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映画 ティルデス ネタバレ ラストの結末を見ての感想

ティルデス
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ティル・デス

倦怠期の夫婦の夫のほうが、妻を策略に嵌めて困らせる話。おかなしなところがなくラストまでまとまってるように思ったが、後から考えるとツッコミどころも多い作品。ネタバレあり。

―2022年公開 米 91分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ミーガン・フォックス主演のシチュエーション・スリラー。人里離れたレイクハウスで迎えた結婚記念日。エマは理由もわからぬまま、夫の遺体と手錠でつながれてしまう。外界と隔絶された絶望的な状況からの脱出を試みる彼女に、正体不明の男たちが襲い掛かる。共演は「バイオハザード:ザ・ファイナル」のオーエン・マッケン。監督のS・K・デールは、本作で長編デビュー。(KINENOTE)

あらすじ:夫マーク(オーエン・マッケン)との結婚記念日を迎えたエマ(ミーガン・フォックス)。2人は長い間、仮面夫婦として過ごしてきたが、マークは人里離れたレイクハウスで夫婦水入らずのバカンスを用意し、そこで“結婚生活をやり直したい”とエマに想いを伝える。思いがけないマークの態度に、関係修復を期待して夢心地で体を重ねるエマ。ところが、翌朝目が覚めると2人は手錠で繋がれており、マークはエマに意味深な言葉を残し、拳銃で自分の頭を打ち抜いてしまう。衝撃的な出来事を受け止められないまま、やむなくマークの死体を引きずりながら湖畔からの脱出を試みるエマだったが、車のガソリンは抜かれている上に、電話も故障。外界と断絶されている事実に絶望したエマに追い打ちをかけるように、怪しげな男たちが襲い掛かってくる。果たして誰が何のために、この恐ろしい状況を作り出したのか?そしてエマは、この悪夢から抜け出す事ができるのだろうか……?(KINENOTE)

監督:S・K・デール
出演:ミーガン・フォックス/オーエン・マッケン/カラン・マルヴェイ/ジャック・ロス/アムル・アミーン

ネタバレ感想

適当なあらすじ

マークとエマの夫婦は倦怠期。エマはトムというマークの仕事上の部下と不倫関係が続いてたんだが、マークとの結婚記念日を控えてることもあってか、泣く泣く関係を解消することに。んで、記念日の日、マークはエマに首輪をプレゼント。エマはマークにスポーツの観戦チケットをプレゼントしたが、マークはなぜか、エマに悟られないようにそれをレストランに置いていっちゃう。

んで、サプライズプレゼントがあると抜かしてエマに目隠しをさせて、車で何時間も走り続けた先は、湖畔にある豪華な家。ここで冬のバカンスを過ごしつつ、二人の仲を取り戻そうとエマに提案。それなりに気分を動かされたエマは、彼とセックスをしてその夜を過ごすのであった。

朝、エマが目覚めてみると、マークは自分の腕とエマの腕を手錠でつないでいた。「何のつもりじゃあ」と問い詰めようとするエマであったが、マークは自分のこめかみを拳銃でぶち抜いて死んでしまった。何だかよくわからんが、状況を変えるためにエマは、マークの死体を引きずりつつスマホを探したり、車庫で車を探したりするが、電話は不通だし、車はガソリンが抜かれていた。雪景色の外には、助けを呼べるような人もいなければ家もない。いったいマークは何のためにこんなことをしたのか、そしてエマはこの状況をだっすることができるのかーーというのが適当なあらすじ。

ラストまで適当にネタバレ

レンタルで見つけたので鑑賞。ネタバレしていくと、マークはトムとエマの不倫を知っていたので、エマに浮気されたことの復讐がしたかったらしい。であるから、浮気相手のトムも呼び寄せ、さらには以前エマをストーキングしてたボブ(彼の弟もついてくる)を屋敷に呼び寄せた。ボブはストーカー中にエマの逆襲にあって片眼をつぶされたうえ、ムショ送りになったので、エマを逆恨みしている。

マークはそんなボブに、屋敷にダイヤがあることをほのめかして呼び寄せ、エマをいたぶってもらおうと考えたのである。ちなみに、ダイヤは前夜にエマにプレゼントした首飾りの中に隠してあり、こいつは外すことが容易にできないので、最終的にボブの手によって、エマが首を切り落とされる最期を迎え、ざまぁみろ--という結末を迎えるのがマークのシナリオだった。

ところが、エマはそのシナリオどおりに最期を迎えることはなく、この事件に関わった人間はすべて死んだが、彼女だけが生き残ることになるのである。

考えてみると、おかしな点が

ということで、鑑賞後の感想は、それなりにうまくまとまってる内容だったなぁというものだったが、こうして内容を思い起こしながら記事にしてたら、疑問に思うことがたくさん出てきちゃったなぁ。

そもそも、マークは何で自殺してんのよ。自殺しちゃったら復讐の結末わかんないだろ。あと、トムは何のために呼ばれたん? 穴兄弟になっちまった部下が憎すぎて、ボブに殺してもらうように、命令してたんかなぁ? それとも、あの場に誘い込んでおけば、ボブが勝手に殺すだろうと思っていた?

いずれにしても、マークは死ぬ必要ないんじゃないかね。死ぬにしたって、エマが生首にされてから自殺すればいいわけで。俺だったら、トムの死体とエマをつなげて、自分は高みの見物できるような作戦立てるけど。妻の浮気がショックすぎて、さっさと死にたかったということなんだろうか。しかし、エマの発言によれば、自分もしょっちゅう浮気してたっぽいので、お互いさまじゃなかろうか。

ついでに言うと、エマがトムと不倫してたのはいいとして、どうしてエマはその関係を解消したん? マークが糞人間だとは言え、後ろめたさがあったということなんだろうけど、相手の浮気を憎く思ってたんなら、それをダシに離婚とかもできたんじゃないかね。

設定が先にあったのかな?

などなど、後から考えたらヘンテコに思うところがけっこうあって、起きたら夫が自殺しちゃって、自分はその死体と手錠でつながれている状況ーーってのが設定として先にあり、それを物語としてどう展開してラストを迎えるようにするかを、後付けで考えていったような脚本づくりだったんではないかと思わされた。

てなわけで、面白いようでいてさして面白くもない、なんとも言えない妙な作品でしたな。

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