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映画 3022 ネタバレ感想 タイトルこれでいいのかね

3022
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3022

木星の衛星エウロパと地球の中継地であるパンゲアにいる4人のクルーたち。ある日、謎の衝撃で地球との通信が途絶えちゃう。その後、別の遭難シャトルを救出して、そのクルーたちも合わさってジタバタする話。どっかで観たことあるようなスペースヒューマンドラマ。つまらないです。ネタバレあり。

―2019年制作 米 91分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:『ダイ・ハード』の制作チームが放つSFアクション。突如大きな衝撃を受けた宇宙ステーション・パンゲア。気絶した4人の乗員が目を覚ますと、地球との通信が切れていた。浮遊するシャトルを発見した彼らは、生存者からあるメッセージを聞かされる。(KINENOTE)

あらすじ:近未来、木星の衛星エウロパで地球外植民地第1号、“エウロパ・ワン”の建設が始まった。地球とエウロパを行き来する技術者のための燃料中継地である宇宙ステーション“パンゲア”にはクルーのジョン、ジャッキー、リチャード、リサが常駐している。ある日、“パンゲア”は大きな衝撃を受ける。気絶した4人が目を覚ますと、地球との通信が切れていた。その後も通信が途絶えたままの彼らは、地球は消滅したかもしれないという認識に至る。途方に暮れる彼らは浮遊するシャトルを発見、3人の生存者に出会う。しかし、キャプテンのダイアンから「エウロパに行け」という地球から受信した最後のメッセージを聞かされる。一体、地球に何が起こったのか…(amazon)

監督:ジョン・スーツ
出演:オマー・エップス/ケイト・ウォルシュ

ネタバレ感想

Amazonプライムで見つけて鑑賞。オマーエップスとか懐かしい。俺の中では北野武監督の『brother』でしか見た記憶がないんだが、今でも役者さんやってるんだね。

3022なんて奇妙なタイトルだなぁと思って鑑賞したんだが、このオマーエップス扮するパンゲアのクルーの一人、ジョンがパンゲアの中で任務にあたってた日にちがこの数字ってことみたい。なんかなぁ…。

この日を境に彼は、パンゲアのステーションが分離したことによって離れ離れになった、女性クルーのジャッキー捜索に乗り出し、奇跡的に彼女を発見し、再開することで物語が終わる。

このお話、引用した解説によると、SFアクションってなってるもんだからエイリアンでも出てくんのかと思いきや、いたって地味なヒューマンドラマ。地球が消滅してしまって戻るべき場所を失ったクルーたちが、生き残りのためにジタバタするお話だった。

ジタバタすると言っても地球がなくなっちまってるもんだから、仮に向かうべき場があるとしたら、植民地として開拓中である木星の衛星、エウロパくらいなもん。

だけど、パンゲアは故障などによりそんな自在に動くことはできないし、ジョンたち4人のクルーのうちリチャードなんかは、すでに希望を失ってて自暴自棄。ジャッキーは娘を地球においてきての任務だったので、娘が気がかりで言動が変になっちゃうし、もう一人の女性のリサは事故のときのケガであっさり死んじゃう。

さらにリチャードは自暴自棄が行き過ぎて自分を宇宙に放り出してどっか消えちゃうし、どうにもならんと思ったジョンとジャッキーは一度は自殺を図ろうとしたんだが、別の任務で宇宙に出ていた際に地球消滅の衝撃で漂流していた3人のクルーを救出することになる。

生き残った5名は人が増えたせいか希望が出てきて、パンゲアを修理してエウロパに向かおうとするんだが、実は増員によって食料やら燃料がエウロパ向かう準備している間になくなりそうな感じ。

それに気付いたヴィンセントってクルーがトチ狂い始めて食料確保のために殺人を犯し始めて船内はシッチャカメッチャカ、ジタバタドタバタして結局はジョンだけ生き残り、ジャッキーとはステーション分離して離れ離れになっちゃう。

んで、さっき紹介したような感じにラストを迎えるというそれだけの話。要するに、地球消滅しちゃって絶望的な状況下で、残された人類の数名が生き残りを図ってジタバタする中で、平静を保てず幻覚見るようになる人が出てきたり、自分が死にたくないので他人を犠牲にする行為をするような奴が出てきたりという人間ドラマ的な話なのだ。

そして、そのお話がどっかで観たことあるような感じで、目新しさがまったくない。しかもツッコミどころ満載というか、そもそも10年もステーションを管理する任務を負った人間が4人だけって、そりゃ無理があるだろ。この人たち、最初の3年くらいで飽きちゃって人間関係壊れかけちゃってるからね。というか、3年もっただけでもすごいほうだ。

さらに、ジャッキーは娘がいるのに10年も放置する任務を選んだわけで、であるから最初は意地でも任務をまっとうすることにこだわる。その割に、望みがなくなってくると娘のことを思い出し始めて後悔しちゃってるし、だったら最初からこんな任務受けんなよと思わなくもない。

ついでに、なんで地球が消滅したのかもようわからんし、エウロパの開発状況がどうなってるのか、そこに人間はいるのか、その辺の説明がまったくない。

そういうことを見せたい作品じゃないのはわかるんだけど、だったらあの既視感覚えちゃうようなストーリーをもう少し楽しく観させてほしかったなぁと思うんである。タイトルの意味は冒頭に書いた通りだが、だから何なんだよって気もしなくもない。

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