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映画 カリフォルニア(1933) ネタバレ感想 ブラピVSモルダー捜査官(デヴィッド・ドゥカヴニー)

カリフォルニア
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カリフォルニア(1993)

仕事に行き詰ってた恋人同士が心機一転、車でカリフォルニアに向かうことにした。しかし金がないのでガス代などを折半できる人を募集。しかし同乗することになったカップルの男のほうは、とんでもない殺人野郎だったーーというロードムービー。キャストが豪華なのもあって最後まで観られるけど、別に面白くはない。ネタバレあり。

―1994年公開 米 117分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:連統殺人を研究している若者が恋人と憧れの地″カリフォルニア″に向かう途中で本物の殺人犯を便乗させてしまう地獄のロード・ムービー。原題の頭文字のKはKiller(殺人者)にかけている。製作会社は、それまで主にミュージック・ビデオやCM界で活躍していたスティーヴ・ゴリン、シガージョン・サイヴァットソンらプロデユーサーと監督のドミニク・セナらが共同でハリウッドを本拠地に設立したプロパガンダ・フィルムズで、これまでに「もういちど殺して」「ワイルド・アット・ハート」などを製作している。エグゼクティヴ・プロデューサーは、ジム・カウフとリン・ビグロー。監督はこれが長編デビュー作となるドミニク・セナ。脚本はティム・メトカーフ、撮影はボージャン・バゼリ、音楽はカーター・バーウェル、編集はマーティン・ハンターがそれぞれ担当。出演は、実生活でも恋人同士であった「テルマ&ルイーズ」のブラッド・ピットと「夫たち、妻たち」のジュリエット・ルイス。(KINENOTE)

あらすじ:連続殺人を研究し、それを本にしようとしている作家ブライアン(デイヴィッド・ドゥカヴニー)と彼の恋人でポルノグラフィックな写真を好んで描っている写真家のキャリー(ミシェル・フォーブス)は、有名な殺人事件の現場を訪ねながら″希望の地″カリフォルニアまで行く計画を立てる。一方、強盗罪で仮釈放の身であるアーリー(ブラッド・ピット)と、彼を盲目的に愛するアデール(ジュリエット・ルイス)は、保護観察官に見張られながらトレーナー・ハウスの生活を送っていた。ある日、ブライアンたちが大学の褐示板に貼ったカリフォルニアまでの同乗者を求める案内をアーリーが目にし、4人は一緒に旅立つことになる。あるガソリンスタンドで、アーリーは衝動的に人を殺してしまう。2人に嫌悪感を抱いていたキャリーは、ある晩アデールがふと漏らしたアーリーの過去を聞き、ブライアンに2人を降ろすように懇願する。しかし、ガソリン・スタンドで降ろされると知ったアーリーは、テレビで彼の指名手配が報じられているのを知り狂ったように怒り、店員を殺してしまう。そして泣き叫ぶアデルとともにブライアンとキャリーに銃を突きつけたまま逃走する。ネバダ州の老夫婦の家でまたもや殺人を犯し、老婦人を助けようとするアデールもとうとう殺されてしまう。錯乱状態のアーリーは、キャリーだけ連れて、無人の核実験区域に入っていく。しかしブライアンは、アーリーと血みどろの戦いで必死に恋人を助け出す。アーリーは、ついに永遠の眠りにつく。(KINENOTE)

監督:ドミニク・セナ
出演:ブラッド・ピット/デヴィッド・ドゥカヴニー/ジュリエット・ルイス/ミシェル・フォーブス

ネタバレ感想

超適当なあらすじ

デヴィッド・ドゥカヴニー演じる作家のブライアンと恋人で写真家のキャリーは、それぞれの仕事に行き詰っていた。キャリーがカリフォルニアに行きたがってるので、ブライアンも仕事へ活路を見出すため、車で同地へ向かうことに。その道中、ブライアンはいくつかの殺人事件の現場を取材し、その現場をキャリーに撮影してもらい、その収穫を本にまとめる予定だった。

しかし、ガス代にも事欠くので、折半してくれる同乗者を探すことにしたブライアン。それに応じたのが、前科者で仮保釈中のアーリー(ブラピ)と、その恋人アデール(ジュリエットルイス)だった。二人の小汚ねぇ出で立ちを見たキャリーは同乗させるのを嫌がるが、ブライアンは彼女をなだめすかして出発しちゃう。キャリーは嫌な予感がしていたが、それは的中。なんとアーリーは殺人すら躊躇わずに行える、鬼畜野郎だったのだーーというのが適当なあらすじ。

キャストはそこそこ豪華

U-nextで見つけて鑑賞。ブラピがブレイクし始める頃、その直後くらいの作品っぽいが、全然存在を知らなかった。共演してるのが、『xファイル』でモルダー捜査官を演じてたデヴィッド・ドゥカヴニー。彼が出てる映画作品も観たの初めてかも。さらに、当時ブラピと恋仲だったらしい、ジュリエットルイスも出てる。彼女は90年代の作品にはいっぱい出てたけど、最近は見かけないね。何してるんだろうか?

てなことで、キャストはそこそこ豪華ーーではあるものの、内容はそんなに面白くない。「殺人鬼はなぜ人を殺せるのか、普通の人と何が違うのか」というのを知りたいブライアンが、取材を通してそれを考察する本を出版しようとしてたら、何と同乗者の一人が人殺しで、自分自身が体験として殺人鬼の何たるかを知っていくという話。

良心の欠片もない人間はどのように生まれるか

ブライアンはいろいろあって、自分の手でアーリーを殺害するに至る。そんで後に「自分には良心の呵責がある。しかし、アーリーのような殺人鬼にはそれがない」という違いを見出したらしい。なんかすげぇ普通な結論だね(笑)。

ブライアンは図書館で知識を得るタイプ。アーリーは何事も体験するタイプ。そこが二人の違いで、ブライアンは自分にはないものを有するアーリーを羨望を感じてるように受け取れるシーンもある。そういう意味でも、ブライアンは自分が平凡であるがゆえに、逸脱できる人間にあこがれを抱いちゃうんだろう。なんとなくその気持ち、俺にもよくわかる。わかるんだけども、先に触れた彼の結論はあまりも普通過ぎるんだよなぁ。

彼がアーリーを殺したのは、恋人を犯されてしまったことへの怒りだと思う。しかし、やってしまったこと自体は後から後悔する。まぁ普通はそうだよね。一方のアーリーは邪魔者を排除することに何のためらいもない人なので、やったことに対して良心の呵責などないのだ。

そもそも彼は善悪の彼岸を越えちゃってる人間だから。じゃあなんで彼がそんな人間になっちゃったかというのは、あまり説明がないけど、母親に関係がありそう。恋人のアデールことを「ママ」と呼びながらも支配してDVかましてるとこなんて見るに、虐待されてたのかもしれないですなぁ。わからんけど。

まぁでも、そういう生い立ちがあるからといって、人間が善悪の彼岸に行っちゃえるかどうかはわからん。むしろどんなに恵まれた家庭に生まれた人間の中にも、良心の欠片もない奴はいるだろうからね。という意味で、なんともあの結末のセリフは普通に思ってしまったのである。

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