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映画 コード211 ネタバレ感想 ニコラスケイジVS強盗団

映画 コード211
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コード211

―2018年公開 米 87分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ニコラス・ケイジ主演で、実際に起きた銃撃事件「ノースハリウッド銀行強盗事件」を基に描くアクション。特集『のむコレ2018』にて上映(11月2日開催の前夜祭でも上映)。(KINENOTE)

あらすじ:引退間際の警察官マイクは、パトロール中に銀行強盗に遭遇。進行中の強盗を表すコードである「#211」を発動するが、完全武装した強盗団によって前線に取り残されてしまう。マイクは人質の救出を目指すが……。(KINENOTE)

監督:ヨーク・アレック・シャクルトン
出演:ニコラス・ケイジ

ネタバレ感想

いつも困った顔をしているニコラス・ケイジが、今回は刑事でなく警官役で登場。実際に起きたノースハリウッド銀行強盗事件を基にしているそうだが、その事件との類似性は、重武装をした銀行強盗VS警察の大規模な銃撃戦ってことくらい。物語内に出てくる人物や各人の背景から広がっていく物語そのものは、フィクションだと思われる。

それにしても、近年はB級、Z級とも言える映画にばかり出演しているニコラスケイジ。その仕事を選ばなさぶりは、どうしてなんだろうか。まぁでも、そういうどうしようもない映画でも、ケイジ氏が出ているのならーーという気持ちで鑑賞してしまうのだから、そこが彼のカリスマ性なのかもしれない。ある意味で、ケイジ中毒者になっているのかも(笑)。

てなことで、久しぶりにケイジ氏の活躍を拝もうとアマゾンプライムで見っけて鑑賞してみると、まぁそれなりに最後まで楽しめる。尺が短いところにも助けられているのは間違いないが、酷評するような内容ではなかった。

ではいいところは何かというと、それは当然、ケイジ氏の主演作だからだ。それ以外には特にない(笑)。悪いところはつつけばたくさん出てくる。その中で最も突っ込みたいのは、強盗団が血祭りになるラストだ。

インターポールの姉ちゃんがスワットの隊長に、元特殊部隊で、アフガニスタンでは傭兵をしていた強盗団の強者ぶりを伝える。それによると、強盗団はスワットに攻撃をさせて、その攻撃に乗じて自分たちを守る戦略が取れるのだ云々…。要するに、ともかく手ごわいのだ。正面突破なんて危険だ…。てなことを言って煽る。

ところが、ところがである。強盗団は全然そんなことしなくて、なんと人質を外に解放しつつ、その勢いで自分たちもスワットと警官隊が待ち構える正面玄関から突破を図るのである。

オイオイオイオイ

インターポールの言ってた前振りは何だったんだよ。しかも、正面突破なんて玉砕作戦なんであるから、ある程度は警官たちにダメージは与えたものの、強盗団はあえなく銃弾を撃ち込まれ、道路の染みに変わっていくのであった…バカなの?

そもそも、この強盗団、人質をアッサリ殺したかと思えば最後は解放してるし、やってることが支離滅裂。解放した際に爆弾をある女性に忍ばせてたので、外で全員爆殺させるつもりだったのかもしらんが、そんな面倒臭いことせんでも、銀行内で人質皆殺しにしといて、爆弾は爆弾で別に使ってもよかったんじゃあるまいか。それは俺のような素人の浅はかな考えなのだろうか。まぁともかく、あのラストの散りっぷりは、失笑もんであった。

で、あんなラストにするんなら、インターポールのお姉ちゃんも登場する意味なかったような気がしないでもない。とかとか、言いたいことは山ほど出てくるけど、つまらなくはないです。最後まで楽しく鑑賞はできます。できると思います。人によるだろうけど。

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