Z風暴
ネットフリックスでみつけて鑑賞。ルイス・クーやラム・カートンが出てくる香港映画。ラスト近くのアクション展開は香港の映画っぽいと言えばぽいけども、内容はいたって普通。可もなく不可もないという感じ。ネタバレあり。
―2014年製作 香 92分―
あらすじ・スタッフとキャスト
あらすじ:暴かれた金融スキャンダル。香港市場最大にして最悪の事件から生まれる亀裂は、じわじわとトップのエリートたちへ伸びていく。(Netflix)
監督:デイビット・ラム
主演:ルイス・クー/ラム・カートン/ダダ・チャン/ロー・ホイパン/マイケル・ウォン
ネタバレ感想
汚職捜査専門機関のICACという組織に所属する主人公が、警察の警視職にある男の汚職を暴こうと試みたところ、警視に賄賂を払っていた人間の存在を知り、さらにそいつを操ろうとしている存在を知り、ともかく香港社会のエリート層に捜査の手を伸ばしていくことに。果たして主人公とその部下たちは、エリートどもの悪事を明るみにできるのかーーというのが適当なあらすじ。
正義側が淡々と捜査を進めているように見えちゃうのは、キャラの掘り下げが浅いからなのか、それとも脚本の薄さなのか。いっぽうの悪人側も、悪人ではあるんだけど、なんだか憎たらしさを感じないのは、これまたキャラの掘り下げ浅いのか、脚本が薄いのか。
主人公は過去に妻を失くしてて、ある男を説得する際にその過去を吐露するシーンは、展開的に都合がよすぎる感があった。
ラストはアクション展開になっていくけども、ICACに所属する人は、戦闘訓練も受けているのだろうか? それとも、警察か軍隊に所属した経験がないと採用されないとか? 相手はそれなりに戦闘に長けた集団だったみたいだから、多少は訓練されてないと、あんなに戦えないはず。だからきっと、戦闘訓練は受けているんだろうね。
と、腐してばかりな感じだけども、短い中で特に消化不良もなく物語が収束に向かう点は、娯楽作品としてよいと思う。
で、前も別作品で述べたけども、最近の香港映画の主役はルイス・クーしかいないのか? と思わせるくらいに、俺が鑑賞する近年の香港作品には彼ばかりが出てくる。悪い役者とは思わないけども、個人的にはさしたる魅力も感じてないので、さすがに彼の顔は見飽きた。じゃあ見るなって感じだが、たぶん続編もネットフリックスにあったので鑑賞するだろうな(笑)。
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