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映画 グリーンバレット最強殺し屋伝説国岡合宿編 ネタバレ感想

グリーンバレット最強殺し屋伝説国岡
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グリーンバレット最強殺し屋伝説国岡[合宿編]

殺し屋の生活を描くモキュメンタリ―作品の続編。今回は殺し屋志願の女子たちに国岡がインストラクターを務める話。実にバカバカしい展開が青春ドラマになっていく面白作品。ネタバレあり。

―2022年公開 日 106分―製作年 2022

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督が、ある殺し屋の日常を描いた「最強殺し屋伝説国岡 完全版」の続編。フリーの殺し屋国岡は、新人の殺し屋女子6人を一人前にする訓練合宿のインストラクターとして招かれる。だがある事故が暴発し、凶暴な集団が迫り来る。出演は、2021年のミスマガジン受賞者である和泉芳怜、山岡雅弥、天野きき、辻優衣、大島璃乃、内藤花恋。殺し屋国岡を前作に続き、伊能昌幸が演じる。(KINENOTE)

あらすじ:プロの殺し屋を目指して、京都最強の殺し屋・国岡(伊能昌幸)がインストラクターを務める訓練合宿に参加した山田ふみか(和泉芳怜)、今井美香(山岡雅弥)、神里はるか(天野きき)、東雲唯(辻優衣)、鹿目梨紗(大島璃乃)、沖田響(内藤花恋)の6人。だが個性が炸裂する6人は早くも破綻をきたし、国岡でも全くコントロールができない。そんなストレスがピークに達した時、ある事故が暴発。それは、凶暴かつ最悪な殺し屋集団フォックスハンターを合宿所へ向かわせることに。果たして国岡は、新人女子6人と共に生き残ることができるのか……(KINENOTE)

監督・脚本:阪元裕吾
出演:和泉芳怜/山岡雅弥/天野きき/辻優衣/大島璃乃/内藤花恋/伊能昌幸/松本卓也 /板尾創路/沢口愛華

ネタバレ感想

U-NEXTで鑑賞。合宿編てなんだよって思ってたら、なるほどこういう内容か。前作のようなモキュメンタリ―感は正直ないんだけど、前作以上に楽しめたな。

そもそも、殺し屋という職業が社会の中で普通に認知されてるところがこの作品の背景になる肝なわけだが、今回はそこで活躍する中心人物となる殺し屋志願者たちが10代くらいの女性たちっていう設定がいい意味でイカレてる。

導入部分の殺し屋志願女子たちの面接シーンが実にバカバカしくて面白く、その面接官を務める男が自己啓発セミナーの主催者みたいな胡散臭い奴で、マジでこのシーンの阿保さ加減だけで笑えるのだ。

その阿保らしさに拍車がかかるのが、国岡がインストラクターとして参加することになった合宿シーンなわけだが、最初の展開はまんま、かつてのTBSの人気バラエティ『ガチンコ!』みたいな感じ。これが実にまったく本当にバカバカしくて笑っちゃうんだよなぁ。

しかも女子以外のキャラもけっこう笑わせてくれて、カメラマンと国岡ともう一人の殺し屋が夜にやる反省会が個人的にツボ。特にカメラマンが『トロールハンター』みたいな作品を撮りたいとか言っちゃうところがね(笑)。

てな感じにシュールな展開の中で、かえって芸人の板尾創路の面白味があんま出てなくて、彼の存在感が薄くなっちゃってるのは残念なところか。あと、そもそも女子たちを殺し屋にしようとしてた自己啓発的野郎は、最後に女子たちや国岡と戦闘を繰り広げる狂暴な殺し屋集団の一員だったようだけど、彼は何を目的として女子たちを殺し屋にしようとしてたんだっけ?(笑)。

まぁその辺はどうでもいいとして、そうしたバカバカしい展開が、最後にはベタな青春ドラマとして大団円してくってところが何ともよろしい。戦闘シーンも安定した面白さだし、『ベイビーわるきゅーれ』もそうだけど、このゆるッとした感じのテイストで、笑わせてくれるバイオレンスを撮らせたらこの監督以外に適任者はいないなぁって感じた。

『ハングマンズノット』みたいな凄惨かつ社会派な何かを感じさせる内容も悪くないんだけど、こっちのテイストの作品たちで人気を集めてるのがまさにそれを証明してますわな。

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阪元裕吾監督が京都で最強と言われる凄腕の殺し屋、国岡という男の仕事の日々を追ったモキュメンタリ―作品。日常の中に殺し屋という職業が当たり前のように機能してる感じが新鮮だし、ユーモアも感じられる、なかなか楽しめる作品。ネタバレあり。
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