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映画 JM ネタバレ感想 キアヌvsビートたけし 記憶を巡る攻防

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JM

―1995年公開 米 103分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:高度情報化社会と化した未来の地球を舞台に、脳にシリコン・チップを埋め込んだ極秘データの配達人、ジョニーの活躍を描いたSFハードボイルド。80年代以後の大きなSFのムーブメント“サイバーパンク”の旗手、ウィリアム・ギブソンの初期短編『記憶屋ジョニイ』(邦訳はハヤカワ文庫『クローム襲撃』に所収)を、自身の脚色で映画化。監督にはMTVやテレビ映画、短編映画『アリーナ・ブレインズ』(V)なども手掛けてきた気鋭のアーティスト、ロバート・ロンゴが当たった。劇中の電脳空間における主人公の描写に、彼の連作集『メン・イン・ザ・シティ』のアートを取り入れている。製作はドン・カーモディ、撮影はフランソワ・プロタットが担当。音楽はマイケル・ダナがスコアを書き、スタッビング・ウェストワード、ボノ&ジ・エッジ(U2)、ロリンズ・バンドなどのロック・アーティストの曲が全編に流れる。未来社会の造形に貢献したビジュアル・コンサルタントは「ブレードランナー」「タイムコップ」のシド・ミードが担当。主演は「スピード」のキアヌ・リーヴス。日本人ヤクザの役で「みんな~やってるか!」のビートたけしがハリウッド・デビューを果たしたほか、「ソルジャー・ゴールド」のドルフ・ラングレン、「サバイビング・ゲーム」などで俳優としても活躍するラッパーのアイス・T、本作が映画初出演のテレビ『ビバリーヒルズ高校白書』のディナ・メイヤー、「シシリアン」のバーバラ・スコヴァほか、多彩な顔触れが脇を固める。(KINENOTE)

あらすじ:西暦2021年。世界は巨大コンピューター・ネットワークで結ばれ、人類の半数は電磁波による環境汚染が原因の不治の病、NASに冒されていた。情報を脳内のチップに記録して運ぶ“記憶屋”ジョニー・ネモニック(キアヌ・リーヴス)は、最後の仕事として北京からアメリカのニューアーク・シティまで、極秘情報を運ぶ依頼を引き受ける。彼は北京で情報をダウンロード(収納)し、その際、暗号の役目を果たすIDコードとして3つの画像を同時にインプットした。そこへ、情報を狙う巨大複合企業ファーマコム社の手先である多国籍犯罪組織“ヤクザ”の北京支部幹部、シンジとその配下が襲撃する。ジョニーは辛くも逃げるが、IDコードの画像の1枚を焼失し、残る1枚と半分をシンジに奪われてしまう。ニューアーク・シティに着いたジョニーだが、脳に大量の情報を長時間メモリーすることは生命の危険を意味していた。一方、シンジも彼を追って市内に入り、ボスのタカハシ(ビートたけし)の元へ向かった。今回の仕事のエージェント、ラルフィー(ウド・キアー)が敵の手先であることを知ったジョニーはアジトのバーに乗り込むが、逆に捕まる。その窮地を女ボディガードのジェニーが救い、二人はJ‐ボーン(アイス・T)率いるアナーキスト集団“ロー・テク”の助けを借りて、逃走に成功した。その頃、タカハシのコンピューターの端末に一人の女性の像が現れ、一人娘をNASで亡くした彼の心を慰めた。タカハシは、その女性が6年前に死んだファーマコムの創設者、アンナ・コールマン(バーバラ・スコヴァ)であることを知った。シンジは説教師と名乗る殺し屋カール(ドルフ・ラングレン)を雇い入れ、ジョニーを殺すよう命じた。NASに冒されていたジェニーが倒れ、ジョニーは肉体改造屋のスパイダー(ヘンリー・ロリンズ)の元へ連れていく。ジェニーは回復し、スパイダーが驚くべきことを告げた。ジョニーの脳内の情報はNASの治療法であり、提供主はファーマコム社を裏切った研究所員が盗み出したものだった。社は利益のために、治療法を秘密にしておきたかったのだ。敵の攻撃でスパイダーは殺されるが、ジョニーの情報はJ‐ボーンによってコンピューター・ネットを通じて全世界に公開されることになった。ロー・テクの橋上要塞“ヘヴン”に敵の魔手が迫る。タカハシはジョニーと対峙するが、再び端末上に現れたアンナの説得により、彼は死の間際にIDコードをジョニーに渡す。シンジとカールも倒され、ジョニーはサイボーグ化されたイルカのジョーンズ経由でダウンロード(回収)するため、電脳空間(サイバースペース)に突入した。治療法の情報は公開され、人類は救われた。(KINENOTE)

監督:ロバート・ロンゴ
出演:キアヌ・リーヴス/ビートたけし/ドルフ・ラングレン/アイス・T

ネタバレ感想

1995年公開の作品…にしては映像が古臭いなんだよなぁ。あと、銃撃戦や肉弾戦のアクションもなんか迫力がないというか、ワンテンポ演技の動きが遅れてるように見えちゃってリアリティが薄い。公開当時はけっこうCMが流れてて、キアヌとたけしが初対峙するシーンがすごく印象に残って期待していたけど、いざ鑑賞してみると、なんなんこれぇ…と思ってしまう残念作品だった。

それぞれのキャラのつくりをもう少し頑張ってれば全員魅力的に観えただろうに、例えばたけしが演じる高橋は、けっきょく何がしたかったんかよくわからんし、すごい強キャラ感出してたかと思えば死に方は非常にあっさり。キアヌが演じる記憶屋も、なんか自分が死にたくない感が前面に出てそれをセリフでも口走りまくってて、彼は用心棒みたいになってくれる女性の登場によって少しずつ男として成長しつつ彼女のことを好きになっていくんだけども、その展開にあまり説得力みたいのを感じられない。

てなことで、記憶を保存する職業って設定はすごいと思うんだけど、それがあんまりいかされてない感じ。当時の記憶容量、32ギガでキアヌの頭はパンクしそうになっちゃうって思うと、時代の流れを感じる。この物語の設定は2021年てことで、現実世界の一年後なわけだが、ディストピアっぽさは確かに類似してる反面、技術の進歩という意味では作品内での描写と現実にはけっこう差があるように思った。

まぁでも、作品内で確か医者役の奴が言ってた、90年代時点で多くの人があふれかえる情報に流されちゃってて、その過剰にある情報を取捨選択して使えない奴らが多くなって社会がおかしくなっている的なセリフ。

まったくそのとおりで、あのころから、そしてそれ以前から将来を予見してたSFってたくさんあるのに、悪い意味でまさに世の中がその通りになってきているという意味では、非常に示唆に富んだ作品であり、それは原作のSF作家に力量があるってことだろう。

人間てのは核心的な技術を生み出す力はあるんだけど、それをうまくコントロールして使えないっていう意味では本当にダメな生き物で、こうした作品から学ぶところがたくさんあるのに、観て見ぬふりなのか、眼前の欲望に動かされてしまうものなんだろう。それはもちろん、俺も含めてのことである。

あと、キアヌが運んでいた記憶データは、電磁波の影響で発症する不治の病の治療法についてのものだったことがわかる。で、それをある大会社が隠蔽しようとしていたという。なんかねぇ、コロナ騒ぎが起こってる現在にこんな話を見てしまうと、なんとも複雑な気持ちになるのであった。

ちなみに、ドルフラングレンが怪しい宗教殺人野郎を演じてたけど、あいつっている意味あったんかね(笑)。てことで、作品そのものは全然おもしろくないけど、描かれている内容なんかは今的であったなぁ。

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