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映画『ドラッグ・ウォー 毒戦』ネタバレ感想 ジョニートー監督作品

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ドラッグ・ウォー 毒戦

ジョニー・トー大先生の作品。けっこう大味ではあるものの、潜入捜査ものとして楽しめる内容だし、中盤とラスト近くの銃撃戦のかっこよさは、さすがジョニー・トー監督である。ネタバレあり。

―2014年公開 香=中 106分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「エグザイル/絆」「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」のジョニー・トーによる監督50作目。巨大麻薬組織に挑む中国公安警察の極秘潜入捜査を赤裸々に描き、現代中国のを映し出す。出演は「アクシデント」のルイス・クー、「モンゴル」のスン・ホンレイ、「イップ・マン 誕生」のクリスタル・ホアン、『スウィートシンフォニー』のウォレス・チョン。(KINENOTE)

あらすじ:中国・津海。コカイン製造工場で爆発事故が発生、ひとりの男が車で逃亡後、衝突事故を起こし病院に担ぎ込まれる。中国公安警察の麻薬捜査官・ジャン警部(スン・ホンレイ)は、その男テンミン(ルイス・クー)が麻薬取引に大きく関わっていると察し、減刑と引き換えに捜査協力を要請する。彼によれば「黒社会の大物・チェンビャオ(リー・ズェンチ)から原材料をテンミンが受け取り、自身の工場で精製。完成したブツを津海の魚港を牛耳るハハ(ハオ・ピン)に受け渡す」というのだ。かくして、ジャンや女刑事ベイ(クリスタル・ホアン)、シャン刑事(ガオ・ユンシャン)らが所属する津海警察、原材料を積んだチェンビャオのトラックを追跡中のグオ刑事(ウォレス・チョン)らが所属する珠江警察による合同捜査隊が結成される。その晩、チェンビャオの甥・チャン(ケビン・タン)をハハに紹介しようとしていたテンミンとともに、商談場所のホテルへと向かう捜査隊。チャンとハハは互いの顔を知らないこともあり、ジャンがチャンを装い、ハハに接触。ハハは東北部の大物を知るだけでなく、光州と釜山にシマを持つ韓国マフィア、さらに歌舞伎町をシマに持つ日本のヤクザとも密接な関係があり、アジア麻薬シンジケートを形成しようとしていた。彼との商談をまとめたジャンは、続いてハハを装いチャンに接触。チェンビャオ逮捕へと一歩一歩近づいていく。一方、テンミンは鄂州にいる自分の弟子、ろうあの兄弟(グオ・タオ、リー・チン)が営む工場に原材料を積んだトラックで向かい、ハハとの取引のための出荷作業を進める。翌日、ハハの漁港でテンミンとの密売取引が行われる中、武装警官が介入しハハを逮捕。同じ頃、武装警官は鄂州の工場にも介入するが、ろうあ兄弟の予想外の襲撃に遭い、多くの死傷者を出す。ジャンに疑いをかけられたテンミンは「チェンビャオはダミーにすぎない。真の黒幕は7人の香港人だ」と証言。翌日、ハハを装ったジャンが待ち受ける中、チェンビャオとチャンがハハの漁港を訪れる。彼らの周辺には、ファット(ラム・シュー)をはじめ、ドン(ラム・ガートン)と妻のサー(ミシェル・イエ)、テンミンの兄・スー(エディ・チョン)、彼の名付け親・チュエ(ロー・ホイパン)など7人の香港人の姿があった……(KINENOTE)

監督:ジョニー・トー
出演:ルイス・クー/スン・ホンレイ/クリスタル・ホアン/ウォレス・チョン/ラム・シュー/ラム・カートン/ミシェル・イエ/ロー・ホイパン/チョン・シウファイ/フィリップ・キョン

ネタバレ感想

主役2名のキャラがいい

見所は冒頭に書いたとおり。では、それ以外の部分ではどこがいいかというと、ルイス・クー演じる麻薬製造業者のミンと、スン・ホンレイ扮するジャン警部、それぞれのキャラがいい。

中国では麻薬密売人って逮捕されると、死刑にされちゃうんだっけ? ルイス・クーは捕まったけども、命が惜しくて惜しくて仕方ないから、ジャン警部の捜査に協力することに。途中、ジャン警部が麻薬でヤバイ状態になったときに、ミンが助言を与えることで、ジャン警部は助かる。

こうしたシーンをきっかけに、2人は少しずつ互いを信頼しあっていくバディー・ムービー的展開を見せるのかと思わせておいて、そうはならない。警部は最後までミンを信頼しないし、ミンも自分が生き残るためなら、最後まで、相手が誰であろうと売ってしまう最低の野郎でい続けるのだ。だからミンはああしたラストを迎えることになるんだろうが、この2人のキャラがいいので、最後まで楽しめるのである。

繰り返しになるが、ミンは最後まで自分の命が助かるために動く。自分の命に執着し続けて、仲間を売ることになんのためらいもない。いっぽうのジャン警部は、けっこう自己破壊的な部分もあって、ともかく麻薬組織をぶっつぶすためなら、不眠不休で働くし、麻薬もやっちゃうし、捨て身で銃撃戦をしちゃうのである。

脇役ではベイ刑事がよい

この2人を中心に脇を固めるやつらも個性的でよい。とくに麻薬組織側にはジョニー・トー監督の常連ともいえる役者がたくさん出てくる。聾唖の兄弟もなかなかよい。一方、公安側の人間では、ジャンの部下であるベイ刑事(クリスタル・ホアン)がよい。彼女は非常に有能かつ仕事熱心であり、ジャンから信頼されているのがよくわかる。ああいう人が右腕になってくれると、仕事がしやすいだろうなと思う(そのためには自分も有能じゃないといけないんだがw)。美人だし。

てなことで、数あるジョニ・トー作品の中でも、万人受けしそうな映画であるなと思います。ちなみに、今年(2018年)韓国でリメイク版が公開されて、かなりヒットしているみたい。すげぇ見てみたい。早く日本でも公開されないかな。

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