デイライツ・エンド
主人公のルークが一人で行動している序盤はものすごく静かな展開なので、眠くなった。しかし、サラ(サムだったかも)という女性を助けて以降がおもしろい。物語そのものに奇抜さはなく、ゾンビとヴァンパイア作品にアクション要素を盛り込んだだけ。でも、そのシンプルさがよい。ネタバレあり。
―2015年製作 米 105分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:『ルール 無法都市』のウィリアム・カウフマン監督によるサバイバルアクション。(KINENOTE)
あらすじ:謎の疫病によって荒廃した地球。時を経て、人間の多くは血に飢えたクリーチャーへと変貌を遂げていた。流れ者の一匹狼ルークは、廃墟となった警察署に身を隠す生存者グループと出くわす。愛する女性を奪われ復讐に燃えるルークと、安全地帯への逃亡を渇望する生存者たち。目的が合致した彼らは、クリーチャーたちの昼間の寝床であるビルへ襲撃を仕掛けるが……(Amazon)
監督:ウィリアム・カウフマン
出演:ジョニー・ストロング/ランス・ヘンリクセン/ルイス・マンディロア/チェルシー・エドマンドソ/ハキーム・ケイ=カジーム
ネタバレ感想
この映画って、ゾンビとヴァンパイアものに、『マッドマックス』シリーズのマックスみたいな一匹狼のヒーローを登場させるごった煮作品になっている。カーアクションはないものの、最後のシーンなんて、『マッド・マックス』そのまんまな感じ。
とはいえ、そういう映画たちの良い要素を詰め込んでいるような作品なので、人間ドラマ的要素はちょっと適当には見えるが、なかなか楽しめるのである。楽しめる要因となっているのは、そこそこ緊迫感のあるアクションシーンがいくつもあるからだろう。クリーチャーと戦う主人公たちは、武器、弾薬はけっこう持っているようで、この作品では敵に対して惜しみなく銃撃を行える。使われる銃器もいろいろな種類があるのがいい。
あとは、主人公のロークが渋いし、なかなかかっこいいのである。マックスそのままみたいな奴ではあるが(笑)。残念なのは、ヒロインと思われるサラ(サム)のキャラが弱く、重要人物かと思わせて大して活躍しないところであろうか。
いずれにしても、ゾンビ系の映画としてはそれなりに楽しめる好感度の高い作品であった。
おもしろゾンビ映画
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