ホット・シート
元ハッカーが職場で何者かによって椅子に爆弾を仕掛けられ、爆死したくなければ金融機関をハッキングして金を奪えと脅されてジタバタさせられる。そんな中、爆弾処理班のメルギブが現場に急行するのであった。実にチープで面白くない残念作品。ネタバレあり。
―2022年公開 米 99分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:監督としても評価の高いメル・ギブソンが爆弾処理隊員を演じたアクション。元ハッカーのIT技術者オーランドは何者かにより椅子に爆弾を仕掛けられ、電話で脅されるまま大金が眠る金融機関をハッキング。タイムリミットが迫る中、爆弾処理班は救出に向かう。監督は、「サバイバル・シティ」のジェームズ・カレン・ブレザック。共演は、ドラマ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』シリーズのケヴィン・ディロン、『ビバリーヒルズ高校白書』シリーズのシャナン・ドハーティーほか。特集『のむらコレクション』(のむコレ6)にて上映。(KINENOTE)
あらすじ:ベテラン爆弾処理班の隊員ウォレス(メル・ギブソン)は、爆弾が爆発した公園に急行。一方その近くのオフィスビルでは、元ハッカーのIT技術者オーランド(ケヴィン・ディロン)が椅子の下に爆弾を仕掛けられていた。オーランドは電話で脅迫され、何億ドルもの大金が眠る金融機関へのハッキングを強要される。爆破まで60分を切る中、爆弾処理班は救出に向かう。(KINENOTE)
監督 ジェームズ・カレン・ブレザック
出演:メル・ギブソン/ケヴィン・ディロン/シャナン・ドハーティー
ネタバレ感想
メルギブが出てるというだけの理由でアマゾンプライムで鑑賞。主役は爆弾処理班のメルギブというよりは、元ハッカーを演じてたケヴィンディロンのほうだったなぁ。
と言うか、ケヴィンディロンとか久しぶりにみた。いろいろの作品に出てると思うが、イマイチパッとしない役者さんという印象。『プラトーン』や「ブロブ」に出てた頃が懐かしい。
一方のメルギブ。彼を目当てで鑑賞したのに、活躍シーンがあまりない。爆弾処理班としてベテランの域に達しているのでそれなりに有能だろうことはうかがえるし、そのような描写もあるんだけど、この事件を解決するのにはラスト以外でそんなに役立ってる感じもしない。むしろ、ケヴィンディロンが自力で頑張りぬいた感のほうが強く感じた…。
にしても、なんでこんな作品に出たんだろうか、メルギブ。一時期のニコラスケイジみたいに借金でも抱えてるのかなぁ? そう思っちゃうくらいに最近は小粒の作品にいっぱい出てる印象。
その中でも今作はかなりチープさが前面に出てて、冒頭の爆発シーンの迫力のなさで、もうダメ映画だと覚悟せざるを得なくなっちゃうほどであった(笑)。だってねぇ、爆弾処理班が出てくる作品なのに、爆発シーンに迫力がないなんて致命的すぎるでしょ。
てなことで、短い時間の作品なのに途中で眠くなっちゃうレベルの残念作品。ストーリーはそれなりにまとまってはいるものの、何の目新しさもない展開。
気になったのは、離婚危機にあったケヴィンディロンとその妻。事件を通して絆を取り戻すんだけど、あれだけ夫に愛想を尽かせてた奥さんが、警察に疑いを懸けられてる主人公をきちんと擁護してあげてることに違和感。
そんなに信頼してやってるのに、なんで離婚したくなっちゃってるのか、その辺の描写が適当すぎて、しかもラストで絆を取り戻しちゃってることにもあまり説得力を感じられないんだよなぁ。まぁ、どうでもいいんだけどさ。
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