L.A.ギャングストーリー
なんか観たことある内容だなぁと思いながら鑑賞。もしかしたら2回目の鑑賞なのかと疑っていたんだけど、そうではないことに気付いた。何でそんなに既視感を覚えたかというと、この作品てほとんど『アンタッチャブル』と同じなんだよな。
―2013年公開 米 113分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:実話を基に、ロサンゼルスを牛耳るギャングのボスと、L.A.市警のはぐれ者たちによる極秘チームの闘いを描くクライム・アクション。監督は、「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。出演は、「ミルク」のジョシュ・ブローリン、「ドライヴ」のライアン・ゴズリング、「きっと ここが帰る場所」のショーン・ペン。(KINENOTE)
あらすじ:1949年、ロサンゼルス。ニューヨークのブルックリン生まれのギャングのボス、ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)は、ドラッグ、銃器取引、売春など、手段さえあれば何でもするという勢いで街を牛耳り、シカゴから西の広い地域の賭博も仕切っていた。彼自身が雇っている手下だけでなく、首根っこを押さえられている警察や政治家も意のままに操り、自らを“神”と豪語するコーエン。そんなコーエンの帝国をぶち壊すために、ジョン・オマラ巡査部長(ジョシュ・ブローリン)とジェリー・ウーターズ巡査部長(ライアン・ゴズリング)率いるL.A.市警の“はぐれ者たち”による、たった6人の極秘チームが結成される……。(KINENOTE)
監督:ルーベン・フライシャー
出演:ライアン・ゴズリング/ジョシュ・ブローリン/ショーン・ペン/ニック・ノルティ/エマ・ストーン
ネタバレ感想
本作とブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』、両方の作品を鑑賞したことある人ならみんな俺と同じようなことを思うのではないか。で、どちらも事実を基にしたお話なんだけども、本作はキャストが豪華なだけで、何とも退屈な作品であった。
本当に事実が基になっているんだろうか。それにしては細部に穴がありすぎるような。主人公たちは警官だけど、合法的な形をとらずにミッキーの犯罪組織に攻撃をしかける。その内容が過激すぎて、もはやどっちがギャングだかよくわからん。
最終的に彼らはミッキーの組織にカチコミ攻撃を仕掛けることになるわけだから、あんな回りくどいことして犠牲者まで出しちゃうくらいなら、最初から6人で特攻しとけやと思わないでもない。
ライアン・ゴズリング扮するイケメン刑事も何考えているのかサッパリわからん奴なので感情移入できないし、ジョシュ・ブローリンが演じる主人公の警官もそれは似たようなもんだ。犯罪撲滅に命を懸けているのはわかるんだけども、テメェはラストに家族と幸せに暮らせてハッピーだろうけど、おまんの適当作戦のせいで仲間が犠牲になっているんだがね。
ミッキー・コーエンが酷い犯罪者だというのはわかるんだけども、数人に乗り込まれたくらいで壊滅しちゃうような組織が西海岸一体を支配できてたのはなんでなんだろうか。ラストのカチコミ時点ではすでに、相当組織を弱体化されてたからか? もう一回観て確認しようとは思えないほどに、つまらない犯罪映画であった。
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