海底47m 古代マヤの死の迷宮
―2020年公開 米 90分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:海洋パニックスリラー「海底47m」のシリーズ第2弾。気弱な女子高生ミアは、父の計らいで、父の再婚相手の娘サーシャと共にサメ鑑賞ツアーに参加。そこで友人に誘われた2人は、マヤ文明の遺跡が眠る海底洞窟を探索するケーブダイビングに挑戦するが……。主演は「ぼくたちのムッシュ・ラザール」のソフィー・ネリッセ。ジェイミー・フォックスの娘コリーヌ・フォックスとシルヴェスター・スタローンの娘システィーン・スタローンが、本作で映画初出演を飾っている。(KINENOTE)
あらすじ:いじめられっ子の女子高生ミアは気弱な性格で、父親の再婚相手の娘サーシャとの関係にもギクシャクしていた。考古学者であるミアの父は、2人の娘の距離を縮めようと、週末に行われる“船中からサメを鑑賞するツアー”への参加を提案。そして当日、ツアー会場を訪れた2人の前に友人のアレクサとニコールが現れ、“もっとスリリングな遊びをしないか”と誘ってくる。それは、マヤ文明の遺跡が眠る海底洞窟に潜るケーブダイビングだった。ダイビング初級者のミアとサーシャだったが、その魅力的な誘いに乗り、海へ潜ることに。やがて、神秘的なマヤ文明都市の遺跡に辿り着く4人。しかし、複雑で迷路のような遺跡を前に、迷子になってしまう。そしてそこは、盲目の巨大人喰いサメが住む場所でもあった。出口なき迷路、途切れる命綱、酸素は残り僅か。絶望だらけのこの迷宮から、彼女たちは生還することができるのか……?(KINENOTE)
監督: ヨハネス・ロバーツ
主演:システィーン・スタローン/ソフィー・ネリッセ/コリンヌ・フォックス/ブリアンヌ・チュー
ネタバレ感想
まったく期待しないでレンタルで鑑賞したところ、意外にも楽しめた。前作よりもこっちのが面白かったなぁ。どの辺がいいかというに、サメの登場シーンや、死体の出てくるところのタイミングがいいのか、けっこうビビらせてくれるのだ。ラストの展開もスリリング。
話自体は単純。イジメられてる気弱な性格のミアは、血がつながってない姉との関係もさほど良くない。しかし、いろいろあって二人は、友人と連れ立ってマヤ文明の遺跡が水没している海底洞窟でダイビングをすることに。
そしたらそこに暗闇に適応した大きな人食いザメがいて、ミアたちに襲い掛かってくるのだ。果たして彼女らはサメの追撃をかわして、無事洞窟から脱出できるのかーーという感じ。
彼女らに同行する二人の友人も、性格がきちんと描き分けられていて、その辺もわかりやすい。で、おそらくはこの窮地を潜り抜けようと必死になっている間に、ミアは人間的にも成長していき、姉との絆を深めていくんだろうなと予想していたら、やっぱりそういう内容だった。
ただ、その辺のありがちさが不満にはならない程度に、この作品は最後まで楽しめる。ちなみに、友人の中の一人として出てくる娘がけっこう美人だなぁと思ってたら、なんとこの人、あのシルベスター・スタローンの娘らしい。画像検索してみたら、確かに目元なんか似てるような気もしなくもない。しかしまぁ、こんなクズ人間役が銀幕デビュー作品とは、彼女はそれでよかったんだろうか(笑)。ついでに、ミアの姉役の人は、ジェイミー・フォックスの娘なんだって。
ともかくまぁ、最終的にミアの親父は死ぬし、友人たちも死んじゃう。前作はあまり救いのないラストだったので、今作もそうなるのかなと思ったら、姉妹だけが生き残るラスト。皮肉なのは、本来自分たちが参加するはずだった、サメ鑑賞ツアーの船に彼女らが助けられるところ。ちょっとした好奇心で、生き死にが決まっちまうわけですね。
しかし、姉は最後のサメの攻撃で内臓っぽいもん出てたし大丈夫か? 主人公もどっか食われてかなり傷ついてて、出血多量とかならんのかね。無傷で終わらないところは悪くはないとは思うのだが。
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