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映画 48時間 ネタバレ感想 ニックノルティ&エディマーフィ―

48時間
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48時間

―1983年公開 米 96分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:サンフランシスコの町を舞台に、刑事と囚人という異色コンビが凶悪脱獄囚を追いかけるというポリス・アクション・スリラー。製作はローレンス・ゴードンとジョエル・シルヴァー。エグゼクティヴ・プロデューサーはD・コンスタンティン・コンテ。監督は「ロング・ライダーズ」のウォルター・ヒル。脚本はロジャー・スポティスウッド、ウォルター・ヒル、ラリー・グロス、スティーヴン・E・デ・スーザの共同。撮影はリック・ウェイト、音楽はジェームズ・ホーナーが担当している。出演はニック・ノルティ、これが映画デビュー作になるエディ・マーフィ、アネット・オトゥール、ジェームズ・レマー、フランク・マクレーなど。82年5月17日からカリフォル二ア州モデストで撮影に入り、のちLA、サンフランシスコに移り、3カ月で終了した。(KINENOTE)

あらすじ:ある夏の暑い日、カリフォルニアの草原地帯で囚人たちが鉄道の線路工事をしていた。囚人のひとり、ギャンズ(ジェームズ・レマー)が、こちらに近づくトラックを見つけた。トラックがとまり、背の高いインディアンのビリー・ベア(ソニー・ランダム)がおりてきて、オーバーヒートしたので水をわけてくれと頼む。ギャンズが彼をからかう。怒ったビリー・ベアがとびかかり、2人はとっくみあいの喧嘩を始めた。とめようとした看守のブラディをギャンズが射殺。2人はトラックにとび乗って逃走する。サンフランシスコでは、刑事のジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)が恋人のエレイン(アネット・オトゥール)と一緒の朝を迎えた。ジャックは精神的に相当まいっている様子だ。その頃、ギャンズとビリー・ベアはサンフランシスコに来ていた。公園のベンチには昔の仲間ヘンリー・ウォンが死体となって横たわっていた。ウォンは盗んだクレジット・カードを届けに来て殺されたのだ。2人は昔のギャングの一味ルーサーを脅迫し、例の50万ドルを寄こせと要求。月曜までに必ず手に入れるとルーサーが約束すると、2人は彼の恋人ロザリー(ケリー・シャーマン)を人質として連れ去る。ジャックはウォルデン・ホテルに行く。盗まれたクレジット・カードを調べに来たアルグレンとヴァンザントを手伝うことにするが、2人はいい顔をしない。ジャックはあまり同僚に好かれていないのだ。2人は2階へ。そこではギャンズが娼婦のリザと寝ていた。ギャンスがヴァンザントを射殺。ギャンズとジャックはロビーで対決する。ギャンズはジャックがピストルを捨てないとアルグレンを始末すると脅す。アルグレンが制止したにもかかわらず、ジャックはピストルを放る。ギャンズは即座にアルグレンを射殺して逃げ出した。呆然とするジャック。ギャンズの捜査記録から、レジー・ハモンド(エディ・マーフィ)という黒人の仲間がいたことが分る。彼は今、刑務所で服役中だ。ヘイドン署長(フランク・マクレー)に散々どなられたジャックは刑務所に行き、レジーから情報を得ようとする。しかし、相手もさる者、ここから出してくれという。ジャックは強引なやり方でレジーを48時間だけ仮釈放させることにした。まず、ルーサーのアパートに行き、速繋プレイでルーサー逮捕に成功。つぎに2人は.ビリー・ベアがバーテンをしたことのある卜ーチーという店に行き、ビリー・ベアーがチャイナ・タウンにいることを聞き出した。2人はチャイナ・タウンのビリー・ベアの女友達のアパートに急行。ケイシーというビリー・ベアの友達は、しばらく顔を見ていないという。ジャックはレジーが真相を隠していることに感づき詰め寄った。それがきっかけでニ人はなぐりあう。そののち、ギャンズたちは50万ドルーしかも、それは誰も盗難届けを出そうとしない性質の金だーを狙っていること、その50万ドルは自分のポルシェのトランクに隠してあることを、レジーは打ち明けた。2人がポルシェの置いてある駐車ビルの前で見張っていると、早くも釈放されたルーサーがボルシェに乗って去って行く。2人は尾行した。ルーサーはトランクからアタッシュ・ケースを出すと、地下鉄の駅に人って行く。ギャンズにケースを渡そうとして、ジャックに気づき、たちまち銃撃戦となった。ギャンズ、そしてロザリーを連れたビリー・ベアは電車に乗って逃げ出した。レジーはルーサーを追い、ブロマンズという黒人クラブから彼を見張っていた。レジーの通報でジャックもやって来る。レジーはさっそくキャンディという美人に目をつける。尾行されているとも知らぬルーサーは、バスを盗んで運転してきたギャンズに会いに行き、ケースを渡す。ギャンズはルーサーを射殺。ジャックとレジーがキャデラックで追跡する。だが、またもや逃げられた。バスがチャイナ・タウンで発見された。ジャックとレジーはケイシーのアパートに急ぐ。ビリー・ベアを射ち殺し、逃げ出したギャンズも路地裏で射殺。レジーは刑務所にもどる前にキャンディと楽しみ、半年して出所したらまた来ると約束する。ジャックは「例の50万ドルはお前のものだ。だがまた悪事をはたらいたら、容赦しないぞ」と警告するのだった。(KINENOTE)

監督:ウォルター・ヒル
出演:ニック・ノルティ/エディ・マーフィ/フランク・マクレー/ジェームズ・レマー/デイヴィッド・パトリック・ケリー/ブライオン・ジェームズ

ネタバレ感想

昔は地上波の洋画劇場でエディマーフィの映画がよく放映されてて、その中の一つって感じの作品。相方のニックノルティも当時はまだまだ若く、非常に懐かしい。

この作品ではとにかくスーツに身をまとったスマートかつキレのある動きをするエディマーフィ演ずるレジ―がカッコよく、相変わらず口達者な役柄で、そのセリフもなかなか洒落がきいていて笑える。というか、この作品がエディマーフィの映画デビューだったんだよなぁ。

対するニックノルティ扮するジャックは横暴で横柄でガサツで直情径行型で、かろうじて警官だから堅気の仕事ができてるって感じの傍若無人ぶり。恋人に対しても手前勝手でかなり嫌な奴だが、実はけっこうまともな人間であることが分かってきて、最初はレジーを単なる犯罪者扱いしてたんだけども、捜査が進むにつれて彼を認めていき、心を通わせるようになる。

そういう意味ではこの作品は典型的なバディムービーで、白人の横暴な刑事と黒人の囚人がその絡み合いの中で絆を培っていくところがよいのである。ただ、48時間というタイトルの割には、時間経過にはけっこう無頓着にストーリーが進んでっちゃうのはどうなんだろうか。時間を気にするシーンもないし。

で、この2人はどちらも自分に自信をもってて、一応協力しあって犯人を追い詰めていくものの、今回久しぶりに鑑賞してみてみると、かなり下手こきまくってるし、周囲には甚大な被害を出してる感もあって、けっこうなポンコツコンビであるなぁと思わせた。最後に敵を追い詰めたのも、けっこう運によるものもあったような気が。ただ、そのラストのシーンは、ニックノルティの立ち居振る舞いがなかなかカッコよく、西部劇みたいな感じ。

その辺も含めて、懐かしさもあって楽しめた。ちなみに、わき役たちも、この当時洋画劇場で放映された作品でけっこう見かける人たちがけっこういた。例えば、ルーサー役の人はウォルターヒル監督の『ウォーリアー』に出てたし、『コマンド―』ではシュワちゃんに逆さにされて殺される役の人だ。ジャックに対して「俺はお前の電話番じゃねぇ」って言ってたひともいろんな作品に出てる。あと、署長役の人は『ロックアップ』でスタローンの相棒になってた人だ。あと、敵役のネイティブ系の人は、『プレデター』でプレデターとタイマンする人だね。とかなんとか、実に懐かしい気持ちになる作品であった。

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