スポンサーリンク

映画 アンストッパブル ネタバレ感想 ノオミラパスの娘愛

映画 アンストッパブル
スポンサーリンク

アンストッパブル

娘を亡くした過去を持ち精神的に不安定な女性、ノオミラパス演じるリジーが亡き娘に似ている少女を見つけて、自分の娘のような気がしてきて暴走し始めるスリラー。ネタバレあり。

―2020年公開 濠 98分―

スポンサーリンク

解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパス、「美女と野獣」のルーク・エヴァンス主演のサイコ・スリラー。離婚し一人で息子を育てているリジーは、不慮の事故で失った娘の面影のある少女ローラと出会う。それ以降、リジーはローラのいる所に現れるようになる。脚本は、「LIONライオン25年目のただいま」のルーク・デイヴィス。監督は、「虹蛇と眠る女」のキム・ファラント。(KINENOTE)

あらすじ:離婚し、一人で11才の息子を育てているリジー(ノオミ・ラパス)は、かつて娘を不慮の事故で失った過去があった。今でも娘の誕生日には、ケーキにロウソクを灯すような日々を送っており、精神が不安定という理由から、元夫(ルーク・エヴァンス)からは息子の単独親権を要求されていた。ある日、リジーは息子の友達の誕生日パーティーで、失った娘の面影のある少女ローラを見かけ、釘付けになる。その日以降、リジーはローラがいる公園やバレエの発表会に現れるようになり、初めは友人付き合いをしていたローラの母親も、次第に危機感を募らせ始める。二人はついに激しく対峙するが、事態は思いがけない結末を迎える……(KINENOTE)

監督:キム・ファラント
出演:ノオミ・ラパス/ルーク・エヴァンス/イヴォンヌ・ストラホフスキー/リチャード・ロクスバーグ/アニカ・ホワイトリー

ネタバレ感想

…と冒頭では紹介したものの、暴走ってほどでもない感じで劇終を迎える。リジーは娘を出産した病院の火事で娘を亡くして以来、精神的に不安定。息子はいるものの、その精神の不安定さのせいか夫とは離婚していて、親権を父側に持っていかれそうになっている。

確かに持っていかれても仕方ないような不安定さがあり、であるから、クレアという女性の娘、ローラが自分の娘のような気がしてきて、ある意味ストーカーみたいな行動に出始めるのだ。息子をダシに使って。

彼女にはその場しのぎで嘘をつくようなこともあって、やっぱり何だか変。でまぁ、ローラがやっぱり自分の娘のような気がして段々クレアから恐れられるようになり、知人としての縁を切られそうになるんだけども、最後で判明するのは、ローラはマジでリジーと血のつながった娘だったということである。

実はクレアもリジーと同じ病院で娘を出産していて、彼女の本当の娘は焼死してしまったので、リジーの娘をかっさらってローラとして育てていたということが判明するのだ。

要はリジーの母性というか娘に対する愛は本物だったのだ――というように見せたかったのかどうなのか、その辺はよくわからないが、物語としては一応、そうした驚きの展開を迎えて劇終する。

しかしだな、仮にローラがリジーの真の娘だったのはいいとして、あの後はどうするんだろうか。ローラ自身はクレアと彼女の旦那が真の親だと思っているわけだし、兄もいる。それを自分の家族と認識している少女に対してあとからリジーが真の母親と言い張ったところで、どうにもならんような気がするし、少女は動揺してしまうんではないか。

て、勘ぐると、クレアの過去にした行為はかなり罪深いし、自身の家族を崩壊させるであろうことだったが、この後、両家の人々はどのように生きていくのか、その辺の示唆がまったくないのはいかがなもんだろうか。

ついで、リジーはローラに自身の娘の面影を認めていたわけだが、出産間もない娘と、成長して数年経っている少女を、いくら母親だからと言え似ている部分を見つけることなんてできるんだろうか。

それがわかるくらい母子のきずなは深いのかというと、娘のほうはそれを感じていないんだから、愛の深さは母親のほうにあるということだろうが、なんともよくわからん作品であった。

どうせなら、リジーが単なる妄想野郎でもっともっとクレア一家に対して迷惑かけまくる暴走モードに入ってくれたほうが、面白かったような。

ノオミラパスって演技凄いなぁって思うんだけど、なんとも地味な映画ばかりに出ている印象。

アンストッパブル [DVD]
コロムビアミュージックエンタテインメント
映画 アンロック陰謀のコード ネタバレ感想
内容には、そんなに目新しさもないのでいずれ忘れちゃうような感じだけども、短い尺でしっかりサスペンスしているし、アクションパートもそれなりにあるので、なかなか楽しめた。
映画『セブン・シスターズ』ネタバレ感想
七つ子が登場する設定がうまく活かされているのと、その七つ子を一人で演じ分けたノオミ・ラパスの存在が、この作品を面白くしているのだと思った。ネタバレあり。 ―2017年公開 英=米=仏=伯 123分―
映画 クロース 孤独のボディーガード​ ネタバレ感想 ネットフリックス配信作品
ノオミ・ラパス主演のサスペンスアクション。ボディガードと依頼人が擬似的な母娘のような関係になって、お互いが成長していくバディムービー。ネタバレあり。 ―2019年製作 米=英 94分―
映画『ラプチャー 破裂』ネタバレ感想 恐怖を克服した先にある結末は…
蜘蛛が嫌いな人間に、蜘蛛から逃げられない状況を与え続けるとどうなるか―ー。うまくいくと、破裂しちゃうんです。そして破裂すると、進化できます(笑)。進化できても嬉しい要素が全くないので、ハタ迷惑な事、この上ない。ネタバレあり。 ―2017年公開 米 102分―

コメント

タイトルとURLをコピーしました