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映画『エミリー 悪夢のベビーシッター』ネタバレ感想 見どころは長男への性教育(笑)

エミリー
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エミリー 悪夢のベビーシッター

常軌を逸した行動をとるサイコパスの恐怖を描きたかったのか何なのかよくわからん。サイコパスと協力者は、もう少しシンプルな計画にしておけば誰も殺さなくても目的は達せられたと思うのだが。ネタバレあり。

―2015年製作 米 83分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:サイコパスのベビーシッターが子どもたちを狙うスリラー。(KINENOTE)

あらすじ:結婚記念日を祝うため、ふたりきりで出掛けることになったダンとジョイス夫妻は、3人の子どもたちをベビーシッター・アンナに預けることに。しかし、彼女の行動が次第に過激さを増し…。(KINENOTE)

監督:マイケル・セリン 出演:サラ・ボルジャー/クリス・ビーテム/スーザン・プルファー/ジョシュア・ラッシュ

ネタバレ感想

やってることが回りくどい

これは酷い。サイコパスが出てくるスリラー作品てことだが、その女性サイコパスの行動が回りくどいし、彼女の恋人は事故死するというトンマさ。こいつらの目的って幼い子ども誘拐して自分たちの手で育てたいってことだよね? だったらもう少し効率的なやり方あると思うんですが。

ダンとジョイス夫妻が記念日を祝うために、ベビーシッターを雇う。彼女の名はアンナだ。でも、このアンナ。冒頭で黒塗りの車に拉致される。そして、殺されちゃう。アンナに成りすましてベビーシッターとして夫妻の家に行くのが、エミリーである。

てなことでエミリーが、アンナに成りすまして夫妻の3人の子らの面倒を見ることに。その言動は確かに常軌を逸している。逸しているが、こいつの目的は一番末っ子を自分になつかせて連れ去ること。だったら、残りの二人の子どもに自分のサイコさを徐々に見せつけて、怖がらせる必要はまったくないのではないか。さっさと二人に菓子でも食わせて、ジュースに睡眠薬混ぜて飲ませて、おねんねさせればそれで任務完了だろ。あとは末っ子をさらえばいいんだから。

長男に性教育している場合なのか(笑)

エミリーが、わざわざ夫妻が外出している限られた時間を目いっぱい使っていろいろジタバタする意味がよくわからない。長男を惑わせたいのか、彼をトイレに呼び出して自分が生理中であることを明かしてタンポンを手渡しさせるとか、何の意味があるのか。この意味不明さがサイコパスのサイコたるゆえんなんだろうか。

ともかく、エミリーの常軌を逸した言動で鑑賞者を怖がらせたいのかもしれないが、ちっとも恐ろしくないし、何なのこいつって感じなのだ。劇終してみると、確かにあの子どもたちには何らかのトラウマは残っただろうなと思うが、何の余韻にもならない。

ちなみに鑑賞者には、つまらない映画を観させられ、悪夢に等しい時間を過ごさせられたというトラウマは残るかもしれない。さすが、邦題のサブタイトルが「悪夢のベビーシッター」というだけはある。

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