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映画 殺しのドレス ネタバレ感想 ナンシーアレンがエロい

殺しのドレス
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殺しのドレス

―1980年製作 米 105分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ニューヨークを舞台にあるセクシーな中年の人妻が殺された事件をめぐって展開する心理劇的サスペンス映画。製作はジョージ・リットー、監督・脚本は「フューリー」のブライアン・デ・パルマ、撮影はラルフ・ボード、音楽はピノ・ドナジオ、編集はジェリー・グリーンバーグ、衣裳はアン・ロスが各々担当。出演はマイケル・ケイン、アンジー・ディッキンソン、ナンシー・アレン、キース・ゴードン、デニス・フランツ、デイヴィッド・マーグリース、フレッド・ウェバーなど。(KINENOTE)

あらすじ:マンハッタンにあるアパートの一室。シャワーを浴びている中年女性ケイト(アンジー・ディッキンソン)は、その後、夫のマイク(フレッド・ウェバー)の腕の中で歓びの声をあげた。しかし、マイクがベッドから出ていった後の表情は決して満足したものではなかった。ケイトは時々突然たくましい男に襲われる夢を見ていた。そして精神分析医のエリオット(マイケル・ケイン)のクリニックにかよっていた。彼女にはピーター(キース・ゴードン)という息子がいたが、彼はコンピューターに狂っており、今も科学コンクールに出品するためにその組立てに余念がなかった。翌日、1人で街に出たケイトは、白いコートに白いハンドバッグ、白い手袋という出で立ちでまずエリオットを訪ねた。紳士的な彼は、ケイトの夫のセックスへの不満を聞いてやり、程よい助言を与えた。それからケイトはメトロポリタン美術館へと向かった。医者の助言も彼女には効用はないとみえ、いらいらした気持ちはそのまま美術館の内部までもちこまれた。その中で彼女は1人の男の視点を感じた。男は挑発的にケイトを誘う。彼女は誘われるままにその男とタクシーの中で情事を交わし男のアパートヘ行った。その男の机の中の書類から、男が性病であることを知り急いでその部屋を出たケイトは、途中指輪を忘れて来たことに気づきエレベーターで戻った。が、扉が開いた瞬間、彼女は何者かに襲われナイフで惨殺された。ちょうどエレベーターを待っていた若い女性リズ(ナンシー・アレン)は、死体を発見、犯人らしいブロンドの女性を目撃した。刑事マリノ(デニス・フランツ)の取り調べを受けるリズ。娼婦であるリズにマリノは冷たい。一方、犯人はリズを狙いはじめていた。地下鉄の中で間一髪、犯人に殺されるところをケイトの息子ピーターに助けられるリズ。犯人は性的倒錯者だっためだ。女の心を持った男…。自分の中の男を刺激する対称、つまりケイトのようなセクシーな女は彼の中の女の部分が邪魔とする存在だったのだ。その犯人とは何と精神分析医のエリオットだった。証拠を掴むためにエリオットを挑発するリズ。彼が再び殺人を犯そうとした寸前、かけつけたマリノ刑事がリズを救いエリオットを捕えるのだった。(KINENOTE)

監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ
出演:マイケル・ケイン/アンジー・ディッキンソン/ナンシー・アレン/キース・ゴードン/デニス・フランツ/デイヴィッド・マーグリース/フレッド・ウェバー

ネタバレ感想

ヒッチコックの『サイコ』の影響を受けていると呼ばれてる今作だが、俺は『サイコ』よりも先にこっちを鑑賞していたので、初見の時はそういうふうに感じなかった。今回久しぶりに観て、なるほど確かにとは思わされた。

特に序盤、主人公と思われた欲求不満セレブおばさんが殺されちゃって物語から姿を消すところ。この展開なんかはまさに『サイコ』を彷彿とさせる。確か、監督のデ・パルマはヒッチコックにかなり影響を受けてる人なんだったはず。

さらに、デパルマ監督と言えばその映像手法などが言及されることが多く、今作でも画面を2分割にした展開などをつかっており、そういうところは今見てもけっこう斬新な感じ。

本作はサイコスリラー的なお話として彼の作品の中でもけっこう評価が高い作品だが、俺は暴力映画やギャング映画が好きなので『アンタッチャブル』『スカーフェイス』『カリートの道』なんかがデパルマ作品ではお気に入り。あと、冒頭の描写に引き寄せられる『ファムファタール』もいいな(評判イマイチだけど)。

てなことで、本作のみどころはナンシーアレンだろう(個人的主観)。俺が彼女のことを最初に見たのは、10代の頃の『ロボコップ』で、その当時は(この作品から数年しか経ってないのに)もうけっこうなオバサンて感じに見えたけど、今作や同監督作の『ミッドナイトクロス』なんかで出演している彼女はけっこうかわいい。今作の下着姿もなかなかエロい。髪型のせいもあるのかも。

で、内容について。殺人者はエリオット博士で、性的倒錯者であり二重人格であったことが判明するけども、そもそもカミソリを奪われたことを警察に言わないでおくところとか、けっこう怪しいのであって、意外性という意味ではさほどでもない。そして、この作品については他に述べたい感想がない(笑)。しかしまぁ、変態監督デパルマさんらしい作品といえば本当にそうである。

次は『ミッドナイトクロス』あたりも紹介したい。俺がいちいちしなくても、もっと詳しくて有意義な情報を出せる人はいっぱいいると思うけど(笑)。

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