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映画 ハイテンション ネタバレ感想 ラストでズッコケるアレクサンドルアジャ監督作

ハイテンション
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ハイテンション

親友のアレックスの実家で勉強をさせてもらうことになったマリー。目的地についた晩に、何者かが家に侵入。アレックスの家族を惨殺して彼女をさらっていった。マリーはアレックスを救うことができるのか。ラストの展開がズッコケる、アレクサンドルアジャ監督作品。ネタバレあり。

―2003年製作 仏 91分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:人を殺すことに何の動機も秩序もない殺人鬼が、友人の実家で過ごす女子大生らを狙うスプラッター・ホラー。監督・脚本は、短編「Over the Rainbow」がカンヌ映画祭に出品されたアレクサンドル・アジャ。出演は「ぼくセザール 10歳半 1m39cm」のセシル・ドゥ・フランス、「カノン」のフィリップ・ナオン、「フィフス・エレメント」のマイウェン。(KINENOTE)

あらすじ:女子大生のマリー(セシル・ドゥ・フランス)は、都会の喧騒から逃れ、親友のアレックス(マイウェン)の実家で一緒に試験勉強に励む予定である。2人は夜遅くに目的地の実家に到着。家には、アレックスの両親と幼い弟トム、そして愛犬がいる。夜、玄関のドアベルが何度も鳴る。マリーが部屋の窓から階下の玄関を見ると、そこには帽子を被った男(フィリップ・ナオン)が立っていた。父親ダニエルが玄関を開けてみると、その男が鋭利な刃物で斬りつけてきた。ダニエルは必死に逃げようとするが、玄関を開けて侵入してきた男によって酸鼻極まる方法で殺害される。マリーは機転を働かせ殺人鬼をやり過ごしたが、今度はアレックスの部屋の方から悲鳴が聞こえてきた。物音がしたためクローゼットに隠れていると、血だらけになった母親が息絶え絶えで這ってきた。その背後には、あの怖ろしい殺人鬼がいた…。マリーは、殺人鬼の姿がいないことを確認し、アレックスの部屋に入った。鎖で縛られているアレックスを助けようとするが、簡単にはほどけない。その間にも弟のトムを撃ち殺す銃声が響きわたる。マリーはあとで必ず助けにくると言い残し、その場を離れる。そして、殺人鬼がアレックスをトラックの荷台に投げ込むと、マリーもその荷台に忍び込む。男はガソリン・スタンドで給油し始め、マリーはその隙を見て、スタンドの店員に助けを求めようとするが、なかなか理解してくれない。そうこうしているうちに、殺人鬼が店員を殺し、アレックスをトラックに乗せたまま走り出してしまう。マリーはスタンドに停車してあったスポーツカーに乗り込み、トラックを猛スピードで追跡する。果たしてマリーは、殺人鬼からアレックスを救出することができるのか。(KINENOTE)

監督・脚本:アレクサンドル・アジャ
出演:セシル・ド・フランス/マイウェン/フィリップ・ナオン

ネタバレ感想

アマゾンプライムで見つけて鑑賞。アレクサンドルアジャ監督の作品ってけっこうたくさん見てるし、このブログでもいくつか紹介した。その中で本作は彼が監督デビューした頃の初期作品みたい。

なんともスプラッターで殺人描写がグロい残酷な作品で、そこはすごい。突然殺人鬼に出くわしちゃったアレックスの家族が理不尽に殺されちゃうところとか、映像的にも『悪魔のいけにえ』の影響を受けてるような感じ。

主人公のマリーはアレックスの一家が惨殺された後、彼女を助けるために奮闘する展開はなかなか緊張感があって、確かにタイトルの名に恥じない内容にはなっているように感じた。

マリーは殺人鬼にビクつきながらもそれなりに勇気があって、いろいろ頑張るところなんかも悪くない。ただ、せっかく靴を隠したり冷静な行動できてたんだから、それを履いておけば裸足でジタバタしなくて済んだろうになぁとか、ガソリンスタンドのくだりなどは、どうやってあの車をゲットしたんだろうとか、その行動に?がつく部分もなくはない。

で、結果としてどうやってアレックスを救い出すのかなぁと思わせておいて、終盤の展開にはズッコケる。なんと、一家を惨殺し、アレックスを拉致したのはマリーだったのである。てことは、あのオッサンは彼女の別人格だったということだろうか。

マリーは同性愛者でアレックスのことが好きだったみたい。であるから、序盤のほうで、彼女の家に泊まる最初の夜に、人様の家のベッドで自慰行為に及ぶというぶっ飛んだことをしてたのは、あれはアレックスを思ってシコってたということだったんだろうね。

どうしてマリーがそういう人間なのかってのは説明がないのでようわからんが、ともかく彼女には汚い田舎の大男で、金持ちが嫌いで若い女が好きというキモイおっさんの人格がいたようだ。

で、このオッサンはマリーがアレックス宅に訪れる前から女性を何人も殺害してて、その生首に自分のアレを加えさせて自慰にふけってたような描写もあるくらいな変態殺人鬼。

でも、二重人格オチだとするとこの話は辻褄が合わなく感じる部分が多々あるよね。そもそも、マリーは都会で大学生やってたみたいなのに、何でアレックスの家の近くにトラックを持ってたのかとか、そのトラックとのカーチェイスや、殺人鬼との喧嘩シーンとか、トラックの荷台でアレックスと会話してるシーンとかは、第三者から観るとどういう状況が繰り広げられてたのかが説明されていないのである。

そんなことはどうでもよくて、単にスプラッター残酷ホラーとして物語をつくりたかったんならあんなオチにすることなく、普通にマリーがアレックスを助けるために頑張り続ける内容にしといても良かったと思うんだよなぁ。

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