ザ・ロストシティ
小説家のロレッタの書いた冒険ロマンスの舞台となる遺跡が現実に発見される。遺跡の宝を狙う富豪から古代文字の解読のため無理やり孤島へ連れ出されたロレッタ。そこへ小説のカバーモデルのアランが助けにやってくる。二人は無事孤島あら脱出できるのか。キャストは豪華。ネタバレあり。
―2022年公開 米 112分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロックら豪華スターが集うアドベンチャー。恋愛小説家ロレッタは、彼女の冒険小説を読み伝説の古代都市ロストシティの場所を聞き出そうとする億万長者に南の島に誘拐され、助けに来たモデルのアランと渋々手を組み脱出を図る。サンドラ・ブロックは人生に後ろ向きになっている恋愛小説家のロレッタを演じるほか、本作のプロデューサーも務める。ロレッタと正反対の性格のアランをチャニング・テイタムが、謎の億万長者をダニエル・ラドクリフが、助っ人の男をブラッド・ピットが演じる。(KINENOTE)
あらすじ:恋愛小説家のロレッタ(サンドラ・ブロック)はロマンティックな冒険小説をようやく書きあげたところ、新刊の宣伝ツアーに強引に駆り出される。嫌々ながらイベントに出た上に、作品の主人公ダッシュを演じるカバーモデルのアラン(チャニング・テイタム)の軽薄な態度が鼻につき、イライラを募らせていた。そんな彼女の前に億万長者フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)が現れる。ロレッタの小説を読んだフェアファックスは、彼女が伝説の古代都市ロストシティの場所を知っていると確信しており、彼女を南の島に連れ去っていく。ロレッタが誘拐されたと知ったアランは、彼女を助けられなかったことを悔やみ、精鋭を味方に島へ。ロレッタはまるで正反対の性格のアランと渋々手を組み島からの脱出を図るが、大自然の過酷な環境の中で思わぬハプニングが次々に起こる。(KINENOTE)
監督:アーロン・ニー/アダム・ニー
出演:サンドラ・ブロック/チャニング・テイタム/ダニエル・ラドクリフ/ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ/ブラッド・ピット
ネタバレ感想
レンタルで鑑賞。今時、古代遺跡を巡る冒険ロマンス作品を世に出しちゃおうってところが、なかなかミスマッチな感じ。例えば2000年代以降の遺跡冒険ものや宝探し作品っていうと、『アンチャーテッド』とか『トゥームレイダー』などゲームを映画化したような印象が強い。
80年代とか90年代くらいを思い起こすと『インディジョーンズ』シリーズとか『ロマンシングストーン』とか『キングソロモンの秘宝』とかがあって、本作はどちらかというと、そちらにテイストを似せた作品で、それらよりもさらにコメディ色を強くしたような印象。
内容については特筆したいような何かがあるわけでもないし、コメディシーンも別に面白くはないんだけども、暇つぶしに観るには悪くなかったかなという感じ。
キャストが豪華でサンドラブロックとチャニング・テイタムのほか、ダニエル・ラドクリフが富豪の悪役で登場してくる。あと、ポイント高いのはブラッドピットが登場してくるところ。
なかなか頼れるクールでカッコいい強者として出てきて、サンドラブロック扮するロレッタもキュンキュンしちゃってるような描写があるんだけども、そのシーンで唐突に死んじゃう。ここはなかなか笑えるし、驚きの場面であって、ある意味ではこの作品の見どころだ。
あとはロレッタとチャニングテイタム扮するアランはそんなに仲良くもなく、アランが一方的にロレッタを気に入ってたようだが、冒険を通じて二人の仲が近づいていき、最終的に結ばれるという予定調和な展開。
まぁ冒険ロマンスだから別にいいんだけど、先に紹介したような作品を子どもの頃に鑑賞してた俺みたいなオッサンではない若者たちは、この作品を鑑賞してどう思うんだろうか。
にしても、サンドラブロックがこういうコメディよりな娯楽作品に出てるのを久しぶりに観たなぁ。この人ってもうけっこうな歳だと思うんだけど、若い頃とさほど見た目が変わらないのは、映像マジックによるものなのか。
というか、若い頃からもともと老け顔だったっていうことなのかもね。当時から絶世の美女というほどの容姿ではなかったが、愛嬌のある可愛さがあって、それが今も維持されているといった印象。冒険に似つかわしくない派手な衣装で終始頑張っているのがそれなりに痛々しくなく見られるのは、彼女だからこそなのかもね。
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