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映画『プライム・ターゲット』ネタバレ感想 ベルギー首相のアメリカ大統領殺害計画

プライムターゲット
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プライム・ターゲット

なんともぶっ飛んだ大統領殺害計画。一国のリーダーを脅迫して標的を殺っちまおうなんて、かなり荒唐無稽だ。という意味で大味な内容ではあるが、最後まで楽しめる。ネタバレあり。

―2017年公開 伯 115分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「ロフト.」および同作品のハリウッドリメイク版「パーフェクト・ルーム」を手がけたベルギー人監督エリク・ヴァン・ローイによるスリラー。特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017』にて上映。(KINENOTE)

あらすじ:会議に向かっていたベルギー首相は、突如、武装グループに誘拐されてしまう。武装グループは首相の家族を人質に取り、サミット中にアメリカ大統領を殺害するよう命じる。(KINENOTE)

監督:エリク・ヴァン・ローイ
出演:ケーン・デ・ボーウ/サスキア・リーヴス/アダム・ゴドリー/ネイサン・ウィレイ

ネタバレ感想

適当なあらすじ

家族を人質にとられたベルギー首相。悪者たちに脅迫され、各国の首脳が集まる会合でアメリカ大統領殺害を命令される。で、秘書と連携しつつ状況を打破しようとするんだが、敵のほうが一枚上手。最終的には拳銃を持たされてアメリカ大統領と2人のみになる。もちろんそのタイミングで大統領を銃殺しなければならない。それでどうなったかという話。

回りくどい作戦

で、ネタバレしちゃと、悪者たちがなぜ大統領を殺したいかというと、この大統領は女性でかなりの平和主義者。だが、世の中には平和になっては困る輩もいるから――という理由で彼女を消そうとするわけである。

まぁわからんでもない、わからんでもないし、殺害計画もなかなかすごいんだけど、そもそもシークレットサービス(と思われる)として彼女のすぐ近くで仕事をしてる奴もいるくらいに、アメリカ政府の中枢に入り込んでいる組織なんだから、こんなまわりくどい計画を立てなくてもよかったような…。まぁでも、そういうシチュエーションでなければ作品が成り立たない設定勝負の映画なので、それを言っても仕方ないんだけど。

銃を使えない奴に標的を銃殺させようってのが…

とは言え、ベルギー首相は「銃を撃ったことがない」という素人。そんな人間に大統領を射殺させようってけっこう無理がある気が。実際そのシーンで首相は起死回生の賭けにでるわけだけども、仮にその選択をせずに大統領を撃つことにしたとして、彼にそんな芸当ができただろうか。撃たせたいなら至近距離で撃つようにとか、胸か頭に銃口をつきつけろとか、予め教えてやっておかないとダメだろ。

ちゃっかり浮気してやがる首相

ついでに書いておくと、この首相は自分の秘書と浮気していたことが発覚する。奥さんもその事実を知ることになるわけで、ラストは一応めでたしめでたしになってたけども、あの後、家族は崩壊するんだろうなぁと思った。

とかいつも通りに腐してしまっているけど、最後まで楽しめる佳作ではありました。

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