ロンドンゾンビ紀行
―2013年公開 英 88分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:ロンドンの下町を舞台に、突如大量発生したゾンビと老人ホームの老人たちが戦うホラー・コメディ。出演は「スナッチ」のアラン・フォード、「コントロール」のハリー・トレッダウェイ、「007/ゴールドフィンガー」のオナー・ブラックマン、「ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣」のラスムス・ハーディカー。(KINENOTE)
あらすじ:テリー(ラスムス・ハーディカー)とアンディ(ハリー・トレッダウェイ)の兄弟は危機に直面していた。昨今の不況によって、大好きな祖父が入居している老人ホームが閉鎖されるというニュースがこの事件の始まりだった。ホームが閉鎖されたら、祖父やその友人たちはどうなってしまうのか?この事態を打開するため、兄弟は銀行強盗を計画。ところが、銀行に押し入ったのはいいが、いつの間にか建物の周囲をゾンビが包囲していたのだ。兄弟は真っ先に祖父の安否を気遣うが、ちょうどその頃、老人ホームにもゾンビの魔の手が忍び寄っていた……。果たして、2人は無事に祖父を助けることができるのか?ロンドンの下町を舞台に、ゾンビ退治大作戦が始まる!(KINENOTE)
監督:マティアス・ハーネー
出演:ハリー・トレッダウェイ/ラスムス・ハーディカー/アラン・フォード/オナー・ブラックマン/ミシェル・ライアン
ネタバレ感想
ロンドンの地下に眠ってた墓場みたいなところを工事で掘り起こしちゃったもんで、ゾンビが街中にわらわら出てきちゃう。で、ロンドンの下町に住んでた青年や老人たちが生き残りを図ってジタバタする話。
数あるコメディタッチのゾンビ作品の中では、それなりの水準を保っていて、そこそこ楽しめる。笑わせようとするギャグシーンがさして面白くないものの、それぞれのキャラの特徴がきちんと生かされているし、ベタとは言え、個性的なところも良い。
最大の特徴は、老人ホーム住まいだった老人たちが活躍するところだろう。通常のゾンビ作品では、老人はゾンビ世界の中では足手まといになりがちだが、今作ではそれを逆手にとって、老人がゾンビとそれなりに渡り合う描写があるのがいい。
主人公の兄弟たちの育ての親である爺さんは、第二次世界大戦に出征した経験があるようで、その描写によると、ナチスの兵士たちをかなりの数ぶっ殺した戦闘力の高い奴だったらしく、このジジィが主人公と言ってもいいくらいに、彼の見せ場はたくさんあるし、その辺りが今作の見どころではないかと思われる。
他の部分では特に目新しさはないけども、鑑賞には耐えうる佳作。
コメント
ゾンビ側も老人だらけ。噛み殺そうとしたら歯がない!ってシーンには笑ったww
老人たちの使い方がいいですよね!