのではないかという考えの持ち主なので、主人公の考え自体には共感できた。だから余計に、この作品の彼の無能ぶりを残念に思っちゃうのである。

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